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鬼殺隊士

いったぁ...

五百雀 雪

五百雀 雪

骨、折れてますね

五百雀 雪

蝶屋敷に連れていきましょう

鬼殺隊士

でもまじで死んでなくてよかった...

鬼殺隊士

あたしが簡単に死ぬわけないでしょ

鬼殺隊士

あーもう!まじで痛い!

五百雀 雪

では、行きますよ

鬼殺隊士

あとで俺も蝶屋敷行くわ

蝶屋敷

五百雀 雪

では、あとはお願いします

私は鬼殺隊士をやめて

「隠」になった。

五百雀 雪

ふう...

五百雀 雪

(やっと落ち着いた)

五百雀 雪

(朝からずっと任務で疲れたな...。)

鈴木 獅音

おつかれさま

五百雀 雪

獅音(しおん)せんぱい

五百雀 雪

おつかれさまです

鈴木 獅音

そっちは仕事終わった感じ?

五百雀 雪

はい。

鈴木 獅音

あ、じゃあもしかして手あいてる?

五百雀 雪

まあ...

鈴木 獅音

ほんと?

鈴木 獅音

ごめんね、悪いんだけど

鈴木 獅音

こっち加わってもらっていいかな?

鈴木 獅音

人手が足りなくて...

五百雀 雪

わかりました

鈴木 獅音

ごめんね、ありがとう

鈴木 獅音

こっちの人お願いしていい?

五百雀 雪

りょうかいです

隠の仕事はそれなりに忙しい。

思っていたよりも体力を使う仕事だった。

だけど

あんな怖い思いをするより

よっぽどマシだ。

二年前

最終選別後

師範

おかえり、二人とも

師範

よくがんばったね

一条 晴莉

......

五百雀 雪

...

師範

どうしたの?

師範

二人ともそんな暗い顔をして...

師範

あなたたちはもう隊士なのよ?

五百雀 雪

(晴莉...)

一条 晴莉

...すみません、疲れてしまって

一条 晴莉

今日は休ませてもらいます

師範

え、ええ。

師範

そうよね、疲れてるわよね

師範

ゆっくり休んでちょうだい。

一条 晴莉

はい...失礼します

師範

雪も疲れたでしょう?

師範

ゆっくりお休みなさい

五百雀 雪

...

師範

...雪?

五百雀 雪

...わたし

五百雀 雪

わたし、...やめたいんです

師範

え...?やめたい?

師範

なにを...

師範

師範

ど、どうしたの!?

師範

どうして泣いてるの?

五百雀 雪

むりなんです...もう

五百雀 雪

わたしじゃ、ダメだった...

五百雀 雪

わたしが、わたしが...!

師範

落ち着いて

師範

深呼吸しましょ

師範

ゆっくりでいいから、話してくれる?

師範

なにがあったの?

私はあのときのできごとを

師範にぜんぶ話した。

私はとにかく泣いた。

悲しいのか悔しいのか

気持ちはぐちゃぐちゃで

わからなかった。

鬼殺隊士になることが

怖くてたまらなかった。

このままじゃ続けられないと思った。

師範

ありがとう...話してくれて

五百雀 雪

私はっ...晴莉を助けられなかったから...

師範

もうそんなに自分を責めないで?

師範

二人とも悪くない

師範

あの状況では仕方なかったのよ

五百雀 雪

でも...私、もうこれ以上むりです...

五百雀 雪

晴莉に合わせる顔もないし、

五百雀 雪

なにより...なによりも

五百雀 雪

鬼と戦うことが...怖いんです

五百雀 雪

あのとき、実感したんです。

五百雀 雪

最終日まではぜんぶ晴莉が鬼を倒してくれた

五百雀 雪

私は何もできなかった....。

五百雀 雪

...襲われたあのとき

五百雀 雪

私は動けなかった...

五百雀 雪

晴莉が傷つけられているのを見ても

五百雀 雪

足は動いてくれなかった...

五百雀 雪

動こうとしなかった...!

五百雀 雪

それなのに晴莉は強くて優しくて

五百雀 雪

だから晴莉に置いていかれたとき

五百雀 雪

私は自分が惨めで仕方なかった...

五百雀 雪

こんな思いするならもう......

師範

...雪

師範

雪、あのね...

黒い布を被った女性

お取り込み中失礼します。

黒い布を被った女性

こちら、御館様からお手紙です。

師範

あら、ちょうどいいところに

黒い布を被った女性

師範

この方は「隠」さん

黒い布を被った女性

どうも

五百雀 雪

こ、こんばんは...

師範

ねえ、雪

師範

隊士の仕事をやめてこっちの仕事にしてみない?

これが

私が隠になるきっかけで

獅音せんぱいとの出会いだった。

この作品はいかがでしたか?

1,021

コメント

2

ユーザー

隠のお話か!!! わくわく!

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