不思議な雪だるまの世界

前回

おら子ちゃんのおかげで檻から出ることが出来た

そして、決意を固めることもできた

あとはおらふくんに話すだけ

目の前にいるおらふくんは

力が暴走しているのか、

それとも自分の意思か…？

分からないが、周りは凍っているし

なんならおらふくん自身も凍りかけていた

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ(震)

どんどん壁にヒビがはいっていく

時間の問題だろう

そうおらふくんが言うと横に扉が出てきた

扉を開けると光が眩しくてまともに目を開けられない

大丈夫

おらふくんはすぐ横にいる

身を任せるように扉をくぐった

俺は吹雪の中倒れているおらふくんを見つけた

ぼんさんが言ってたことによるとどうやら力が暴走しているらしい

このままではおらふくんは確実に…

そのとき、俺は直接頭の中に入れないかとみんなに提案した

ちょうどねこおじがアタマニハイール？とか作ったとか言ったの覚えていたから

しかし、まだ試作品のため夢の中では記憶を失ってしまうかもしれないと言われた

それでも助けるためにはこれしか思いつかなかった

夢であったこと、何があったかも、みんなは覚えていなさそうだった

俺も夢での出来事は朧気だ

でも…気になったことはいくつか覚えている

おら子ちゃん…どうしてあのときのおらふくんは知らなかったんだろ？

いつも話してくれていたって…

たぶん本人に聞いても分からないだろう

色々聞きたいし、氷の事だって知りたい

そんなに一気に聞いたらまたパンクしちゃうよね

またいつか、聞こうかな

Happy END