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原神 BL 短編集

2 - アルハイゼン×カーヴェ〜すれ違い編〜

♥

205

2023年03月29日

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ある日旅人とパイモンは依頼を受けに スメールに来ていた

旅人

ねぇパイモン…もう少しゆっくり食べないと喉つっかえるよ

パイモン

ん?大丈夫だぞ!(もぐもぐ)

旅人

ほんとよく食べるよね…

パイモン

ふひひ、オイラ食べ物に関しては無限に沢山食べれるぞ!

旅人

ある意味羨ましいよ

カーヴェ

やぁ君たち、ここの席空いてるかな?

旅人

あ、うん…空いてるよ

パイモン

あれ?お前ってたしか…!

カーヴェ

まさか忘れましたって言うんじゃないだろ?

旅人

覚えてるよ、確かアルハイゼンの…

パイモン

同居人のカーヴェ、だろ?

カーヴェ

そうそう、忘れられてなくてよかったよ

旅人

まぁ…忘れはしないかな流石に

カーヴェ

良かったよ、僕もたまたま来たら見覚えのある姿が見えたからね

旅人

なるほど、そうだったんだ

パイモン

アルハイゼンは元気にしてるかー?

カーヴェ

あいつは相変わらずだよ、全く…

旅人

あはは…そうなんだ

旅人

(仲良いのか悪いのか分かんないなほんと)

カーヴェ

ま、あいつのことは置いといて…前回会った時は急だったのもあるから、僕も気が立ってて…そのー、申し訳なかったと思うよ

旅人

そんな、気にしてないよ

パイモン

そうだぞ!オイラ達はそんな小さいこと気にしてない

カーヴェ

あはは、ならよかったよ!あ、マスターお酒を頼むよ!

パイモン

へ?こんな昼間から飲むのか?!

カーヴェ

ん?そうだぞ、昼間から飲んではいけないなんてルールはないだろう?

パイモン

そ、そうだけど…

カーヴェ

安心してくれ、支払いはきちんとする!いつもは余裕ないけど…今日はあるからね!

パイモン

いつもは無いのかよ…!

旅人

あはは…

カーヴェ

さーて!せっかくだし2人の話でも聞かせてもらおうかな?色んな国へ渡り歩いてきたとあいつから聞いたのさ

旅人

んー、そうだなぁ…何処から語ろうか?

パイモン

こいつもお酒好きそうだし…吟遊野郎の話でもするかー?

旅人

それは…なんか違うんじゃない?

パイモン

無難に旅人がモンドで英雄になった話にしよう!

カーヴェ

英雄?!かっこいいじゃないか!

旅人

そんな大袈裟な…

カーヴェ

よし、いいよ!お酒も来たことだ… ぜひとも聞かせてくれ!!

話は大いに盛り上がり カーヴェのお酒も順調に進んだ

カーヴェ

流石旅人!天才だな!…ヒック、

パイモン

の、飲み過ぎだ…

旅人

完全に潰れかけてるね

カーヴェ

なにを!僕はな…ヒック…まだまだ、飲めるんだからなぁ!

パイモン

どうすんだこれ?

旅人

まぁ…モラはあるって言ってたし…置いてっても大丈夫だと思うけど

パイモン

よし、そうしようぜ!

カーヴェ

君達…っ!そんな、置いてくなんて、ヒック…酷いじゃないかあ!

机をバンバン叩いて駄々をこねるカーヴェ

旅人

(酔っ払いほんとめんどくさいな)

パイモン

吟遊野郎より面倒臭いぞ…

カーヴェ

うっ、い、今めんどくさいって言わなかったか?!酷いじゃないか…ヒック…僕だって色々苦労して、うぅ…

パイモン

な、泣き出したぞ…

旅人

これはもうダメだ

カーヴェ

うっ、うぅ…

アルハイゼン

君、ここに居たのか。探したぞ

パイモン

うわぁっ?!びっくりした!

旅人

アルハイゼン…!

アルハイゼン

まさか一緒にいるとは、すまないな

旅人

あはは、まさかここで会うとは思わなくてさ

パイモン

こいつモラはあるって言ってたけど…結構飲んでたから足りない気がする

アルハイゼン

あぁ、足りないだろうな

旅人

だよね…

アルハイゼン

心配するな、想定内だ。お詫びも兼ねて君たちの分も支払おう

旅人

え?!それはいいよ!こっちはこっちで、パイモンが凄い食べてるから

パイモン

そこ強調しなくてもいいだろっ!

旅人

でも事実だし…

アルハイゼン

問題ない、気にするな

旅人

あ、ありがとう…!ならこの借りは別で返すよ

アルハイゼン

あぁ、分かった

パイモン

ふふん、お前もいいとこあるんだな!

アルハイゼン

俺はカーヴェは連れて帰る。世話になったな

パイモン

無視かよっ!!

