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「限界」
━━━━━━━━━━━━━━━ ♦︎青:社畜と歌い手活動を両立している メンタルよわよわ ♦赤水白桃黒×青 病み要素 有 やや過呼吸 有 ━━━━━━━━━━━━━━━
何でも許せる方❕ ↓↓↓
最近はどうも調子がおかしい
何故だか自分でも分からないけど、朝起きるのが憂鬱で 起き上がりたくないと思ってしまう
もうそろそろ起きないといけないのに 身体が思うように動かない
ここ最近はずっとこれだ
ぴこん…っ(通知
だれだろう
頭の理解が追いつかなくて、 とりあえずスマホを確認すると 予定表にはしっかり今日の日付に「会議」と書かれていた
どうしよう
“忘れてた” “今起きた” なんて言ったら 失望されるだろうか
少し前の自分なら、正直に理由を話して 遅れてでも会議に参加していたはず
だけど、今の自分では上手く頭が働かなくて どうすればいいのか全く分からなくなってしまった
そうしている間も、時間はどんどん過ぎていく
そんなこんなしていると、誰かから電話が掛かってきた
プルルル…プルルル…(電話
ないこは別に普通に話しているはずなのに、
いつも通り、話せばいいだけなのに、
ないこが、こわい。
そう言って自分から電話を切ってしまった
今、自分がみんなに迷惑を掛けている
その事実がどうしようもないくらい怖くて とにかく早く行かないとって思った
今、ないこハウスでいつも通り会議をしようと 集まっているのだが、集合時間にまろが来なかった
いつも時間に余裕を持って、 集合時間の15分前には来ているまろ
もし遅れそうだとしてもきちんと連絡をして 必ず会議に参加していた
そんなまろが、何の連絡もなしに遅刻だなんて珍しくて メンバー 一同少し心配している
こんなに重い空気が流れたのはいつぶりだろうか
普段は中々喧嘩することも無いし、 俺たち自身もこの空気感に慣れていない
いむが5日間連続遅刻をしたあの時
その場の空気はもう最悪で、 何か言葉を発すると瞬時にないくんの的になっていた
-💎&🍣
心の中(-💎&🍣) ( いむ/いむくん/ほとけ…早く来いッッ…泣 )
もう皆ただただいむが来るのだけを願ってた
遂に、いむが来た時
がちゃっ…
-💎&🍣
心の中(-💎&🍣&🤪) ぇ……ッッ?
ピンポーン
がちゃっ
いつもと同じように玄関を開けた
でも、そこに現れたのは いつもとは何処か違う雰囲気を纏ったまろだった
何だかあんまり力が入らない
只でさえみんなの時間を奪っているというのに
…みんなこっち見てる
そんなに変なのかな…
分かんない、何か気力が出ないみたいな感じで 口も思うように動かない
あれから…1日、3日、5日…1週間
いくら日が経ってもまろは顔を出さなかった
そして、電話をかけても不在着信、 LINEを送っても既読すらつかない
まろは本業の仕事もある中で いれいすやVOISINGの業務を一緒にこなし、 更にはshortや歌みた投稿も惜しまず個人の活動も怠らない。
活動当初から、 彼が勤勉で努力家なことは分かっていたはずだが 共に過ごしていく上でその凄さに圧倒されるばかりだった。
だけどそんなまろが、 言ってしまえば 今は音信不通の状態
彼のことだ。 全て自分で解決をしようと未だに誰かを頼る事を知らない
きっと1人で苦しんでいる
考えれば考えるほど、 俺は居てもたってもいられなくなった
がちゃっ…
-🤪
家に入り、部屋を見渡すと 思わず息を飲む光景が広がっていた
辺りには物が散乱していて、 空のペットボトルやお酒の缶、既存の食品の容器など… 決して清潔とは言えない状況だった
何となく覚悟はしていたけど、 実際目の当たりにすると胸がとても苦しくなる
…でも、まろの姿は無い
多分、確証は何一つ無いけど…何となく感じる きっとそこに居るだろう。
“よし、行こう”と あにきに視線を送る
そして、恐る恐る寝室への足を進めた
コンコンッ…
少しの希望を持って、寝室のドアをノックするも 何も返事がない
ますます、まろのことが心配になる 一刻も早く行かなければ。 俺の直感がそう思った
がちゃっ
扉を開けたその先には、 いつもの頼れる、スパダリなまろの姿は無かった
何がまろを辛くさせたのだろう あんなに一緒に居たはずなのに、 相方の異変に何も気づけなかった自分が憎い
出来る限り、やさしく、ゆっくり まろに問い掛ける
すると、少し時間は掛かったけど、 ちょっとだけ目を合わせてくれた
まろの辛さ、全部は計り知れないけど 周りを見れば何となくわかる
机の上には、俺が忙しくて手が付かないかもって言って 任せてしまった案件の資料。
その横には、 恐らく本業の仕事であろう画面が映っているパソコン。
床には、帰宅してすぐに限界を迎えたのだろうか 脱ぎ捨てたスーツが散乱している。
布団には、ひとりで耐えようと薬に頼ってしまったのだろう 錠剤がいくつか。
そして、もう遂に限界が来ちゃったんだよね。
至る所に、くしゃくしゃになったティッシュと 少しだけ血の付いたカッター。
一つ一つからまろの苦しみが伝わってくる
そうだったんだ
前、まろが遅刻したあの時、というか それより少し前くらいから様子がおかしいなって思ってた
話しかけても何処か上の空だったり、
会議中に俯いてることが多かったり、
普段なら積極的に案を出すのに 近々では言葉を発すること自体少なかった
そんな前からまろはずっと一人で抱え込んでいたんだ
正直、これほど心を動かれたのはいつぶりだろうか。
俺はずっと 相方に対して何も出来なかった自分を責め続けていた
でも、あにきは違った
ちゃんとまろの性格や良いところ、凄いところを認めた上で それを否定する訳でもなく、 “じゃあ自分達に何ができるのか”を考えていた
そういうところを見ると、改めて “先輩なんだ”と実感させられる
next. ▶︎ 3000♡
読んでいただきありがとうございます…! 連載の方、長い間待たせておいて 新しい作品を投稿してしまって本ッッ当にごめんなさい😭🙏🏻 リアルが結構忙しくて…ッッ((言い訳 これは完全に思いつきの作品なのですが、 思ったよりも手が進み、早く投稿できそうだなと思ったので このような形になりました🙇🏻♀️💦 連載の方も進んでおり、近々投稿できるかなぁと思うので そちらもよろしくお願いします…っ😭
この作品少しでも良いなと思っていただけたら、 いいねやコメント、フォローめちゃめちゃ嬉しいです!!! コメントは必ず返すようにしているので もしよろしければ…っ🙏🏻 💖 感想めちゃめちゃお待ちしております…ッ😭✨️