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1件
面白!社長達の反応楽しみー!
nmmn注意
rfmo
※お話は私が考えたフィクションです ※ご本人様とは一切関係ありません! ※捏造モブ
語り手
(少し話が複雑です土下座)
加賀美が一通り話終わると
周りのメンバーは唖然としていた
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約1ヶ月ほど前の出来事だったんです
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その日は、上のお偉いさんたちに呼び出されて
長い時間、最近の魔の研究についてなど
報告を兼ねて会議をしていました
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僕は、すっかり薄暗くなった辺りを見渡しながら
帰り道を歩き出しました
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この時期はありえないぐらい体調を崩してたんだよね
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体調も管理できず、限界を超えてからやっと気付く自分の研究バカなところに
少し虚しさすら感じていたし
心身どちらとも最悪な状態で、こうして上司に呼び出されたものだから、鬱憤が溜まって仕様もないのだ
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人っ子一人いない夜の道で、僕はそう叫びながら足元の小石を上司に投影させてぶっ蹴った
コロン…
転がってゆく上司(小石)を目で追いかけていたら
道半ばで姿が見えなくなってしまった
僕は、その時ふと気づいたんだ
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いつも、ここの辺りは街灯で照らされていて
安全のために夜でも明るいはずだ
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僕は、後ろを振り向いて
歩いてきた道を戻ろうとしたんだ
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後ろにある道にも、街灯なんてひとつも無かった
わかる?
僕はこの道を歩いてきたんだから
遠くの方にお偉いさんの明るい屋敷が見えなきゃおかしいんだよ
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困惑と恐怖ばかりが渦巻くなか
僕を照らしているのは月の灯りだけ
とりあえず僕は、明かりすらない元来た道を
突き進むことにした
やっぱり
やっぱりだ…
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これも魔の仕業だろうか…
そう頭によぎったが、そんな最悪な状況は考えたくもなく、すぐに別のことを考えた
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僕は動かし続けた両足を、休ませるようにして座り込んだ
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いつ、明るくなるのだろうか
果たしてこの道に朝は来るのだろうか
そんな在り来りなことを考えながら、ゆっくりと呼吸を整えた
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僕は少し、何か奇妙なことを思いついたんだ
それが、僕の研究バカな部分に当たるのか
時間帯がとても遅く、深夜テンションだったのか、理由は定かでは無いが
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今思えば、これは英断だったのかもしれない
僕は思いっきり、横にある木々に体を突っ込んでみた
一本道があるなかで、横はほぼ森みたいな感じだった
ガサ、ガサ
出口があるのかも分からない、木が連鎖するだけの目の前の道を切り開いていく
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ガサッ
バキッ!
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僕はそのまま、木に囲まれた視界から、さらに真っ暗闇へと落ちてしまった
気を失っていた僕が目を覚ました場所は
また新しい所だった
ただ、そこは以前と違い明るい場所
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そこは、小さな洞窟だった
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そろそろ、足も心も限界だった
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僕は重い腰を上げ、とりあえず洞窟を出てみることにした
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僕はそこにある光景に目を疑った
海があることではなく
外が快晴であることに
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その可能性はあるにしても
でも、おかしいんだ
こんな浜辺、僕が知ってる限り桜魔に存在しない
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そこで僕は、あることを思い出した
そう、さっき居た場所からどうやって来たかのか
僕は気絶する前にアクションを起こしたじゃないか
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研究者の悪いクセ、危険も考慮せずに こういうことをしてしまう
だけど、この場ではその知恵が十分に働いた気がするんだ
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僕は、海に入る選択をとった
何が鍵なのか、少し分かったから
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ということは…
僕は、冷たい海の奥へ足を進めた
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溺れると、長い時間苦しむことになる
最も辛く、苦しい死に方は
焼死、その次に溺死だと、聞いたことがある
息ができない状況で、いつ死ぬかも分からず
意識が無くなるまで、肺に水が溜まる
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こんな僕の頭上でも、お天道様は皮肉のように強い光で海を光らせていた
バタッ!
同僚A
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同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
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2回死んでようやく此方へ帰って来れた
僕は涙ぐむくらい、喜んだ
同僚A
同僚A
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恥ずかしくも同僚にしばらく付き合ってもらった
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同僚A
僕の疑問に、Aは心底困惑している様子だった
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同僚A
同僚A
同僚A
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僕はAの言っていることが1ミリも理解できなかったから、事細かな説明を求めた
同僚A
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同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
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同僚A
同僚A
なんだ?それ、知らない
同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
Aが言った、昨日の出来事
何もかも、僕の記憶と違いすぎる
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同僚A
同僚A
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同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
同僚A
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同僚A
同僚A
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何もかもが噛み合わない、気味の悪いすれ違い
これは、僕の代わりに調査をしてくれた
同期による諸説なのだけど
3日続いた熱は、魔の効果によるもので
僕に入った魔が、体を操って
あの夜だけ、僕の体の主導権を魔が握っていたらしい
だから、僕が魔に取り憑かれ瞬間
僕が魔のほうに飛ばされてしまったんだ
つまり、魔と僕が入れ替わっているから 僕が何度も死ぬということは、魔が何度も死ぬということにもなる
戻ってこられた理由はこれだろう
それよりも、あのまま自分の体に戻れず
魔に取り憑かれた僕が、Aに約束した「予定」というものが遂行されていたら
一体、どんな恐ろしいことが起きていたんだろう
僕はそれ以上考えないように、今日から体調管理しっかりしようと、心に決めた