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ハル
ハル
ハル
授業の終わりを告げるチャイムとともに、テキストをカバンへと詰め込む。
隣に座っていた友人に挨拶をし、私は大学を後にしようと立ち上がる。
そんなに急いで、何か用事でもあるの?
いつもならコンビニへ寄って、外の広場でおしゃべりをするのが恒例だった。
100円程度のお菓子を片手に
日が落ち暗くなるまで話が尽きないこともよくあった。
私とは年が離れているとはいえ、未来の自分の友人なだけあって
彼女たちとの時間を居心地よく感じていた。