冬野雪
ねぇ?来世とかってあると思う?
青井夏希
?何で急に?
冬野雪
いやぁ〜そういう哲学系の
本読んでさ?
本読んでさ?
冬野雪
君たちの意見も聞きたくて( ´∀`)
雲野雲海
う〜ん…まず質問なんだけど
その来世の僕たちには今の
記憶があるの?
その来世の僕たちには今の
記憶があるの?
冬野雪
そこも自分の意見で!
青井夏希
私はあると思うな〜
だってたまにそういうの
聞くじゃん?
記憶を持ったまま〜的な?
だってたまにそういうの
聞くじゃん?
記憶を持ったまま〜的な?
雲野雲海
僕は…う〜ん…現世の記憶が
ないけどあると思う
ないけどあると思う
冬野雪
?生まれ変わり的な?
雲野雲海
そう
だって僕たちに記憶無いじゃん
だって僕たちに記憶無いじゃん
冬野雪
確かに…
雲野雲海
神様がこの人には記憶を持った
ままでこの人には忘れさせてとか
不平等なことわざわざしないでしょ
ままでこの人には忘れさせてとか
不平等なことわざわざしないでしょ
青井夏希
そう言われたらそうかも
青井夏希
じゃあ記憶がありますって
言ってる人は嘘ってこと?!
言ってる人は嘘ってこと?!
冬野雪
どうなのかなぁ〜
冬野雪
こういう仕事柄さ?
明日生きてる保証なんか
無いじゃん?
明日生きてる保証なんか
無いじゃん?
冬野雪
こういうくだらない会話も、
もしかしたら明日には
なくなってるかも
もしかしたら明日には
なくなってるかも
雲野雲海
ちょっと縁起でもないこと
やめてよ〜💦
やめてよ〜💦
青井夏希
そうだよ?
冬野雪
まぁこの部隊3人だけど
まだ1人も欠けてないからね〜
まだ1人も欠けてないからね〜
雲野雲海
死ぬ時も3人だよきっと( ´∀`)
冬野雪
げ…今日の任務やば…
雲野雲海
う〜ん…
青井夏希
ま…大丈夫でしょ!( ´∀`)
ちょっとした油断が 3人なら大丈夫だろうという 安心がこの結果を招いた
冬野雪
…
あぁ…神も仏も居ないんだ 冷たくなった2人を見てそう思った いっそのこと自分も連れて 行って欲しかった もう涙も出ない だってこんなに世界は 不平等だから
少し前に話した何気ない会話 今なら答えが分かる 来世なんか存在しない きっと死んで無になるだけ ずっと寂しい暗闇を1人で 何も感じることもなく 居続けるんだ
もうこんな仕事辞めよう こんな現実から逃げて 1人で暮らそう それくらい許してもらえるだろう 二人の居ない世界で