旅人

あはは…またね

アルハイゼン

起きろ、帰るぞ

カーヴェ

んぇ…、僕はまだ飲める…むにゃ

アルハイゼン

……引きずるか

旅人

(ほんと、一体どんな関係なんだろう…)

アルハイゼンに引きずられ 家に帰宅したカーヴェ

カーヴェ

…はっ!

アルハイゼン

起きたか

カーヴェ

あれ、もう夜…えっと僕は確か昼間…

アルハイゼン

………

カーヴェ

旅人に出会えて、飲んで…

アルハイゼン

君が潰れたところに俺が連れて帰った

カーヴェ

そうそう僕が潰れて…って、え?!

アルハイゼン

なんだ?

カーヴェ

支払いは?!僕結構持ってきたけど足りたかい?!

アルハイゼン

残念だが足りていない、それに踏まえて君は旅人を困らせたからな

カーヴェ

へ?

アルハイゼン

そのお詫びも兼ねて君のモラを使わせてもらった、しかしそれだけでは足りなかったから立て替えた

カーヴェ

え、ぇ…

アルハイゼン

俺に返済する額が増えただけだな

カーヴェ

な、なななんで…っ

アルハイゼン

君が悪い

カーヴェ

うぐ…ほんと!君ってやつは…好き勝手決めて…!

アルハイゼン

フン、これに懲りたらもう二度と飲みに行かなければいい

カーヴェ

嫌だね!僕は日々ストレスを抱えてる!そう…君という存在に頭抱える毎日だ!

アルハイゼン

仕方ないだろう、この家に住んでる以上君にとやかく言える権利は無い

カーヴェ

カッチーン

カーヴェ

分かった!よーし、なら僕はこの家を出てく!

アルハイゼン

…はぁ、好きにしたらいい

カーヴェ

ふん!

アルハイゼン

行く宛てはあるのか?

カーヴェ

教えるわけないだろ!

アルハイゼン

…まぁいい

カーヴェ

モラはちゃんと返すさ!!じゃあね!

アルハイゼン

………

旅人はスメールにて依頼を頼まれ 深い森の奥へ来ていた

旅人

凄い場所まで来ちゃったね…

パイモン

な、なんか昼間なのに薄暗いぞ…

旅人

確かこのあたりだと思うけど

パイモン

ひぃっ!旅人!今奥の方でガサガサ音が聞こえたぞ!!

旅人

危ないから隠れてて…!

カーヴェ

っ!!

パイモン

うわぁああ!でたぁ!!

カーヴェ

ちょ!ぼ、僕だよ!!カーヴェだ!

旅人

か、カーヴェさん?!

パイモン

お、驚かすなよっ!!

カーヴェ

ご、ごめんごめん!依頼してから誰が来るから分からないからね…隠れてたんだ

旅人

か、隠れてたって…と言うかこの依頼カーヴェさんだったの

カーヴェ

うん、そうだよ!いやぁ流石旅人、仕事が早いね!

カーヴェ

っと、この前はすまなかったよ…

パイモン

ほんとだぞ…オイラ達アルハイゼンが来なかったらどうしようって思ったぞ

カーヴェ

あはは、それに関しては申し訳なかったと思ってるよ

パイモン

それで、なんで今度はこんな森の奥で隠れてたんだ?

カーヴェ

話すと長くなるんだけど…実は家出をしたんだ

旅人

い、家出…?

パイモン

家出って…喧嘩でもしたのか?

カーヴェ

喧嘩、そうだね…簡単に言えば、かな

旅人

アルハイゼンは知ってるの?

カーヴェ

もちろん!彼には堂々と宣言してきたからね!

パイモン

お前らってほんと仲良いのか悪いのかわかんないな…

カーヴェ

仲良い?僕はそう思ったことないよ…いや、昔はよかったかもしれないね

旅人

……

カーヴェ

ま、過去の話さ!それで、依頼の件だけど…

旅人

あ、うん…これだけ食材あれば足りるかな?

カーヴェ

おぉ!十分だよ!

旅人

なら良かった

パイモン

ずっとこんなとこで生活するのか?

カーヴェ

…正直帰りたいよ

パイモン

えぇ…?

カーヴェ

でも…

旅人

…?

カーヴェ

ううんなんでもない、今は自由だからね!それはもう最高さ!

旅人

…また数日だったら食材持ってきてあげるよ

カーヴェ

え?いいのかい?!

旅人

うん

カーヴェ

なんて優しい人なんだ君は!彼もこれくらい優しかったらいいんだけどね!

パイモン

旅人はお人好しがすぎるって言われてるからな!

旅人

それ褒めてるの?貶してるの?

パイモン

もちろん褒めてるぞ!

