TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

東山一

まじかよ……

東山一

美玲ちゃん大丈夫かぁ……?

唐突に消えた美玲を一は心配していた

戸惑う人々

へ、陛下ぁ!?

東山一

!?

戸惑う人々

ここから出して!!

キース

うるさい、騒ぐな!

兵隊

こちらです

キース

!!本当に居ないだと……!?

東山一

(誰も思わないんだろうなぁ、インベントリの中に入ったとか)

東山一

(……っていうか、陛下の絵ええええぇ!!)

東山一

(やばいぜ美玲ちゃん……あんなんバレたりしたら……)

兵隊

へ、陛下!この絵……!!

キース

!この壁画ッ……!!

東山一

(終わった……)

キース

私……か……?

東山一

(……あれ?)

東山一

(な〜んか見惚れてない……??)

兵隊

陛下?

キース

はっ!……なんでもない

キース

にしてもこの短期間でこれほどの絵……あの女一体……

東山一

(いや美玲ちゃんはただの美術部だよ!?)

キース

その横の文字はなんて書いてある?

東山一

(あ、次こそ終わった)

リリス

翻訳してみますね

リリス

翻訳(トランスレイト)

東山一

(はい、やった。だから消しとけとあれほど……!!)

リリス

こ、これは

キース

なんだ?言ってみろ

リリス

……「そなたが魔王を倒すのだ。この愚かなる王め」と

東山一

(……ん?)

キース

何……!?

東山一

(……あ、これ翻訳の性能あんま良くないな!?)

東山一

(でも愚かなる王はさすがに……)

キース

俺が魔王を倒しに行けというのか!?

リリス

……もしかすると美玲さんは、見ているのではなく、共に戦えと言っているのではないでしょうか?

キース

どういうことだ?

リリス

考えてみてください、キース。

リリス

あなたが共に行くことによって勇者達は迷わずに進むことが出来ます。

リリス

その上魔王討伐が完了した時、あなたが参加しているのを国民が知れば……

キース

国民の支持を得ることが出来る……!

東山一

(わーすごい良い方に解釈してるー)

兵隊

陛下!ここに書置きが!

リリス

私が読み上げましょう。

リリス

トランスレイト

リリス

……これは!!?
いえ、しかし、そんなはず……

キース

何が書いてあった?

リリス

……キース

リリス

勇者の皆さんが最初に遭遇した魔物は水スライム2体でしたよね?

キース

確かそうだったが……なぜそんなことを聞く?

リリス

その次はゴブリンでそのまま勇者はゴブリンの村の討伐に行きましたよね!?

キース

……!まさか!?

リリス

この書置き、ただの書置きではなく……

キース

予言書……!!

東山一

ブフォ

キース

何だ貴様!!

東山一

(あ、やべっ!)

東山一

(でもこんなん、笑わずに居れるわけねぇだろぉ!!)

キース

何がおかしい!!

東山一

(あ……これもしかして)

東山一

いやぁすまない。今更気づいたのかって思ってな

キース

彼女のこと知ってるのか?

東山一

ああ、知ってるも何も彼女は俺のダチだぜ?

東山一

彼女言ってたよ。「あなたも本来はこんなとこで足止めされるような者じゃない」って

キース

……騙されると思ってるのか?そんなんでお前を出すわけ……

東山一

俺が言ってるのは本当だぜ?

東山一

考えてみろ、俺の混乱と透明化を合わせて短剣で少しづつダメージを出したとすると?

リリス

!少しずつですが倒すことが出来る……!

キース

なっ……

東山一

お〜っとそれだけじゃないぜ殿下

東山一

もしもだ、俺のスキルが強くなって周りに透明化付与出来たらどうよ?

リリス

間違いなく強くなります!

キース

まて、それだと味方と衝突する可能性もあるぞ

東山一

(あ、やべっ)

リリス

そこはキース、あなたスキルの出番ですよ。

キース

!なるほど……

東山一

(あ、よく分からんが、何とかなった……?)

キース

おい、貴様!

キース

釈放だ。後で勇者パーティに加われ。

東山一

戸惑う人々

うそ!?

戸惑う人々

ちょっと待ってください陛下!!

キース

なんだ

戸惑う人々

私も出るべき人だと彼女が言ってました!!

キース

ほう、どういうふうにスキルを使うのだ?

戸惑う人々

えっと…あ〜…あれ、なんて言ってたかなぁ?

キース

ふん、思い出すまでそこにいろ!

戸惑う人々

そ、そんな……!

キース

おいお前ら

兵隊

はい!

キース

今すぐあの女……いや、美玲様をさがせ!!

東山一

ンッ!

東山一

(笑うな……耐えろ俺……っ)

東山一

そ、そうだ陛下

キース

なんだ

東山一

俺彼女に伝達係を頼まれたんだわ

キース

何!?

東山一

だから良かったら俺も探すの手伝うよ

キース

感謝する。

リリス

ではアイテムをお渡しするので少し待っていてください。

東山一

……

東山一

……ふっ

東山一

ちょれーーーーーーWWW

東山一

まじかよ……美玲様って……皇子ちょろすぎんだろWWW

東山一

あ〜……お腹いてぇ

東山一

まぁ外に出れたし、勇者パーティに入らずに済んだし。

東山一

ほんと美玲ちゃん様々だな!!

東山一

……にしても

東山一

どこいっちまったんだろうな……美玲ちゃん

一方その頃

美玲

……いや、

美玲

ここ、どこ?

勇者のインベントリ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