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20××年4月 高校二年生の春

転校生が来た。 ミディアムの茶色い髪。 黒い瞳には青が混じってすごい綺麗。 笑顔が素敵なムラのない女の子。

__学校__

クラスメイト

ミカちゃんってどこの人ー?

ミカ

うーん?すごい綺麗なところだったかなー。

クラスメイト

なんだそれー笑

クラスメイト

めっちゃ可愛いよね!
俺すごい好み!

ミカ

ん、んー?

クラスメイト

ちょ、ナンパはだめだぞ~

クラスメイト

えぇー、いいじゃんかよー

クラスメイト

な、博士(ひろし)!

博士

博士

僕は好みじゃないかな。

クラスメイト

あは!さすが草食!

クラスメイト

そんなんじゃ、勉強できてもモテないぞー

ミカ

あはは

博士

博士

クラスメイト

あ、博士くん!今!

クラスメイト

早く家帰って機械いじりたいって思ってただろ!

クラスメイト

ほんっと分かりやすい!

博士

大正解。

__家__

博士

今日も疲れたな

博士

早く寝よっと…

ミカ

ハッカセー!

博士

う、うるさいぞ

ミカ

今日はすっごく楽しかったです!

ミカ

友達が沢山できたんです!

博士

よかったなー。

ミカ

えっなんでそんな冷たいんですかっ

博士

疲れたんだよ、早く寝たい

ミカ

こんな時間まで機械いじってるからじゃないですか…

博士

あっは〜じゃあおやすみ

ミカ

むむ、

ミカ

私もその布団に入っていいですか?

博士

ダメに決まってるだろ

ミカ

ちぇー!
おやすみなさい!ばーか!

博士

おい、ドアはゆっくり閉めろよ

ミカ

(ハカセ、ほんとに冷たい…
学校で一言も話しかけてくれないし…)

次の日

__学校__

博士

で、こうなってこうなる。

クラスメイト

へー

クラスメイト

さすがひろし…よくこんな問題わかるな…

博士

頑張れば解けるよ

ミカ

あ、ハカセハカセ!

ミカ

分からない問題があるんですっ

クラスメイト

えっ、は、はかせ?

ミカ

うん!

クラスメイト

ミ、ミカちゃん。。

クラスメイト

あの人の名前は
博士ってかいて、ひろしって読むんだよ

博士

……

ミカ

ひ、ひろし?

ミカ

ハカセは………

博士

おい、ちょっとこっち来い

__誰もいない廊下__

ミカ

ぶええ!!

ミカ

なんで「ハカセ」ってダメなんですか!

博士

だめだろ!

博士

バレたらどうするんだ。

ミカ

は、ハカセって凄い人じゃないですか、、

ミカ

みんなが思ってるより凄いんですよ……?

博士

そんな目で見ても無駄だ

博士

そもそも、バレたらお前

博士

学校に居られなくなるぞ?

ミカ

え、なんでですか?

博士

人間じゃないからだろ

ミカ

博士

…………

ミカ

もーいいです!!

ミカ

ハカセのばーか!根暗!メガネー!!

博士

は、はあ、

_____♪

ミカ

あーもぅ!

ミカ

ハカセってばほんとに酷い!

ミカ

ロボットっていうことくらい分かってますよーだ!

ミカ

ハカセだって…

ミカ

いっつも実験ばっかり、引きこもりで
頭いいだけのメガネのくせに…

ミカ

ミカ

あ、そうだ!

ミカ

私、ハカセより青春すれば

ミカ

人間より青春すれば

ミカ

それって人間だよね!

ミカ

そうだ、そうだよ!!

ミカ

私、人間になりたい!

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