旅人

ふーん…

カーヴェ

あはは、仲がいいね君達は!羨ましいよ…とっても

と、悲しげに笑うカーヴェ

旅人

……

カーヴェ

さて、日もくれたら真っ暗になる。明るいうちに早く戻る事をおすすめするよ!君たちには感謝しかない、この恩はいつか必ず返す!

旅人

分かった、またくるよ

パイモン

じゃあな!のたれ死ぬなよ!

カーヴェ

心配ご無用さ!また会おう

旅人とパイモンは深い森を抜け出し とある所へと向かった

旅人

あ、いた!

パイモン

おーーい!アルハイゼン!

アルハイゼン

………

パイモン

ま た 無 視 か!

旅人

ごめんアルハイゼン…少し、いいかな

アルハイゼン

…なんだ?

パイモン

こいつ…っ

アルハイゼン

カーヴェの事か?

旅人

!…すごいね、分かるんだ

アルハイゼン

彼と接触した以上君たちに頼るのは想定内だ

旅人

まさにその通りだよ

パイモン

エスパーかよ…

アルハイゼン

カーヴェとは長い付き合いだ、彼がどのような行動するかくらい分かる

旅人

カーヴェも言ってた、昔は仲良かったって

アルハイゼン

…昔か

パイモン

昔って…お前ら何があったんだ?

アルハイゼン

教令院の学生時代はカーヴェは先輩だった

旅人

パイモン

せ、先輩…ってことは、アルハイゼンが後輩なのか!な、なんか意外だぞ…

アルハイゼン

学院では入学した順番で学年が決まるからな

旅人

そうだったんだね

アルハイゼン

とはいえ過去の話だ、お互い今ではそんな事は気にしない

パイモン

そういうもんなんだな

旅人

帰りたいって言ってたよ、本当は

パイモン

なんか、寂しそうだったよな

アルハイゼン

…いつもそうだ

旅人

いつもああなの?

アルハイゼン

家に帰らないと駄々こねる事は多々あったが…永らく家に戻らないのは初めてだな

パイモン

本当に戻らなかったら…それでいいのか?

アルハイゼン

恐らく君たちが居るからだろう

旅人

俺たち?

アルハイゼン

スメールで起きた様々な問題に君たちは多く関わった、それに対する信用もあるんだろう。依頼をすれば基本的に引き受けるのは君たちだからな

旅人

そういうことだったのか

パイモン

今度はオイラ達があいつの面倒見なきゃいけないって事か?!

アルハイゼン

その前に連れて帰るから安心していい

旅人

大人しく戻るかな

アルハイゼン

君たちがスメールを出て依頼を引き受ける者がい無くなれば、大人しく戻ってくる。問題ない

旅人

なるほどね…

パイモン

なんかめんどくさいな

アルハイゼン

昔から変わらない

旅人

アルハイゼンはさ

アルハイゼン

あぁ、なんだ?

旅人

これは仮の話だから、ありえないとかは抜きにして聞いて欲しいんだけど

旅人

仮に、本気で戻らなかったらどうするの?

アルハイゼン

……好きにしたらいい

パイモン

いいのか?

アルハイゼン

俺がとやかく言う権利は無い、どう生きてくかは本人次第だ

旅人

全く知らない人の所に行っても?

アルハイゼン

何故そうなる?

旅人

仮定の話だよ

アルハイゼン

………

パイモン

そんな難しい顔して…好きにすればいいって思うんだろ?

アルハイゼン

残念だが…認められないな

パイモン

へ?

旅人

理由は?

アルハイゼン

全く知らない人の家だろう?見ず知らずの人の世話になるなど何があるか分からない、危険すぎる

旅人

危険だからダメなんだ?

アルハイゼン

…君は何が言いたい?

パイモン

(な、なんだか空気が重いぞ…!)

旅人

はぁ、全く素直じゃないねアルハイゼンもカーヴェも

パイモン

と、とにかく!オイラ達また今度あいつに食材運ぶ約束してるんだ!飢え死にされても嫌だからな!

アルハイゼン

そうか

旅人

一緒に付いてきて

アルハイゼン

付いてきてどうする?彼は戻らないと意地を張るだろうな

旅人

言うかもしれないけど、大丈夫だよ

アルハイゼン

…いいだろう

パイモン

じ、じゃあ!明後日くらいにまた向かうからここに集合だ!

アルハイゼン

了解だ

約束の日、アルハイゼンを連れ 再び森の奥へと向かった

旅人

カーヴェー!来たよ

パイモン

おーーい!!

アルハイゼン

…こんな所に来ていたのか

旅人

うん…近くに小さい小屋があって、そこに居るはずなんだけど

パイモン

あ!旅人あれじゃないか!?

旅人

中で寝てるのかな…?

パイモン

おーーい!カーヴェ!

旅人

居ない…?

パイモン

全く、どこいったんだ?

アルハイゼン

……

旅人

とにかくこの近場を探そう!

