場地圭介
大体の人が伸された頃、元ガリ勉くんが私に声をかけてきた。
中野 澪
と言いながらも精神はどう考えても大丈夫ではない。
なんなら足だって小刻みな震えてるし、手だって強く握っていないと安心できない。 唇を強く噛んで、笑顔を貼り付けていないときっと私は泣いてしまう。 だから、大丈夫なふりをして彼に返事をした。
場地圭介
中野 澪
そう言うと彼は、私とは反対方向へと歩いていった。
私も、自分の帰路を辿ることにした。
なんて事はなく、溜めていたものが全部湧き出てきた。
中野 澪
止めようとして止まらない涙は、私の頬を伝って地面や服へと落ちている。
生憎今は周りに人が居ないので、まぁ少しは泣いてもいいだろうと思いつつ、止まらない涙を軽く拭う。
中野 澪
中野 澪
中野 澪
泣きながら大声で話したため、声がガサガサだ。
でも、ほんとによくわからない。 超有名な不良集団の壱番隊隊長がなんで学校であの格好してんの??
わかんない。ほんとわかんない。
??
中野 澪
聞き覚えのある声がして、私は後ろへ振り返った。
中野 澪
場地圭介
中野 澪
あと、やっぱりな。ってどういう意味??
場地圭介
中野 澪
私今何も言ってないよね?? なんで伝わった??
場地圭介
中野 澪
そんな顔に出やすいかな…?? 気を付けよ…。
場地圭介
中野 澪
どういう事だよ!!!
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続き待ってます!