主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
注意⚠️ 死ネタ・暗くはないように頑張りました ご本人様の関係❌
Natu
illma
ガラガラッ__(扉を開ける音
いつも聞こえる病院の重たい扉を開ける音。この音のおかげで俺は早く反応すること後できる。
Natu
illma
Natu
illma
Natu
俺の夏の初めを飾ってくれるのは病院でも病室でもなんでもない。いるまだ。
他愛も無い会話をして過ごす短い時間でも俺の季節の初めを飾るには楽しかった。
Natu
illma
Natu
illma
illma
Natu
話聞いてよ!
もっと遊ぼう!
一緒にご飯食べよう!
Natu
って言いたいなぁ笑
傲慢な考えが俺の頭の中でよぎる。
illma
illma
Natu
illma
Natu
illma
重たくて悲しい気持ちも全て打ち壊して、冗談を言うように本音を1割混ぜているまと話す。
Natu
illma
Natu
illma
こんな中身の無いうわ言も、なんだかんだ聞いてくれるのは”あなた(いるま)”だけ。
だから、この時間がとっても楽しい笑
リハビリ室
Natu
Natu
Lan(医者
リハビリ担当の愛咲 藍(あいさき らん)。
昔と違って1歩も歩けなくなった俺の担当医師の1人。
Natu
Natu
自分で歩くことが出来なくて少しずつイラつきが募ってきた今でも足に痛みが走る。
それが辛くて、隠すために誰かに我儘をぶつける。
Lan(医者
Lan(医者
Natu
Natu
Lan(医者
いつになっても自分の夢は諦められない。もう、無理だって分かっても少しでも希望があるなら…って薄い希望に縋る。
Natu
Lan(医者
Lan(医者
Natu
Lan(医者
Natu
Lan(医者
Natu
Lan(医者
Natu
息苦しい。
自分の弱みを見せないのって辛い。
Natu
誰かと居ないと自分が壊れそう。
Natu
Natu
カキカキ(絵を描く
suchi(医者
Natu
suchi(医者
俺よりもずっと背が高いすちの顔を見ると優しい顔で笑ってて、さっきまでの壊れそうな自分が隠れていく。
Natu
suchi(医者
Natu
Natu
suchi(医者
suchi(医者
Natu
Natu
suchi(医者
いつもは、俺の傍によく居てくれる担当医師の碧川 須智(みどりかわ すち)。
最近は出張に行っててらんが一人で俺の世話をしてくれてた。
Natu
Natu
スッ…(緑の絵の具を差し出す
suchi(医者
suchi(医者
Natu
suchi(医者
Natu
suchi(医者
Natu
Natu
そんなことない
Natu
suchi(医者
Natu
嘘ばっか言うな
俺だって色分かんなくて、全てが白黒で彩りが無いのが怖い。
なのに、強がってばっか。
Natu
嘘しか付けなくてごめんなさい。
ガラガラッ(扉
Natu
illma
高校の入試が近づいてくるこの季節にいるまと会える日は少なかった。
人と喋る機会も減って寂しくなる季節なのに、俺の心は少しだけ軽くなってた。
Natu
キュッ(手を握る
illma
illma
Natu
分かってたよ。俺だって。
もう、重たい物を持つ事も強く握る事も何も出来なくなった。
それでも、1番大好きな彼にだけは知って欲しくなかった。
illma
Natu
illma
もし、元気じゃなくなった俺には何が残るだろうか。
そんな事を考え始めたら、もう笑うことしか出来なくなった。
Natu
Natu
illma
Natu
illma
Natu
illma
Natu
このとき、軽い口だけの”約束”なんてなんで結んだんだろ…
病室 夜
Natu
illma
Natu
Natu
illma
illma
Natu
久しぶりに独りじゃない夜を迎えられて、いつもは暗い心だって今だけなら明るく居られる。
illma
Natu
illma
プイッ(背く
Natu
いつも顔を背ける時、頬が少し染まること色がわかんない俺でも気付くよ。
だけど
分かってないフリするんだ♪
Natu
Natu
illma
illma
Natu
Natu
illma
Natu
illma
Natu
illma
Natu
illma
illma
なんか、癪に障る。嫌だ。
Natu
ガタッ(ベットから立つ
illma
気持ちだけで動いて、もう感覚も無くなってた足を無理やり床に着けて自分の体を支えた。
ペタっ(足を床に付ける
Natu
illma
Natu
illma
グラッ____(倒れる
無理をして倒れるって分かっても鉛をつけられたような重さの足は伸びたまま、前に倒れた。
illma
Natu
illma
illma
俺の頭を床に打たないように手で後ろから支えてくれて、いるまは激しく床に体を打ちつけたみたいで少し苦しそうにしてた。
Natu
illma
Natu
illma
illma
Natu
強くて、優しい
俺もいつかいるまみたいになりたかったなぁ~…笑
強い後悔
ガラガラッ(扉を引く音
Natu
suchi(医者
Natu
目の見えなくなった俺は、俺専用の病室で細長いパイプに繋がれていつもは静かに過ごしてる。