パイモン

そ、そうだな!

旅人とパイモンは辺りを探しに離れ アルハイゼンは小屋の中に入り探索した

アルハイゼン

…これは

カーヴェ

声が聞こえた気が…もうそんな時間なのか…

アルハイゼン

カーヴェ

あ、アルハイゼン!?な、なんで居るんだ

アルハイゼン

……ここで何してた?

カーヴェ

あ!それみたのか?!全く君という人は!勝手に見ないでくれ!

アルハイゼン

暫く帰ってこないと思えばこんな所に居たとはな

カーヴェ

君には関係ないだろう?そんな小言言いにわざわざ来たのか?

アルハイゼン

……

パイモン

あれ?カーヴェ!戻ってたのか

旅人

カーヴェ!探したよ

カーヴェ

君たちかい?彼を連れてきたのは

パイモン

うっ、それは…

カーヴェ

はぁ…言わないと思ってたのに

旅人

ごめん、だけど2人のためだよ

アルハイゼン

…何?

カーヴェ

僕たちの為って…なんでそうなるんだ

旅人

もっと素直になりなよ

アルハイゼン

…くだらないな

カーヴェ

僕は結構素直だけどね!!

パイモン

あわわ…っ

旅人

ならいいんだね

カーヴェ

何がだい?

旅人

アルハイゼンは知らない人の家でも本人が決めることだから関係ないって

カーヴェ

…へぇ?

アルハイゼン

まて、そうとは言っていないが

旅人

そういう風にも聞こえたよ

カーヴェ

ふーん?そっか、ならそうさせてもらうよ

アルハイゼン

何?本気か?

カーヴェ

君がそう言ったんだろう?仮に、そういう風に言ってなかったとして僕がどうするかは自分で決める、君には関係ない…そういう事だろ?

アルハイゼン

本気で家に帰らないつもりか?

カーヴェ

君は僕は居なくてもいいんだろ?

アルハイゼン

そうとは言っていない

カーヴェ

じゃあなんなのさ!

アルハイゼン

………

パイモン

(旅人〜!どうすんだこれ!)

旅人

(2人きりにしてあげよう)

パイモン

(わ、わかった!)

旅人とパイモンは その場から離れ2人きりにした

カーヴェ

とにかく…僕はこの場所がバレてしまった以上移動する

アルハイゼン

何処に行くつもりだ

カーヴェ

教えない

アルハイゼン

なら着いてく

カーヴェ

は?!なんでそうなるんだ!

アルハイゼン

……

カーヴェ

君が何考えてんのか…さっぱりだ

アルハイゼン

戻ってこい

カーヴェ

…!何を今更言って

アルハイゼン

君がいない家は静か過ぎる

カーヴェ

そ、そんなの…僕じゃなくたって

アルハイゼン

君じゃないとダメだ

カーヴェ

な、何をさっきから…君らしくない!

アルハイゼン

俺らしくない…か

カーヴェ

だってそうじゃないか…!
僕は…僕は…っ!

ぽろぽろと涙を流すカーヴェ

アルハイゼン

カーヴェ、すまなかった

カーヴェ

…うぅ、何を今更…!

アルハイゼン

帰ろう、君の家はある

カーヴェ

……アルハイゼンは僕のこと嫌いな癖に、ほっといてくれ!

アルハイゼン

……

カーヴェ

毎回毎回突き放すなら、最後まで突き放してくれれば…僕は、なんの迷いもないのに…っ!

アルハイゼン

カーヴェ

カーヴェ

…なんだよ

アルハイゼン

嫌いなど思ったことは無い

カーヴェ

…な…っ

アルハイゼン

むしろその逆だ

カーヴェ

ぎゃ、逆って…

アルハイゼン

旅人の言う通りだったな

カーヴェ

…まって、くれ…何が

アルハイゼン

君が好きだ

カーヴェ

…へっ?!

アルハイゼン

ずっと好きだった

カーヴェ

ま、待ってくれ…びっくりしすぎて涙が引っ込んだじゃないか…っ!

アルハイゼン

とはいえカーヴェは俺の事は嫌いだろう

カーヴェ

そ、それは…っ

アルハイゼン

気が付けば叶わぬ恋路に蓋をしていた、考えるだけ無駄だからな

カーヴェ

ちょ、ちょっと待ってくれ…いつから…

アルハイゼン

さぁな、もう随分と前からだ

カーヴェ

う、嘘だろ…そんな素振り…

アルハイゼン

話す機会も無ければ言うこともないからな

カーヴェ

…あ、アルハイゼン

アルハイゼン

なんだ?

カーヴェ

嘘、じゃ…ないんだろ?

アルハイゼン

あぁ、本気だ

カーヴェ

え、っと…その、家に戻っても…いいんだよな?

