テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
????
???
顔はよく見えない、明るい女性と男性が出てきた。
みんな優しい……?そんなことあるはずない
だってこの世界は……__
鉄の軋む音で目が覚める。
湿った石床、冷たい鎖の感触。
ここは――奴隷収容区 第三房。
エリカ
エリカ
エリカという若者がいた。
身分は奴隷。
鉄格子の向こうから、奴隷商人の声が響く。
奴隷商人(使い回し)
隣の檻では、年上の人が小さく震えている。 目が合うと、彼女は唇を噛んで首を横に振った。
――声を出すな、という合図だ。
奴隷商人(使い回し)
奴隷の身分で生まれてきた人々を売りさばく 『奴隷商人』らは今日も大金を手に入れるために必死だ。
こんな世界間違ってる…。
そのうちの1人がこちらに近ずいてきてこう言う。
奴隷商人(使い回し)
奴隷商人(使い回し)
エリカ
私は涙脆い。 すぐ逆らうし、すぐ泣く。
それが原因で私は貴族から不人気
商人の言葉で私は目から涙を静かに垂らした。
奴隷商人(使い回し)
エリカ
髪の毛を乱暴に掴まれた。 乱雑に扱われ、買われては返品される日々が続いた。
奴隷商人(使い回し)
荒れた呼吸をエリカは整えた。
一息吐いた時、ドアに付いているベルが揺れ、 チリンと音を鳴らした。
その瞬間、沢山の貴族が中へと引き寄せた。
鉄格子の前に立つ人物は、豪奢な外套をまとった貴族だった。
白い手袋で顎を押さえ、品定めするように檻の中を見回す。
金持ちそうな貴族
商人が媚びるように笑う。
奴隷商人(使い回し)
金持ちそうな貴族
金持ちそうな貴族
奴隷商人(使い回し)
商人はすぐ、ベラベラと私の良いところを話し出した。
大金を得るために商人は必死に嘘の情報も伝える。
貴族は嘘だと言うことも疑わずに騙されてる。
金持ちそうな貴族
奴隷商人(使い回し)
足音が遠ざかる。 檻の中に、重い空気だけが残った。
商人と貴族が話している時、豪奢でも威圧でもない――柔らかな空気をまとった貴族が、エリカの前に立っている。
年齢は若め。 声も低すぎず高すぎずな男。
???
――その言葉を聞いた瞬間、胸がざわつく。
さっき“選んでいた”のは、別の貴族だった。
なのに、この人はまるで「最初から自分を選んだ」みたいな顔をしている。
エリカは何も言わず、ただ黙って貴族を見る。
???
場の空気が、一瞬で凍る。 商人は露骨に慌てた。
奴隷商人(使い回し)
優しい目の貴族が、商人ではなくエリカを見る。
???
――ざわり。 周囲の貴族たちがどよめく。
他の貴族
他の貴族
他の貴族
身分の世界で、 あってはならない発言だった。
もう一人の貴族が眉をひそめる。
金持ちそうな貴族
優しい目の貴族は、静かに答える。
???
その視線は、まだエリカから逸れない。
ほかの貴族がエリカへと一斉に視線を向けた。
エリカは、二人を見た。
先に声をかけた貴族の目は鋭く、冷たい。 その視線は言葉よりも雄弁だった。
金持ちそうな貴族
喉が、ひくりと鳴る。
そしてもう一人。 後から声をかけた貴族は、エリカと目が合うと ほんの少しだけ、安心させるような笑みを浮かべた。
エリカ
「後の人がいいです」 そう言おうと、唇が動いた――
その瞬間。
金持ちそうな貴族
鋭い声が、会場に叩きつけられる。
金持ちそうな貴族
だが、後の貴族は一歩前に出た。 声は荒げない。 けれど、はっきりと響く声で言った。
???
???
一瞬の沈黙。 次の瞬間、空気が変わる。
商人が、声を裏返らせる。
奴隷商人(使い回し)
周囲がざわついた。 これは歓声というより、戸惑いに近かった。
エリカのことを引き取った後の貴族はゆっくりと膝を折り、 エリカと目戦を合わせる。
???
初めて、 “人として”向けられた言葉だった。
エイル
エリカ
エイル
エイル
エイルは手を差し出す。
差し出された手。 それを取れば、檻の外へ出れる。
だが、エイルとの生活がどんなにいいものかは分からない…。
もしかすると、昔にのように乱暴に扱われるかもしれない。
エリカ
でも…
それでも…
エリカ
エリカ
エリカは、そっと―― 差し出された手を取った。
温かい。 檻の冷たさとは、まるで違う。
その瞬間、 鎖の音が外される。
エイル
ルーファスは小さく息を吐き、 咲来の手を離さず立ち上がる。
エイル
エリカ
その言葉に、 胸の奥で何かがほどける音がした。
商人が慌てて書類を差し出す。
奴隷商人(使い回し)
ルーファスは一瞥し、きっぱりと言う。
エイル
エリカ
エイル
エイル
エリカ
エイルの言葉は、狂っているとしか思えない身分制度の世界を、根底から揺さぶるものだった。
これからエイルとエリカの生活が始まる…
続き公開の条件🗝✨️ ♥ 250 start…
長くなってごめん…!!!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!