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猛暑

「今日は、猛暑日かな。」

空気が風邪を引いた時みたいで暑い。

七分袖短パンのぼくにはきつい暑さ。

ぼくは身軽で最低限熱くならない、 そんな薄着の服を身にまとった。

風邪をひいている感覚が、 少しずつ逃げていく

少し古めの埃をかぶった扇風機を 起動させて、その前に座った。

風がぼくを洗うようにふき続ける。

時折埃に反応して俯いてしまう。

ぼくはここに座ると考える

夏限定で。

ここに座ると、気持ちよくて、 自分の頭が洗われるような気がした

ぼくは風と向き合いながらまた考える

「 今日、何をしようか 」

目を瞑った真っ暗な視界の中に たった2択の選択がある。

1、何もしない 2、新しいことを始める

空っぽのぼくの頭は直感で作られてる

だからぼくは、2を選択した。

「新しいこと」なんて無いのに。

ぼくは扇風機を止めて立ち上がった。

急げと空気が急かすみたいで、早い。

さぁ、もう昼になりかけている。

早く適当に食べて何か探そう。

空っぽのぼくの頭に何か入れないと。

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