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実は初葵ちゃんのお話も別で1本だけ上げてたりするので、良ければコチラも! 「【GL】素直じゃないならそれでいい」
初葵ちゃんのキャラ好きです!
あ、ごめ、好きです…… あまりにも好きです…… とても好きです…… 次回は初葵ちゃんsideですね分かりますお待ちしてます……
あれからも、
夏瞳からの好き好きアピールが収まることは無く、
毎日、まるでログインボーナスでも貰いに来るかのように、
ひたすら好意を伝えられ続けた…。
─そんな状況の中迎えた、
試練の校外研修…。
幸い、一日目の行動班は初葵と同じで、
夏瞳とは離れた。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
晴れ渡る空とは対照的に、
俺は中々に沈んでいた。
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
予想の斜め上を行った、初葵の提案に、
思わず体温が上がる。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵はそんな俺の様子を見て、
少しからかうような口調になる。
…ホント、困った幼馴染だ…。
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
意地悪げにニヤニヤし出す初葵。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
…そして、図星だった初葵の推理に、
思わず叫んでしまった。
カオに熱が集まるのが、自分でも分かる。
通行人達がぎょっとして俺の方を見つめてくるので、
コイツが悪いんです、と言わんばかりに初葵を睨んだ。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
コイツの余裕のある笑いが、輪をかけてムカつく…
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
そんなこんなで、
平穏な時間はどんどんと過ぎていき…
先生
先生
先生
先生
先生
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
今夜泊まるところは、ビジネスホテルらしく、
一室一室も、さほど広くないんだとか。
就寝時刻までは、部屋の行き来が可能らしく、
最悪、気まずくなれば、
ちょっとだけ、他の男友達の部屋に逃げ込めば…
先生から自室のカギを渡された俺たちは、
各階に別れて、夕食までの時間を過ごすことになる。
もちろん、女子である初葵とは、階すら離れ、
まるで、救いのいない、谷底に落とされた気分だった…
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳と2人で部屋に入った俺は、
夕食までの自由時間、
お互い荷物なんかの整理をしながら、
案外普通に会話出来ていた。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
正直、もうだいぶ安心していた。
コイツに告られたことすら、忘れかける程に。
─でも、
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
時々、夏瞳がふわっと微笑む度に、
「コイツが俺の事を好きなんだ」…と、
何故か、思い出された。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
また、取り留めのない会話をして、
そのまま時が過ぎる。
…と、思ってた。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
…あの時までは。
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
─まただ。
またコイツは、そんな顔で笑う。
…どこか、もどかしい。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
…そして、
もう既にちょっと気まずい気がするのは、
…俺だけ?!
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
急に名前を呼ばれ、少し驚く夏瞳。
紗樹(サキ)
…ここに初葵が居たら、
「ヘタクソ!」と叩かれてそうな、空気の逸らし方だが、
もうこれしかない。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
言い終わらないうちにドアの方まで歩き、
ドアノブに指を掛ける。
無理やりすぎて非常に申し訳ないが、
今の空気を紛らわすのに必死で、
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
コイツの行動が、読めてなかった。
初葵(ハヅキ)
ルームメイト
ルームメイト
初葵(ハヅキ)
ルームメイト
初葵(ハヅキ)
…というか、今はそれどころじゃない!!
私の部屋のちょうど真下は、なんと紗樹達の部屋!
ラッキー!!
…頑張れば、██(自主規制)の声とか、
聞こえたりしない?!
初葵(ハヅキ)
ルームメイト
ルームメイト
ルームメイト
ルームメイト
ルームメイト
頑張って声を聞こうとしながら、
…ふと、考えを巡らせた。
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳との部屋でのイチャラブの可能性に触れた瞬間、
顔を赤くして、そっぽを向いた幼馴染。
初葵(ハヅキ)
紗樹(サキ)
考えていたであろうことを言い当てると、
真っ赤になって叫んだ幼馴染…。
初葵(ハヅキ)
あの時点で察してはいたが、
今考えると、もう確定かもしれない。
初葵(ハヅキ)
初葵(ハヅキ)
私はより一層聞き耳を立てた。
正直、定期テストより集中している自信がある。
…そんな私に、ルームメイトが一言。
ルームメイト
初葵(ハヅキ)
ルームメイト
他の部屋に逃げようと、ドアノブに指を掛けた。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
名前を呼ばれたので、振り向こうとした。
─瞬間、
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
腰に手が回されていて、
背中には温もりを感じた。
─抱きつかれたのだと悟ったのは、数秒後だった。
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳が、ドアノブに掛けていた指に、自分の指を絡める。
紗樹(サキ)
夏瞳の指が、指の間をするりと通り、
思わず体がピクっと反応した。
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
消え入りそうな、泣きそうな声に、
ふわっと流れてくるシャンプーの匂いに、
風呂上がりの夏瞳の体温に、
…脳が、くらっと揺れる気がして、
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
思わず、
夏瞳(ナツメ)
─手を握り返した。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
言われた瞬間、
何かが崩れた気がした。
紗樹(サキ)
気づけば、俺は、
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
俺の指に伸ばされていた、
夏瞳の腕を掴んで、
引き寄せていて…
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
…抱き締めようとして、
やっぱり、夏瞳の肩に頭を置いた。
…まだ、俺にはそんなことできる資格がないと思った。
紗樹(サキ)
もう何度目だろう、
─コイツの事で、溜息をつくのは。
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
…察した…だろうか。
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
少し触れているだけで分かる程、
夏瞳の体温が高い。
…お風呂上がりだから?
…それとも─
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
…見なくても分かる。
きっと夏瞳の顔は真っ赤だ。
紗樹(サキ)
そしてまた溜息。
…だけど、
こんな溜息も、もうこれで最後。
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
そう言って、やっと、
俺は夏瞳を抱き締めた。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
お互いに少し落ち着いてから、
俺らは、色んなことを話していた。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
からかうような笑みを、夏瞳に向ける。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
分かりやすく顔を赤くし、俺から目をそらす夏瞳。
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
紗樹(サキ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)
夏瞳(ナツメ)