今日は日曜日だ。
今年小一になった娘と遊ぼうと考えている。
パパ(智樹)
よし、折角の休みだから遊園地にでも行くか!
娘(舞花)
うん!楽しみだなー✨
そして遊園地に到着。
看板には、『楽しんでね』と書かれていた。
パパ(智樹)
舞花、この看板にかいてある通りにしなきゃいけないぞ!
娘(舞花)
はーい...絶対?
パパ(智樹)
そう。絶対だ!
パパ(智樹)
そうだ!まずはコーヒーカップに乗ろう。
娘(舞花)
...うん。
パパ(智樹)
コーヒーカップ楽しかったな。あ、観覧車乗るか?😁
娘(舞花)
そうだね...
パパ(智樹)
おい、遊園地つまらないか?
パパ(智樹)
さっきから元気無いぞ?どーした?
パパ(智樹)
看板の通りにしよーね!
娘(舞花)
はーい...
パパ(智樹)
よし、今日は帰ろう!
パパ(智樹)
(きっと疲れていたんだな。)
娘(舞花)
うん。
パパ(智樹)
今日舞花を遊園地に連れていったんだけど全然元気がなかった。何か知ってるか?
ママ(彩月)
あら、そんなことがあったの?
ママ(彩月)
確かに今日は元気無いわね。疲れてるんじゃないかしら?
パパ(智樹)
だよな。あんま深く考えすぎない方がいいよな。
ママ(彩月)
ええ。まだ小さいんだし、余計な心配要らないわ。
そして月曜日。
仕事の合間に携帯を見ていると...
パパ(智樹)
(はー疲れた。携帯見よーっと)
パパ(智樹)
ん?これって俺の娘の舞花だよな...?
パパ(智樹)
自殺っ?!なんでそんなことしたんだよ(泣)
パパ(智樹)
取り敢えず彩月に連絡してみよう。
パパ(智樹)
おい!この鈴木舞花が自殺ってやつうちの舞花か?!
ママ(彩月)
そうなの。さっき病院に行って、なんとか頑張ったんだけど命を落としてしまったわ。
ママ(彩月)
遺書があったのだけれど、そこには「看板の通りにしました。」ってかいてあったそうなの。
パパ(智樹)
(看板の通りって...まさか!)
パパ(智樹)
パパ(智樹)
俺、舞花に自殺しろって言ってたんだ...
ママ(彩月)
え?どういうこと?!
パパ(智樹)
長くなるけど話すね。
まず、遊園地の看板に『楽しんでね』って書いてあったんだよ。それで俺はその通りにしよーねって言ったわけ。そこで気付けばよかったな。まだ舞花はちっさいから漢字読めないの。だからきっと「楽」を飛ばして読んだんだろう。すると『しんでね』だろ?きっとそれで自殺して看板の通りにしたんだ。
ママ(彩月)
そういうことなのね...
ママ(彩月)
ママ(彩月)
娘を殺したんだから、死んで償いなさいよ!
ママ(彩月)
私が家に帰ったら終わりだと思ってね。
パパ(智樹)
(やばい殺される...!)
???
ただいまー
パパ(智樹)
お前誰だよっ!
俺がそいつを見ると、髪の長い貞子のような女性が立っていた。顔を見てゾッとした。
パパ(智樹)
おい...うそだろ?
パパ(智樹)
ちょ...手に持ってるのって?!
パパ(智樹)
うわああああああああぁぁああぁぁあああぁぁぁぁぁあ!