『 空 を 飛 ん で 消 え れ た ら ___。』─完結─🧷

見た目↑

私はこの世界が嫌いだ

なんでか、？

別に、いじめられたわけでもない

勉強や運動もそこそこできる

両親も優しいし、友達だっている

Xジェンダーとか、病気とかって訳でもない

私に何が、

何が足りないんだ、？

また、何も変わらない1日が始まる

いつものように、朝ごはんを食べ、支度をして家を出る

朝、親は仕事でいない

いなくても、どうってことないが

私が通っている高校は

青葉城西高校だ

どこに通ってても変わりがないだろうが

面倒くさいから

返事は返さない

私だって元々はこんな感じじゃ無かった

あの日から変わったんだ

生きる意味がないと気づいた日から

普通に起きて

いつも通り学校に行って

いつも通り授業を受ける

私はずっと窓の外の空を眺めていた

その時私は思った

なんとなく学校に行って

なんとなく帰って

なんとなく寝て、

そして、また起きる

私の人生に何があるのか分からない

生きてる意味が分からない

そして、空を見てまた思った

この空に飛んで消えれたら。

と

またこれか、

私だって、心配されたい訳じゃないのに

勝手に心配されて

勝手にキレられる

と、思ってもいないことを口に出す

めんどくさいから

ガラガラ

こいつの名前は国見 英(ｸﾆﾐ ｱｷﾗ)

同級生だ

こいつが来ると、女子たちが散っていくから

すごい、ありがたい

が、

すぐ、言いつける

嫌われたって、悪口言われたって

生活に受傷はないから別にいいけどね

屋上にでも行くか、

あの子、興味無いと言うか

なにか、何か、

可哀想なんて、あいつのこと

俺だって知らないし、誰も知らないくせに、

''可哀想''なんて言えないだろ

国見 英(15)嫌いな言葉 "可哀想"