だけど、扉を引く音が聞こえる度”いるまが来てくれた” んじゃないかってずっと期待を膨らましてた。
suchi(医者
Natu
suchi(医者
Natu
耳が聞こえないわけじゃない。ただ、口周りの筋肉が重く感じて喋るのが辛いだけ。
suchi(医者
Natu
suchi(医者
Natu
2週間ずっと会えてなかった大好きな人に会える。
そんな言葉があるだけで、動かない俺の体も少しは喜んでくれてるように感じてた。
suchi(医者
suchi(医者
いるまと会えることを楽しみに待ってる俺の心情とは反対にすちは暗い顔して俺の顔を伺ってきた。
Natu
suchi(医者
Natu
俺のせいで誰かが大変になるくらいなら。
みんなと一緒に生きていくことが出来なくなるくらいなら。
Natu
Natu
Natu
これでいい。
いや、これでよかったんだよ。 きっと。
suchi(医者
suchi(医者
Natu
分かってるよ。お前が絶対に認めないのは。
俺は一生幸せ者で、一生誰かを傷付ける。
ずっと、ずっと俺にとってのこの幸せが続く訳じゃない。
なら、今回は俺が傷つく番だ。
ガタッ(椅子を引く音
Natu
illma
会える最後の日 帰ろうと椅子を引いて扉の前に立ついるまに声を掛けた。
Natu
illma
Natu
illma
Natu
illma
言葉をかける度、歪むいるまの顔は酷い顔をしてた。
Natu
Natu
illma
その通り、俺はずっと変だったよ。
Natu
いつか
Natu
Natu
Natu
Natu
illma
illma
Natu
Natu
(無視してごめんね。)
荒ぶるいるまは病室の裏に隠れてたらんによって連れて行かれた。
らんには最初から伝えてた。
きっといるまは怒るから、その時は早く俺からいるまを離して…って。
(勝手に居なくなってごめんね。)
Natu
いるまには最初から最後まで見てて欲しい。 俺の生き様を。
もう、長くない俺の限界な身体も恩を仇で返すことしか出来ないダメな俺も。
Natu
誰も居なくなった静かな病室で、俺は最後の一言を自分の口から放った。
自分の終わりを察して、また会えることもないのに軽い口約束なんてして、やっぱり馬鹿だな。
ドサッ___
Natu
頑張って座っていた上半身も誰も居なくなった今、力無く倒れこむ。
そして、重くなる瞼を静かに閉じる。
Natu
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
主(AIに画像作ってもらった☆
ドサッ(壁に寄り掛かる
illma
無理矢理追い出された次の日、なつの言ってた言葉の意味が分からなくて、怖くて学校から直で向かってきた。
suchi(医者
illma
Lan(医者
illma
illma
suchi(医者
illma
illma
illma
illma
illma
親も居ない俺にとって高校入試に大切な人を失うと言う2つの壁は俺の心に大きな穴を開けてきた。
大体週に1回。なつに会って話せる事が俺のずっと心の支えだった。
そんな俺に神が与えたのは、2度目の”孤独”だった。
Lan(医者
Lan(医者
もう、長くないって
suchi(医者
suchi(医者
suchi(医者
Lan(医者
illma
illma
…たすけてれば…ッボソッ
荒ぶった勢いで俺はずっとなつの事を見ててくれた2人に酷いことを言いそうになった。
絶対にそんな事をしてはいけないのに。俺と違ってなつに希望を与えてくれてたんだから。
suchi(医者
suchi(医者
illma
ガタッ___(崩れ落ちる
笑顔で、何時でもうるさくて
自分の出来ないことだって、挑戦してた。
そんな彼の姿が大好きで、去年俺から告った。
illma
あの時なつの顔は、りんごのように真っ赤でまだ見えていた目は潤っていた。
「ありがとう」って、「めっちゃ嬉しい」って…
だから俺も早く病気なんか治して一緒にデートでもどこでも行こうって約束した。
illma
illma
なつの病気はこの1年で急速に悪化した。
色もわかんなくなって
味もしなくなって
元から動きにくかった足も1歩も踏み出せなくなって
目は段々虚ろになって
手の感覚もなくなった
そんな中でも、耳と口だけは働き続けた。
まるで、話だけはしたかった。誰かの声だけは聞いていたかった。
そんな、明るい性格がなつへの希望を残してくれてたのかもしれない。
『いるま!ニコッ』
数十時間前まで聞こえていた声が、俺の中でずっとずっと響き続ける。
『じゃあ、しばらくの間…いってきますニコッ』
この言葉、また帰ってきてくれるって受け取っていいんだよな…?
illma
Lan(医者
illma
suchi(医者
しばらくの間、俺はすちとらんに抱きしめられて泣いてやるからさ
早く帰ってこいよ。
初の400タップ超。
読んでくれてありがとうございました。
コメント
13件
え待ってどうなってんの( まぢ泣いてはいないが号泣案件すぎるんだが( ⬆やばいやつ( なんでこんな上手く作れるんでしょうかねぇえぇぇ????( 半分分けてくれよ( とあ 一人で 5000 押したんだ( 超人 ですかい🙄🙄 ← ← ← 俺どんくらい押そうか(?
うあぁぁぁぁ…うちの涙腺を破壊しないでくれよおぉぉぉぉぉぉ!!泣