繁華街の中にある路地裏は暗く 少し入っただけで騒々しい光景とは違う空間となる
そんな場所で何をするでも無くグレイは立っている
グレイ
グレイ
そう言いながら髪を指先でクルクル弄りながら その場に座る
服が汚れそうなのを気にも止めていない辺り 貢がれた服なのだろうか
グレイ
グレイ
グレイ
煌びやかな飾りの空間が広がり
慣れた様子で数名の人と会話を交わし中に入る
VIP席という如何にも高級な席に座り しばし待つと人の足音が近づいて来た
グレイ
ブラン
そこには、普段の少しだらしの無い様子とは変わった 仕事姿のブランが居た
グレイは数秒ブランを眺めると きっとセットに時間を掛けたであろう髪をわしゃわしゃと撫でる
ブラン
ブラン
グレイ
グレイ
ブラン
グレイ
グレイ
ブラン
グレイ
グレイ
ブラン
ブラン
グレイ
ブラン
???
グレイ
ブラン
数十分後 青緑色の長髪が目立つ男が歩いて来た
グレイ
トワ
グレイ
トワ
そうほぼ真顔で言う男はグレイの友人…?
ブランの先輩でもあるホストのフィル、 源氏名をトワと言う
因みに屑である
ブラン
グレイ
ブラン
グレイ
ブラン
グレイ
ブラン
ブラン
トワ
グレイ
グレイ
ブラン
グレイ
グレイ
トワ
ブラン
トワ
グレイ
少し笑を浮かべながら、 近くにあったソフトドリンクから一つ取り出す
グレイ
グレイ
ブラン
少し呆れた様な笑顔を浮かべてグレイからジュースを受け取る
トワ
ブラン
そう会話をしている二人を尻目に グレイはシャンパンを一口含む
グレイ
ブラン
お互いにそう言い合う二人 そんな中トワが口を開く
トワ
トワ
そんな事を ポツリと、笑いながらトワが言った時
バリンッ…と グレイの足元の近くにグラスが投げつけられた
ブラン
投げたのは、紛れも無い グレイ本人で 高級品の靴にはシャンパンが着いてしまった
トワ
グレイ
グレイ
グレイ
トワ
胸ぐらを掴まれて押し倒されそうになりながら トワが手を挙げて焦っている
ブランはというと グレイとトワの間に割って入り込もうとしている
何とも健気な弟だ
ブラン
ブラン
グレイ
ブランの言葉が耳に入ったのか グレイはトワの胸元を離すと財布からカードを取り出した
グレイ
グレイ
ブラン
グレイ
トワ
グレイ
その後無言でドアノブに手を掛け 足早に部屋から出る時「ごめん」とだけ言った
トワ
ブラン
トワ
ブラン
トワ
トワ
トワ
ブラン
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
???
???
グレイ
青色のストレートな髪を一つ結びにしている華奢な青年は 少々特殊な仕事をしているグレイの知り合い
相当なお人好しで今もこうしてグレイに近付いてきた
そして、白髪の髪のこれまた小柄な青年はレノの弟。 幼く見えるがブランとも大差ない年齢だ
レノ
グレイ
ニト
ニト
グレイ
レノ
レノ
グレイ
グレイ
グレイ
ニト
ニト
グレイ
グレイ
グレイ
グレイ
そう言ってニトの手にお札を握らせるとグレイは立ち上がる
レノが遠慮しているもののグレイは完全スルー
寒い風が吹く中 グレイは黒色の三つ編みを揺らして歩く
部屋に入る時
グレイは先程の光景を思い出し 少し体がふらつく
風に吹かれたせいで 自慢の黒髪は少し乱れている
真っ白な肌を伝う水はというと
ゾッとするほど 人間離れしている
こう見るとグレイは まるで目に水が付着しただけの人形だ
グレイ
その言葉は自身か、 それ以外の人に向けた言葉なのかは… 誰にも分からない
グレイ
次回…Episode4『手』 投稿日…未定
コメント
16件
おっほ…怒ったら怖…… 目赤くなるくらい泣いて反省?落ち込んで?たし…自分と決して似たくないブランと似てるって言われて怒ったんかな…
グレイ 怒ると怖い‥( ) 目が赤くなるまで泣いたんだな‥、