そして次の日の朝、校門前。
颯太
おはよう!
楓
おはよう!
颯太
!!!
楓
どうしたの?
颯太
楓俺の声良く聞こえてるじゃん!
楓
新しい補聴器買って貰ったの!
颯太
そっかぁー!
颯太
良かったな!
楓
うん!
そして教室
俺たちの目に映ったのは1枚の写真だった。
颯太
これ、
楓
昨日私達が行ったクレープ屋の写真!
颯太
しかもここに写ってるのって俺たち!
クラスメイトA
ねぇ、お前らって付き合ってんの?
クラスメイトB
そんなわけねぇよな!
真里
そうよ!こんな耳が聞こえない子と付き合ってるわけないでしょ!
クラスメイトA
ま、それもそうだよな!
真里
ねぇ!…颯太
楓
……
颯太
そ、そうだよ!何言ってんだよ!
颯太
俺が、こんな、耳が聞こえない奴と付き合ってるわけないでしょ!
真里
だよねぇー!
颯太
それにこんな、ダサいヤツw
楓
…私…ちょっと。
颯太
楓!!!
楓は、そのまま廊下に飛び出して行った。