過去編

ここは教会。

そう、今は。 終一くんと私の結婚式だ。

助けてくれた彼は、 放っておけないと、彼の家に 連れていってくれた。

…優しそうなお母様で 羨ましいな…

それから私は知らなかった ハンバーグの味や、 彼がやっていたゲームを教えて貰ったりした。

─── 次の日。

しかし、数時間待っても彼女は帰ってこなかった。

まぁ、待ってれば帰ってくるだろうと、僕は勉強机の引き出しにあるダンガンロンパのカセットが入ったゲーム機を取り出そうと引き出しをあけた。 すると…

お世話になりました。 これは少しばかりですが、 お好きにお使いください。

というメモ書きと共に 10万円が入った封筒が添えられていた。

それから彼女を 探しに出たものの、 見つけることは ままならなかった。

それから数年の時が過ぎ、 私は彼が教えてくれたあの楽しかったゲームのオーディションを受け、合格してシナリオを渡され─── ───。

するとその時だった。

誰かが声をかけて来た。

そう言って 声をかけてきたのは─── 。

声をかけてきたのはあの時助けてくれたあの人だった。 私のことは何年も前のことだからわかるわけは無いだろう…

私はその場から逃げてしまった。

そして、コロシアイ学園生活が始まり、私は彼に仕えていた。

それからというもの… 私は運命を変えようとした弾みで 何度か死の瀬戸際まで追い詰められることが多くなった。