アルハイゼン

もちろんだ、戻ってくるといい

カーヴェ

わ、わかった…君がそこまで言うなら!

アルハイゼン

……

カーヴェ

旅人には感謝しなきゃだ…

2人で後片付けを済ませ 帰宅した

カーヴェ

家に帰るの…久しぶりだ

アルハイゼン

そうだな

カーヴェ

……シャワー浴びてくる

アルハイゼン

あぁ

カーヴェ

…アルハイゼン

アルハイゼン

なんだ?

カーヴェ

その、ありがとう…

アルハイゼン

……

カーヴェ

…じ、じゃ!

慌ててシャワールームに入り 数分後モヤモヤしながらリビングに戻った

カーヴェ

…ふぅ、

アルハイゼン

……

いつものように本を読むアルハイゼン

カーヴェ

……

カーヴェ

(き、気まずい…)

アルハイゼン

旅人が持ってきた食材で料理を作っておいた、食べるといい

カーヴェ

あ、うん…ありがとう

アルハイゼン

俺は少し休む

カーヴェ

あぁ…うん

カーヴェ

(僕は…意気地無しだな)

カーヴェ

(僕だって何年想い続けたと…)

カーヴェ

(壊れるのが怖いから、言わなかったのに)

カーヴェ

はぁ…ダメだな

一方その頃、森を先に抜け戻った 旅人とパイモン

パイモン

なぁ、旅人…大丈夫なのか?あのまま置いてって…

旅人

悪いようにはならないはずだよ

パイモン

色々複雑そうだよな…あの二人

旅人

昔から仲良かったなら尚更だよ

パイモン

やっぱり、そういう事なのか?

旅人

あからさまだったよ

パイモン

カーヴェはオイラでもなんとなーく分かった、けどアルハイゼンのやつは恋心とか分かるのか?

旅人

アルハイゼンも明らかに好きだーって顔に書いてたくらい分かりやすいよ

パイモン

どこがだよっ!無表情すぎてわかんないぞ!?

旅人

表情はわかんないけど、行動で分かるよ

パイモン

行動?

旅人

そう、カーヴェの事どうでもいいなんて言いながら気にかけてたでしょ?

パイモン

そういえばそうだ

旅人

俺が言う前から分かってたのも彼なりに考えてたんだよ

パイモン

確かに…勘がよすぎるだろってオイラも不思議だったけど

旅人

拗らせてしまってるから素直に言わなかったのかなって思うよ

パイモン

お互い素直じゃなかったら、そりゃ拗れるよなぁ

旅人

仲がよかったからこそ壊したくない友情ってものがあるんだよ

パイモン

なるほどなー、ようやく理解できたぞ!旅人ってホント…すごいな

旅人

あはは…

パイモン

なんというか…恋愛でも英雄だな!

旅人

妹が沢山恋愛に関しては色々話をしてくれたからね

パイモン

おぉ、そうなんだな!

旅人

それが少しでも役に立ててるのかも

パイモン

なんだか色々考えてたら…オイラお腹すいちゃった

旅人

俺もだよ、流石に少し緊張した

パイモン

なら決まりだな!ご飯食べに行こう!

旅人とパイモンは食事を済ませた

旅人

お腹いっぱいだね

パイモン

ふひひ、オイラ満足だ!

旅人

あっという間に外真っ暗だ…

パイモン

沢山あった依頼も片付いたしスメールでの頼まれ事も終えたから、もうそろそろ移動する予定だったよな?

旅人

そうだね…スメールを後にしようと思ったけど…

パイモン

あの二人が心配で、オイラ今夜寝れるかわかんないぞ

旅人

明日様子見に行ってみようか

パイモン

そうだな、放っておくのも気が引けるぞ

カーヴェ

や、やぁ…!

パイモン

カーヴェ!!

旅人

カーヴェさん…!

カーヴェ

ゴホン、その…色々巻き込んですまなかったよ

旅人

大丈夫だった…?

パイモン

その様子だと家には戻れたみたいだな

カーヴェ

まぁ…ね

旅人

また家抜けてきたの?

カーヴェ

違うさ…彼は1度休むって言うから

パイモン

オイラむずむずするぞ…どこまで聞いていいんだ…

カーヴェ

あはは…君たちにこんな事でお世話になるなんてね…

旅人

アルハイゼンから何か言われた?

カーヴェ

う、うん…まぁ、ね

パイモン

なんでそんな嬉しくなさそうなんだ…

カーヴェ

告白されたんだ、あいつの口から「好きだ」なんて言われるとは思ってもいなくて…流石に驚いたよ

旅人

うん

パイモン

あいつ…ちゃんと言えたんだな

カーヴェ

でも、返事が上手く出来なかった

旅人

パイモン

えぇ!カーヴェもそうじゃないのか?

