向き合いたい

海月は教師というものが嫌いだ しょせん他人のくせに ずけずけと自分の 触れられたくないところまで 入ってこようとする …そんな人が多かった

住んでたところが田舎だった ということもあり 老人たちや凝り固まった 思想の人たちからの偏見や 差別が多かった ずっとそんなところに住んでると 人を平面でしか見ない思想が 移りそうで気持ち悪くて だから海月は海月のままで 居ることを諦めなかった

ホント…田舎くさ… こんなとこ早くに出て行こう そんなことを毎日思った

でもみんながみんな そういうわけじゃない 特に友達は凄く優しい

この人たちは 僕の事情を知っている人たち 僕を特別視したりしない 大切な友達

この子は 何も知らない子 言う気はない もしあの二人と違って 引かれたらとか考えたら 言わないほうが 仲良くできると思ったから 唯一の後輩の友達だしね…

ただ…しっかり人と向き合うことのできない自分に酷く嫌気が指した… だから「こうなったらあかんで」 なんか言っちゃった ホントはずっと仲良くいたい でもそんなことできない 分かってる