先生
そう言って先生は 私に飴玉を渡す。
澪
先生
先生
澪
先生
澪
先生
先生
先生
先生
私は、覚えてる。
朱里が交通事故に遭って 植物状態になってしまったのを。
澪
澪
澪
あのまま朱里が目を覚まさなかったらもう死んでもいいとすら思っていた。
ずっと朱里のことしか考えられなくて、
その様子を見た「先生」が
「朱里ちゃんを実験台として使っていいならもう一度、その子と話せるようにしてあげよう」
澪
先生
澪
先生
そう言い放ち、先生は目の前の機械を操作する。
渡された飴玉は消えて、 視界が霞みがかっていく。
澪
意識が朦朧とする中、 玄関のドアが開く音が聞こえた気がした。
目の前の澪が消えた そうとしか言いようが無かった
先生
朱里
先生
先生
朱里
先生
朱里
先生
先生
現実世界の朱里ちゃんは もう死んでいるのだが
朱里
朱里
先生
先生
先生
先生
先生
朱里
先生
先生
先生
先生
朱里
目の前の くすんだ茶色の髪をした女性が 機械を操作する。
ふと思った
その瞳が私に似ていると。
何かを聞こうと思った頃には 意識は霞み、気付いたら ソファに寝ていた。
澪
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!