カーヴェ

あはは、もちろん好きだよ彼のことは

パイモン

なら…

カーヴェ

今まで友人として接してたし、今更そんなこと言われても…どう接したらいいのか分からなくなりそうで、怖いんだ

旅人

カーヴェさんは、友人のままがいいの?

カーヴェ

僕は…アルハイゼンの傍に居れるだけでいいとさえ思ってた

旅人

うん

カーヴェ

けれど、彼はああ見えて結構モテるんだ

パイモン

顔だけはいいもんなあいつ…

カーヴェ

そう!それなんだ!

カーヴェ

あいつと1度も絡んだ事ない奴からの人気が絶えないから、いつ相手ができてもおかしくは無いし…その方が僕はいいと思ってた

旅人

それは、どうして?

カーヴェ

僕に対する態度はもう分かるだろう?脈なんかあるわけないと思ってたから吹っ切れるのも容易いはずだった

旅人

でも…ずっと一緒だったんだ

カーヴェ

長年想い続けた気持ちを切り替えるのは色々僕には難しいというわけさ

パイモン

でも告られたんだろ!

カーヴェ

それは…そうだけど、冗談かもしれない

パイモン

そんなわけないだろ!

旅人

信じてないの?

カーヴェ

信じてない…訳じゃない、けど…

パイモン

くぅぅ…!もどかしいぞ!!

旅人

パイモンうるさい…

パイモン

両想いならいいじゃんか!

カーヴェ

……

パイモン

オイラだってあいつの言うことすっっごくムカつぞ!

パイモン

でも、そんな嘘ついてまでカーヴェを傷付けるなんてオイラは思わない

カーヴェ

…あはは、しっかりしてるんだな君は

旅人

意外でしょ?

パイモン

なんだよ意外って!!!

カーヴェ

はぁ…君たちの言う通りだね、僕も素直じゃなかった

パイモン

拗らせすぎだぞ!

カーヴェ

時間的にも起きてる頃だろうし、1度家に戻って彼とちゃんと話をしてくるよ

旅人

うん、それがいい

パイモン

もしアイツが冗談だってまた変なこと言ったら1発オイラがぶん殴ってやる!

旅人

いい結果になるの願ってるよ

カーヴェ

あぁ、ありがとう君たち!

旅人とパイモンと別れた後 カーヴェは家に戻った

カーヴェ

ただいま…

アルハイゼン

おかえり

カーヴェ

起きてたんだね

アルハイゼン

…あぁ

カーヴェ

……あ、あのさ

アルハイゼン

なんだ?

カーヴェ

そ、その…えっと…

アルハイゼン

カーヴェ

カーヴェ

な、なに…!

アルハイゼン

昼間の事だが…

カーヴェ

アルハイゼン

あれは…

カーヴェ

じ、冗談はなしだからな!!

アルハイゼン

…はぁ、冗談ではない

カーヴェ

ほ、本当…なんだな!?

アルハイゼン

あぁ、本音だ

カーヴェ

そ、そうか…ならいい!

アルハイゼン

カーヴェはどうなんだ?

カーヴェ

ぼ、僕は…

アルハイゼン

いや、答えづらいなら大丈夫だ

カーヴェ

いや…その、

アルハイゼン

安心しろ、変わらず接する

カーヴェ

あ、アルハイゼン!!

アルハイゼン

カーヴェ

ぼ、ぼぼ僕も!!

アルハイゼン

…なんだ?

カーヴェ

好きだよ!!!ずっと前から!!

アルハイゼン

…何?

カーヴェ

当たり前じゃないか!

アルハイゼン

君は…大嫌いじゃなかったのか?

カーヴェ

そ、それは…言葉のあやというか…

アルハイゼン

無理に合わせなくてもいい

カーヴェ

なっ?!無理に合わせてる訳ないだろ!

アルハイゼン

……

カーヴェ

僕だって…君と同じだよ

カーヴェ

ずっと好きだったけど…君の普段の態度から好かれてるなんて思うわけが無い

アルハイゼン

………

カーヴェ

だ、黙ってないでなんか言え…!

アルハイゼン

すまない、少し整理させてくれ

カーヴェ

え…?あぁ…

アルハイゼン

今日はゆっくり休むといい

カーヴェ

う、うん…

カーヴェ

(これで…良かったのか?)

カーヴェ

(やっぱり難しいよ、僕には)

夜が明けた

カーヴェ

(ダメだ…モヤモヤしすぎて
あまり寝れなかった)

アルハイゼン

おはよう

カーヴェ

お、おはよう…

アルハイゼン

今日は仕事で暫く家を空ける、好きに使うといい

カーヴェ

あ、あぁ…分かったよ

アルハイゼン

…行ってくる

カーヴェ

行ってらっしゃい…

カーヴェ

………

カーヴェ

(変わらない日常だ…)

カーヴェ

(いや、僕だけが…気まずい!)

