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こえ

っ…なにやってんだよ!

思わず叫んでしまう

こったんが、フェンスの上に座っている

…いや、正確に言うと座らされているのだろう

こったんと一緒にいるのは、男子生徒

ずっと待ち伏せしてたんだろう

こったんの体が少しでも傾けば…

こえ

なにしてんのかって聞いてんだけど?

自分でもびっくりするくらい低い声で言う

いじめっこ

…チッ

男子生徒は、こったんから手を離して去っていく

それと同時に

こったろ

…あっ

こったんの体が、後ろに傾く

こえ

こったん!

ギリギリのところでこったんの手を掴む

でも、こったんは宙ずり状態

こったんは、高いところが苦手だったはず

こったんの手が小刻みに震えている

離さないようにギュッと手を握る

僕の手の上に手が重なる

れるちとくにおだ

れる

せーの…っ!

れるちの合図で手を思いっきり引っ張る

ドサッ

くに

こた…っ!

こったろ

はっ、ゲホッケホッひゅっ

こえ

こったん、ゆっくり呼吸しよ?

れる

大丈夫やからな?

そうこったんに呼びかける

しばらくしたら呼吸は、落ち着いてきたきたみたい

あまり問い詰めるのも悪いなと思って何も聞かず

こえ

…こったん、帰ろ?

それだけ言って一緒に帰った

耳が聞こえなくなってしまった俺は

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