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空の下、目指す平和

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空の下、目指す平和

20 - 最悪の再会

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2022年03月06日

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第十八話 最悪の再会

無限城のどこか

瑠璃

はっ、はっ…

瑠璃

(イズミのところからだいぶ走ってきたけど…)

瑠璃

(全然出口が現れない…)

瑠璃

瑠璃

あっち、少し広くなってる…?

わたしは、曲がり角を左に曲がった

すると

瑠璃

瑠璃

無惨だ…

隊士C

これだ!
見つけた!

隊士D

無惨だ!

そこにいた隊士は、わたしだけではなかった

ざっと、十六、七人くらいはいた

そして、見つけた無惨を見て、半ば混乱状態に陥っていた

隊士E

待機なんてしてる場合じゃないだろ!!

隊士E

柱が来るまでに少しでも何か役に…

一人の隊士が、待機命令を無視し、

巨大な肉片に飛びかかろうとした

その時

瑠璃

!!

無惨が現れた

髪は白く、気色の悪い赤黒いものを纏った、

以前とは全く違う姿で

わたしは、無惨が現れた瞬間に

その場から飛び出した

瑠璃

空の呼吸、伍ノ天

強風劣化

無惨

!!

隊士E

!!

瑠璃

っ!

わたしにできたのは、

せいぜい飛び出した隊士を守ること

無惨にはかすり傷一つつけられなかった

まぁ、防御しながらってこともあったけど

瑠璃

下がって!

隊士E

でも…

瑠璃

いいから!

瑠璃

上官命令!

隊士E

、はい

無惨

お前は…

星の呼吸 一ノ流 電光石火

無惨

!!

瑠璃

(くっ、まだ浅い…)

無惨

もう終わりか?

無惨

ではこちらの番だ

無惨がそう言った瞬間、

わたしの視界は血まみれになった

瑠璃

ゴブッ(° ཀ°)

瑠璃

はぁ…はぁ…

次に目を開けられた時、

わたしの周りは血の海だった

無惨

ほう…

無惨

この攻撃で立っていられるか…

無惨

千年以上生きていると

無惨

喰い物か旨いという感覚も無くなってくるが

無惨

餓えていた今の食事は実に美味だった…

無惨

私の為にわざわざ食糧を運んできたこと

無惨

褒めてやろう
産屋敷

瑠璃

っ、

珠世さんも、わたしが動く前に

やられてしまった

瑠璃

絶対に許せない…!

わたしが無惨に近づこうとしたその時、

また襖に呑み込まれた

瑠璃

っ、この!

わたしが飛ばされたところには、

炭治郎と冨岡さんもいた

そして、無惨も

瑠璃

っ、ふ〜…っ

最悪だ

こんなところで再会するだなんて

炭治郎

!!

ギリギリギリギリ

炭治郎の、刀を握りしめる音が、

より一層大きくなる

その度に、冨岡さんが、

「落ち着け」「落ち着け」と、

自身さえも感情が荒ぶっているのに、

必死にそう言っていた

わたしも、その言葉を自分にかけられていると思って、

刀を強く握りしめた

そんなわたしたちを見て、無惨が一言

無惨

しつこい

瑠璃

(はっ?)

無惨

お前たちは本当にしつこい

無惨

飽き飽きする

無惨

心底うんざりした

こいつは、何を言っているの?

無惨

口を開けば親の仇、子の仇

無惨

兄弟の仇と馬鹿の一つ覚え

無惨

お前たちは生き残ったのだからそれで十分だろう

瑠璃

…!

無惨

身内が殺されたからなんだと言うのか

無惨

自分は幸運だったと思い、

無惨

元の生活を続ければ済むこと

こいつは…本当に、何を言っているの?

炭治郎

お前何を言ってるんだ?

わたしと同感だったのか、炭治郎も言った

無惨

私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え

瑠璃

…?🙁💢

無惨

雨が風が山の噴火が大地の揺れが

無惨

どれだけ人を殺そうとも

無惨

天変地異に復讐しようという者はいない

無惨

死んだ人間が生き返ることはないのだ

無惨の言葉は、全く理解ができなかった

こいつは、何を言ってるの?

それしか、浮かび上がってこなかった

瑠璃

日銭を稼いで静かにか暮らす?

瑠璃

鬼殺隊は異常者の集まり?

瑠璃

それは…、

お前だろ!鬼舞辻!!

瑠璃

全く無関係の人をたくさん殺してきて、

瑠璃

自分は神様扱い?

瑠璃

ふざけんな!!!

瑠璃

異常者は、お前だよ!鬼舞辻無惨!!!

気がつくと、わたしは全てを吐き出していた

これまで溜まっていた思い

全てをぶつけて

わたしは、呼吸を整え、涙を必死に拭いた

炭治郎

無惨…

炭治郎

お前は、存在してはいけない生き物だ

炭治郎がそう言い、

より一層空気がざわついた

次の瞬間からは、息をする間もなかった

第十八話 最悪の再会 END

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