カーヴェ

(告白僕もしたのに何も変わらないなんて)

カーヴェ

どうしろって言うんだ…くそっ

カーヴェ

…?あれ、アルハイゼンの奴
鍵持ってくの忘れてる…珍しい

カーヴェ

(いつもは持ってくのに…)

コンコンとドアのノック音が鳴る

パイモン

おーーい!カーヴェ!アルハイゼン!おはよう!!いるかー?

旅人

ちょ、パイモン声デカすぎ

カーヴェ

カーヴェ

おはよう君達!わざわざ家まで来てくれたんだね

旅人

ごめん朝早くから

パイモン

2人が心配すぎてオイラ達様子見に来たんだ

カーヴェ

あはは、なるほど…アルハイゼンなら少し前に仕事があるって家を出たよ

旅人

仕事…?

カーヴェ

あぁ、教令院にいるんじゃないか?

旅人

カーヴェさん、知らないの?

カーヴェ

へ?何がだい?

パイモン

教令院は最近色々あったせいで、その内部調査するのに数日休暇期間らしいんだ

カーヴェ

えっ?!そうなのかい?

旅人

うん…

カーヴェ

きっとその休暇中に片付けないといけない事があったんじゃ…

パイモン

…その、カーヴェ

カーヴェ

パイモン

ちゃんと言えたのか?

カーヴェ

そうだ…言ったよ!言ったけど…

旅人

うん

カーヴェ

整理させてくれって言われたっきり…

パイモン

なんでだよ!!

旅人

うーん

カーヴェ

…どうしたらいい?

旅人

探そう、アルハイゼンを

パイモン

オイラがバシッと!いってやるぞ!

カーヴェ

あはは…ありがとう

パイモン

どーせその辺で本読んでるんだろ!

旅人

カーヴェさん、あの人が行きそうなところ分かる?

カーヴェ

…そうだな、一つだけ心当たりはあるよ

旅人

なら案内よろしく

カーヴェ

あぁ、分かった…!

旅人達はアルハイゼンが 向かいそうな場所へ向かった

パイモン

凄いぞここ…遺跡の跡にしては綺麗だ

旅人

手入れされてる…?

カーヴェ

ここに来るのはほんと久しぶりだよ

カーヴェ

まだあいつと僕が学院生の頃2人でここによく来てたんだ

パイモン

ほぇえ…

カーヴェ

昔から遺跡の事とか、凄い好きだったからね

旅人

ならここから先はカーヴェさん1人で行ってきなよ

カーヴェ

えっ?!

パイモン

オイラも一言あいつに文句言ってやりたいけど…邪魔しちゃ悪いからな

カーヴェ

いや、でも…これ以上何を話せば…

旅人

カーヴェさんはどうしたいの?アルハイゼンとどうなりたい?

カーヴェ

そ、それは…

パイモン

カーヴェが想う気持ちを素直にあのバカに伝えるんだぞ!

カーヴェ

……

旅人

このまま何もしないままだと、現状変わらないよ

パイモン

モヤモヤして疲れるだけだぞ…

カーヴェ

…わ、分かった

旅人

大丈夫、ゆっくり話せば上手くいくよ

カーヴェ

行ってくるよ…ありがとう2人とも

パイモン

応援してるぞ!

カーヴェは旅人達に見送られながら 遺跡の奥へと向かった

カーヴェ

……

アルハイゼン

……

カーヴェ

やっぱり…ここにいたんだね

アルハイゼン

カーヴェ

はぁ…

アルハイゼン

…何故、ここに居ると分かった

カーヴェ

仕事あるなんて大嘘じゃないか、全く

アルハイゼン

流石に誤魔化せなかったか

カーヴェ

君はここに定期的に来てたのかい?

アルハイゼン

…あぁ

カーヴェ

懐かしいね、2人でここに来るのは

アルハイゼン

そうだな

カーヴェ

アルハイゼン…

アルハイゼン

……

カーヴェ

君がどう思ってるか、何考えてるかなんて僕には全く分からないけど

カーヴェ

付き合ってみないかい?僕たち

アルハイゼン

なに?

カーヴェ

その、このまま…何も変わらないのは告白した意味が無くなる

アルハイゼン

しかし…

カーヴェ

僕は君の事が好きだからこそ、付き合いたいさ

アルハイゼン

……

カーヴェ

この歳になって交際するって勇気いるけど、僕はこの先もきっと君のこと諦められずに好きでいるだろうしね

アルハイゼン

君は俺で、本当にいいのか?

カーヴェ

僕は君がいいんだ!

アルハイゼン

後悔しないか?

カーヴェ

何を今更、僕はもう決めたんだ!旅人達が居なかったらずっと逃げてたけど

カーヴェ

自分の道は自分で決める!そこで必要なのは君だ、アルハイゼン!

アルハイゼン

そうか、本当にいいんだな

カーヴェ

あぁ!大好きだからね!!君のこと!

