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僕だけが居ない世界

僕だけが居ない世界

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6

僕だけが居ない世界。

♥

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2021年03月03日

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"テヒョニヒョン"

テヒョン

グガッ!!!

ジョングガ

……僕のこと、思い出した、んですか……?

テヒョン

ああ、全部思い出したよ。

テヒョン

ごめんね、ごめんね…忘れちゃってて、ほんとに、ごめん。

ジョングガ

……………大丈夫です、、、よ。ヒョンが、思い出して、くれたなら……もう……それだけで、大丈夫で、す、

どこかジョングギは虚ろな目をしている。それに不安を覚えながらも話を続ける。

テヒョン

自殺なんて、しないの!俺のために死のうと思わないで!

ジョングガ

……じ、さつ、なんて……して、ないです、よ…?

テヒョン

だけどジョングガが、赤信号を渡って轢かれたって…

じゃジョングガは、俺の為に死を選んだんじゃなくて。 不注意で事故になったって事

ジョングガ

よく…覚えて、ないけど…、徹夜明けで眠たくて……ぼーっと、してたかも…

ジョングガ

テヒョニヒョン、ひょん……ぎゅーってして、いっぱい、撫でて……愛してるって……言って、ください……

テヒョン

ん、分かった

ジョングガの負担にならないように、優しく触る

優しく、けど離さないようにしっかり抱き締めて、頭を撫でる

テヒョン

……ジョングガ、愛してる。世界で一番。……グガがいなきゃ、俺は今頃ダメになってたよ……これからも、支えてよ、ね?

ジョングガ

……ひょん温かい……それに、ひょんの匂い……落ち着く……なぁ…………、ぼく、も……ひ、ょん……の……と、……だい、す……、……っ

最後まで言い切る事はなく、グガの体から力が抜けていく

グガに繋がれた機械から

ピーーーーッ

と音がなるだけ

これが最後なのか……

テヒョン

ぐ、が……っ

涙が止まらない

大切な人を自分のせいで失った事が 悔しくて、苦しくて

テヒョン

なんでっ!!なんで……こんなっ…………っ、なんで、お前が死ななきゃいけないんだよっ……俺から……大切な人を奪わないでくれよ……お願いだから……お願いだから、返して……っ、ジョングガを、返してくれよ、……っ

1つ、また1つ、とシーツに涙がしみる

テヒョン

俺、まだなにもして、あげられてない、のに……っ、ジョングガを、不幸にさせた、だけじゃん……っ、ごめん、ごめんね……俺なんかに出会ったせいで、グガを死なせて……グガにつらい思いをさせて、……っ本当に、ごめっ

この日は人生で1番の泣いた。

誰も居ないこの部屋

ジョングガガ居ない世界

僕はどう生きればいいの…

きっとあの最後のが神様の救済だと。僕は思った。

治るん方法はないから、せめて

完治したテヒョニヒョンとほんの少しでも話す時間をくれた。

テヒョニヒョンが抱き締めてくれて、撫でてくれて。愛してるよって。言ってくれて

とっても、とっても、幸せでした。

欲を言うと、もっと沢山話したかったな

もっと沢山どこかに行きたかった

もっと、たくさんの時間をテヒョニヒョンと過ごしたかった

それは望み過ぎだよね。

テヒョニヒョン。最後言い切れなかったから。今言いうね。聞こえないと思うけど、

ひょん、僕も大好きです。世界で一番愛してる! だからね、テヒョニヒョン テヒョニヒョンは自分を責めたりせず、生きてほしいんです、 僕の愛した人だから。

世界で一番幸せになってほしいって思うのは当然でしょ? 幸せになってね、テヒョニヒョン。 僕は、最後まで幸せでした。

ひょんに会えて、よかった。

ジニヒョンも、ユンギヒョンも、ナムジュニヒョンも、ホソクヒョンも。……それに、ジミニヒョンだって、ずっと支えてくれてありがとう、ございました。 こんな結末になったことをどうか許してほしい、です。 僕は、最後まで前向きだったよ。 ヒョン達が、たくさんお話聞いてくれて嬉しかったです。 ヒョン達も、めっちゃ幸せになってね。

テヒョニヒョンに負けないくらいね!

……これが末っ子として、僕の最後のお願い

聞いてくれないと拗ねますからね!

僕だけが居ない世界

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