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主
主
主
主
主
主
٩(.^∀^.)งLet's go
昼休み。
5年1組の窓際で、春菜は友人2人とおしゃべりをしていた。
いつものように他愛もない話題で笑いあっていたら、明日香が突然声を潜めてこんなことを言い出す。
明日香
明日香
春菜
聞き返す春菜に、明日香は神妙に頷いた。
明日香
明日香
すると、いつもはおとなしい愛美まで、ぐいっと身を乗り出して食いついてくる。
愛美
愛美
明日香
春菜
春菜は驚きの声をあげる
こっくりさんとは、狐狗狸さんという霊を呼び出して質問に答えてもらうという遊びだ
50音と鳥居、それに『はい』『いいえ』を書いた紙を数人で囲み、その鳥居の上に置いた10円玉に全員で指を置いて
「こっくりさん。こっくりさん。おいでください」
と唱えると、こっくりさんがその10円玉に乗りうつってどんな質問にも答えてくれるのだという
でも、こっくりさんを学校ですること禁止されていた
なんでも、何年か前にこっくりさんをした子たちが、間違えて悪い霊を呼び出してしまったという事件があったらしい
何度「帰ってください」とお願いしても帰ってくれず、怖さのあまりに10円玉から指を離した子が気絶してしまって、救急車で運ばれたのだそうだ
明日香
明日香
明日香
そう言って、明日香は目を輝かせる
やってみたくて仕方がないようだ
春菜
春菜
明日香
明日香
愛美
と、愛美も乗り気のよう
春菜
春菜
その日の放課後
一旦教室を出た春菜たちは、こっそりトイレに隠れて廊下から人の気配がなくなるのを待った
個室の中で息をひそめてまっていると、廊下の方から響いてくる足音や声がしだいに聞こえなくなる
人の気配が消えたことを確認してから、3人はそっと足音を忍ばせて自分たちの教室へと戻った
春菜たちの教室があるのは旧校舎の1階
校舎の中はしんと静まり返っている
先生たちはみんな新校舎にある職員室へ行ってしまったみたいだ
下校時刻を過ぎたのに校舎に残っていること、そして禁止されているこっくりさんをしようとしていることに、春菜の胸もドキドキと高鳴る
教室に戻ると、さっそく準備を始めた
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