ya×jp学校パロ

始業式が終わって生徒・先生共に それぞれのクラスに向かう。 ちなみになお兄の 担当クラスは2年1組。 そしてなお兄の同級生と俺の先輩も 同じ学年を担当している。 知り合いが同じ学年なのは だいぶ嬉しい。

緊張するなぁ。 まあでも教師自体は何年か やってきてる訳だし いつも通り頑張ろう。

そしてもう既に生徒は クラスにいるらしい。 ドアの前に立ち深呼吸をしてから ゆっくりとドアを開けた。

皆わいわいしてて比較的話しやすそう。 いいクラスになるな、確実に。 さっきまでの緊張はだいぶ溶けて 自然体で話すことができる。

じゃぱぱ、って確か 成績トップの…だよね。

クラスメイトが指さした方を見ると みんながわいわい騒いでいる中 机にうつ伏せに寝ている人物がいた。

……まじかよ。

初日から寝るか？ てか、優秀生徒のはずだよな？

成績トップの人物なんだぞ？

さっきから衝撃が凄い。 驚きっぱなしだ。

テストでとってんのか。いや、満点て。 すげぇな。まじで。

ガチで起きないな。 もはや感心するんやが？

いや、もうここまできたら 意地でも起こしてやろう。 そんなことを思っていると。

そう言って、また眠りについた。

あぁ、なお兄が言ってた。

もう意味がわからない。

するとちょうどタイミング良く 廊下の方からドタドタと 足音が聞こえてきた。

なるほど…たっつんも なかなかの問題児な訳だな笑 他の生徒を見る限り遅刻常習犯だな。 なお兄が言っていたのも分かる。

新しいクラスでも皆仲良いな これはとても微笑ましい。

みんなスムーズに自己紹介をしていって 縁龍の番が回ってきた。

眠そうに目を擦りながら 席を立ちこちらを見た。

……今日初めて目合ったわ。

寝てたことはとりあえず置いておいて。 イケメンから褒められるのは 普通に嬉しいな。

…なるほどな。 何となく見えてきたわ、縁龍の性格笑

さっきから感情が忙しいな。 どうやら黄瀬は学年1頭が悪いらしい。 このクラスに学年1位と最下位 がいるってことか。 中々に凄い状況だな、まじで笑

みんなの気持ちが分かった。 のあさんが話す一気に場に 花が咲いたような ふわふわとした気持ちと 雰囲気になる。 クラスに1人はこういう人がいると 空気も和むしとてもありがたい。

この時はまだよく分からなかった。 縁龍じゃぱぱの悪な性格を知るのは もう少しあとになる。