ーーー…
学校に着くと、もうすでにクラス替えの紙が掲示板に張り出されていた。
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
身長152センチしか無い私がどんなに背伸びをしたって見えるはずがない。
ーートントン
それでも必死に背伸びをしてる私の肩を誰かが叩いた。
林田麗奈
井置蓮
…そこには麗奈と
私を馬鹿にして楽しんでる蓮がいた。
岸原萌歌
岸原萌歌
麗奈と蓮は中学からの同級生で私と拓真が付き合い始めたと同時に、
麗奈たちが付き合い始めたため
4人でダブルデートをするようになり、それがキッカケで仲良くなった。
林田麗奈
林田麗奈
林田麗奈
岸原萌歌
林田麗奈
林田麗奈
麗奈とは1年生の時違うクラスだったから
一緒のクラスになれて嬉しい。
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
私の言葉に対して麗奈はケロッとした笑顔で話しだした。
林田麗奈
林田麗奈
井置蓮
蓮も麗奈もクラスが違うことは、あまり気にしてない様子。
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
"今日会えるかな?"
岸原萌歌
作成したメールを消して携帯をポケットにしまった。
その時
ーーキーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、入学式が始まった。
うちの学校は入学式には2、3年生は出席しないため1時間目は休み時間になる。
林田麗奈
林田麗奈
林田麗奈
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
林田麗奈
林田麗奈
岸原萌歌
私は2人に手を振り、図書室へと向かった。
私が唯一1人でも落ち着ける場所…
図書室の奥の方にある窓から出れるベランダ。
生徒のほとんどがベランダの存在を知らないから
誰かが来ることもない。
1人の時は最高の場所だと思う。
いつも通り窓からベランダに出ると今日は何か様子がおかしかった。
岸原萌歌
ベランダの隅っこにモゾモゾ動いてるものがいる
岸原萌歌
岸原萌歌
恐る恐る人らしき生物に声をかける。
石坂唯斗
低い声とともに振り向いた人を見てビックリした。
岸原萌歌
岸原萌歌
だって、助けてくれた高校生だったから
彼も私に気づいたらしく、立ち上がりこちらに近づいてきた。
石坂唯斗
石坂唯斗
そこにはさっきの低い声が想像できないニッコリ笑顔の彼。
…やっぱり会えましたね?
その言い方じゃまるで会うことを知ってたみたいじゃない?
ていうか
岸原萌歌
石坂唯斗
石坂唯斗
ニッコリ笑顔で平然と言う彼。
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
岸原萌歌
私が慌ててるのに対して彼は何も慌てる様子もなく
私を見て笑った。
石坂唯斗
石坂唯斗
恥ずかしいことをサラッと言う彼に
自分の顔が赤くなっているのが分かった。
石坂唯斗
石坂唯斗
"萌歌先輩"
また名前を呼んだ。
岸原萌歌
私が不思議そうな顔をしていると一瞬だけ口角が上がって
不敵な笑みを浮かべた。
石坂唯斗
岸原萌歌
岸原萌歌
私がゆっくり頷くと彼が手招きをしながら言った。
石坂唯斗
石坂唯斗
岸原萌歌
と、思いながらも顔を近づけた瞬間。
ーーーーーちゅ
……私の唇に柔らかいものが当たった。
岸原萌歌
岸原萌歌
一瞬何が起きたか分からなかった。
だってキスされる理由もなければ
今日会ったばかりの人なのに…
岸原萌歌
混乱している私を彼は楽しそうに見ている。
石坂唯斗
石坂唯斗
岸原萌歌
岸原萌歌
そして
石坂唯斗
照れる様子も緊張する様子もなく、
サラッと告白された。
岸原萌歌
岸原萌歌
初対面相手にキスした次は告白って…
私は嘘とか見抜けないタイプだけど、
流石にそこまで信じるほど馬鹿じゃない。
岸原萌歌
T s u m u g i☀︎
T s u m u g i☀︎
T s u m u g i☀︎
T s u m u g i☀︎
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!