アルハイゼン

カーヴェ

カーヴェ

なんだい?

アルハイゼン

愛してる

カーヴェ

ふぇっ?!?

アルハイゼン

君がそこまで言うなら俺も覚悟を決めよう

カーヴェ

んん?!?

アルハイゼン

今後嫌いだ別れる家出する等一切禁止だ

カーヴェ

ぇ…?!

アルハイゼン

俺は君を手放すつもりは一切ない

カーヴェ

ん、、?!

アルハイゼン

カーヴェ、おいで

カーヴェ

へ?…あぁ

アルハイゼン

いい子だ

アルハイゼンはカーヴェの 腕を掴んで引き寄せれば抱き締め

カーヴェ

ちょ、アルハイゼン…っ?!

アルハイゼン

なんだ?

カーヴェ

いや!その!なんか…急すぎないかっ?!

アルハイゼン

そうか?付き合うならしてもいいはずだ

カーヴェ

…っ!?

アルハイゼンの言葉に 顔を真っ赤にするカーヴェ

アルハイゼン

ふ、可愛いな…

カーヴェ

か、、、かわっ?!

アルハイゼン

もっと早くにこうするべきだったな

カーヴェ

し、、、心臓が、壊れそうだよ僕はっ

アルハイゼン

俺もだカーヴェ、安心しろ

カーヴェ

んなっ、涼しい顔しておいて…っ!

アルハイゼン

君が分かりやすいだけだろう

カーヴェ

君って…やつは…っ!

アルハイゼン

カーヴェ

カーヴェ

な、なにさ…っ

アルハイゼン

これからは何かあれば俺を頼れ

カーヴェ

また唐突な…

アルハイゼン

君の恋人は俺だ、力になる

カーヴェ

うぅ…簡単によくもまぁ言えるよね!

アルハイゼン

何か不満でもあったか?

カーヴェ

はぁぁ…もう…分かったよ、ばか!

アルハイゼン

照れ隠しか?随分と可愛いな

カーヴェ

っ!そ、それ…やめてくれ…心臓持たない!

アルハイゼン

素直になるべきだろう?

カーヴェ

調子のいいことを…

カーヴェ

(僕はアルハイゼンに殺されるんじゃ…?)

後日、旅人とパイモンは カーヴェに呼ばれて集まっていた

旅人

カーヴェさん、お待たせ

カーヴェ

やぁ君たち、待ってたよ

パイモン

オイラ達いいお知らせ聞けると信じてきたぞ…!!

カーヴェ

あぁ、君達のお陰でいいお知らせができるよ!アルハイゼンとは正式に交際スタートした

パイモン

おぉお!!

旅人

良かった…ほんと心配したよ

カーヴェ

あはは、君たい無しじゃ上手くいかなかった…本当に感謝する!

アルハイゼン

俺からも礼を言おう

パイモン

うわぁあっ?!いたのかよっ!

カーヴェ

アルハイゼン!君も着いてきたのか

アルハイゼン

当たり前だろう?2人には世話になった

旅人

あはは…

パイモン

よく言うよな!

アルハイゼン

君も少なからず助言をしてくれたのだろう?

パイモン

う、まぁ…

アルハイゼン

少しは見直した

パイモン

!…えへへ、オイラ褒めたってなんも出ないぞ〜

カーヴェ

終始どうなるかと思ったけど、結果上手くいったから僕は今とても楽しいよ!

旅人

うん、俺もそれが聞けてよかったって思うよ

アルハイゼン

この恩は必ず返そう。また何かあれば俺たちに頼るといい、感謝する

旅人

うん、分かった。ありがとう2人とも

パイモン

オイラ達はもうスメール離れるから、後は2人で何とかするんだぞ!!

カーヴェ

あはは、そうだね…頑張るよ!

アルハイゼン

あぁ、心配ない

パイモン

それじゃあ…そろそろ行くな!

旅人

また今度惚気話聞かせてね

カーヴェ

の、惚気っ?!

アルハイゼン

あぁ、分かった

旅人

ふふ、じゃあまたね!

パイモン

またなー!!

カーヴェ

あぁ、また!!

カーヴェとアルハイゼンは 旅立つ2人を見送った

アルハイゼン

行ったな

カーヴェ

君の言う通りだね、あの二人は凄い

アルハイゼン

そうだろう?

カーヴェ

さーて、僕たちも家に戻ろう!

アルハイゼン

家に戻ってどうする?

カーヴェ

え?いや、特に何も無いよ

アルハイゼン

なら君を堪能させてもらおう

カーヴェ

へ?!

アルハイゼン

早く家に戻るぞ

カーヴェ

ちょ、待ってくれよアルハイゼン!何企んでるんだ君は!!

カーヴェ

(いい予感がしないよ…!)

続く…

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