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部屋に小さく響く嗚咽

際限なく零れ落ちてくる涙

 

こんなの自分らしくない

でも

不思議と嫌だとは思わなかった

 

きっとコイツらなら受け入れてくれるって分かってるから

 

 

柊星空

〜〜〜!!

声が大きくて、うるさくてテンションが高い奴

 

雨野蒼空

〜〜〜w

口うるさくて世話焼きな奴

 

伊鈴菊

〜〜〜…

引っ込み思案で話しにくい奴

 

莉乃

〜〜〜ー

世話焼きで周りを見てる奴

 

秋風未亜

〜〜〜!!

元気で明るくて太陽みたいな奴

ここにいる奴は全員、全く違う性格をしてる

でも

だからこそ一緒にいたいと思える

 

こういう奴らがいてくれるからオレは

人間関係を諦めないでいられるのかもしれない

結城衣奈沙

………

結城衣奈沙

〜〜〜…

 

オレは細々と小さくそれでいてはっきりと言葉を紡ぐ

 

少し震えた手を抑えつけて

咽の奥が妙につっかえて話しにくかった

でも

コイツらはちゃんと聞いてくれたんだ

 

柊星空

言いたい時にいってよ〜!

 

莉乃

自分のタイミング大事にしな

 

雨野蒼空

幾らでも待つからさ

 

伊鈴菊

無理…しないで…

 

オレは恵まれてるな

秋風未亜

………

秋風未亜

私達は…無理してる衣奈沙くんでも、

秋風未亜

隠してる衣奈沙くんだけじゃない……

秋風未亜

全部引っくるめた、結城衣奈沙くんと

秋風未亜

ちゃんとお話がしたいから…!

結城衣奈沙

………!

それからオレは全部話した

 

中学の時のこと、それより前のこと、親のこと、この前のこと

隠さずに全部

 

結城衣奈沙

……ッ、…

雨野蒼空

……そんな理由で、言わなかったのかよw

結城衣奈沙

……は…?

莉乃

も〜……気にし過ぎだって〜w

結城衣奈沙

……いや…でも…、

柊星空

ボクはそんなに弱くないし!

結城衣奈沙

……それでも…、危ないかも…

伊鈴菊

その時は…、きっと星空くんと蒼空くん、衣奈沙くんが…

伊鈴菊

守ってくれるでしょ…?

結城衣奈沙

……

結城衣奈沙

そりゃ…守るけど……

結城衣奈沙

でも、危険はない方が……

秋風未亜

だからって衣奈沙くんが我慢しなきゃいけない理由なんて

秋風未亜

ないじゃん!!

結城衣奈沙

…、そうだけど……

秋風未亜

ん〜……けどって言うの禁止!!

結城衣奈沙

…はぁ!?

秋風未亜

遠慮も禁止!!、隠し事もダメ!!

結城衣奈沙

いッ…いや急に……

秋風未亜

友達には遠慮も隠し事も要らないの!!

秋風未亜

友達なら……、

秋風未亜

もっと迷惑かけ合っちゃおw

結城衣奈沙

…………

 

あぁ…コイツはズルいな

コイツが言うと全部が正しく思えてきて

今まで悩んでたこととか全部バカらしくなってきた…w

 

結城衣奈沙

………、違うだろ、

雨野蒼空

…?

莉乃

違うってどういう……

結城衣奈沙

……いや…、友達じゃなくて…

柊星空

えぇ!?

伊鈴菊

と…友達じゃない…って……

結城衣奈沙

ぁ…いや………、

結城衣奈沙

“親友”だって……

結城衣奈沙

訂正したかった…だけ……

秋風未亜

…!!

秋風未亜

そだね!w

秋風未亜

友達、じゃなくて私達は親友だもん!(ギュッ

結城衣奈沙

…おわ"ッ///!?!

結城衣奈沙

何すんだよッ///!!!

秋風未亜

えぇ〜……いいじゃん!

結城衣奈沙

よくねぇッ///!!!

秋風未亜

なんでぇ……

莉乃

ほ〜う…?w

雨野蒼空

なるほどねぇ……

伊鈴菊

……w、

柊星空

あ〜…w

全員

(さっさと付き合えよ)

 

結城衣奈沙

……ったく……、

結城衣奈沙

てか…お前ら何ニヤニヤしてんだよ…

莉乃

いやぁ……べっつに〜?w

雨野蒼空

なんでもないよ〜w

伊鈴菊

うん…w

柊星空

なんもないよ〜w

 

秋風未亜

………?

いつも通りだ

 

いつも通りテンションの高い星空

飄々とした蒼空

楽しんでる莉乃

少し肩身が狭そうだけど仲良くしてる伊鈴

 

いつも通り……明るくて星空みたいなテンションした秋風…

 

秋風未亜

〜〜〜!

結城衣奈沙

………

結城衣奈沙

伊鈴菊

……、美亜ちゃんのこと…そんなに見てどうしたの…?

結城衣奈沙

…ビクッ!?

結城衣奈沙

……な、なんでもねぇよ…

 

あ"〜…クソッ……

なんでだよ

いつも通りなはずだろうが

 

なんでだか

秋風未亜

〜〜〜w

アイツがいつもより可愛く見えた気がしたんだ…

莉乃

よ〜っし…

莉乃

そろそろ時間も時間だし帰ろうかw

柊星空

だね!

伊鈴菊

もう6時だ……

結城衣奈沙

暗くはねぇけど、気ぃつけろよ

秋風未亜

分かってるって〜

雨野蒼空

心配になる言い方だなぁ…w

 

ガチャッ……バタンッ

結城衣奈沙

……はぁ…、

結城衣奈沙

やっと静かになった…

結城衣奈沙

………

結城衣奈沙

明日は……学校行くか…

 

つい先程まで騒がしかったこの空間は

オレ1人になり

騒がしさではなく静寂だけがこの空間に残っていた

 

1人考えに耽るように天井を見上げ

今日あったことを思い返す

 

そしてその記憶の中心には絶対に

“アイツ”がいた

結城衣奈沙

………、

 

今までこんなことはなかったはずだ

特定の誰かをこんなにも考えるなんて

 

オレの中で初めてのことで

脳がバグったように思考が止まり、一向に進まない

 

そしてとある仮説を考えた途端

この感情の名前を理解した

 

結城衣奈沙

……嘘だろ、…どうやら……

結城衣奈沙

オレは……

“アイツ”が好きみたいだ

NEXT♡500

 

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