心からの声

[いふが落ちる]

ﾋﾟﾛﾝ[初兎が来る]

次の日

多分、ここで5人で続けても みんなの負担が大きい。 それぐらいまろが活躍してたから...

でも、今まで頑張ってきたいれいすを 崩したくない。 なくなったら、 まろの帰るところもない。

そこからは色々と メンバーやスタッフで話し合った。 これからのいれいすをどうするか。 続けるデメリットの方が大きいのか。 そもそも続けられるか。

そして、結果は続ける形となった。

でも、この選択肢をして 本当に良かったのか。 俺は後悔している。

5人体制で１ヶ月を迎え、 みんなに疲労が見えた。

まろからの連絡はなし。 いつまで続くかわからない この状況下に俺たちは悩まされていた

そして、１ヶ月半経った時。 ある出来事が起こった。

ある作業通話で ほとけっちがそう話した。

まろのことを考えて ずっと俺たちは 会わないようにしていた。

行ってみて、インターホンを押しても 誰も出てこなかったから。

でも、みんな理解したようだった。

[通話から落ちる]

ピーンポーン

ｶﾞﾁｬ

久しぶりに見たまろは 痩せ細っていて、 髪もボサボサで 何も手入れもしてなかったぽかった。

急に来たから、まろはびっくりしたし 俺はそのまろの姿を見て 少しの壁を感じてしまい、 うまいこと言葉が出なかった

半ば強引にまろの家に入ったとき、 生活感がないまろの部屋に 驚きが隠せなかった

元気のないまろを横目に 俺はまろの部屋を片付けることにした

唐突にまろが 急に居なくなるんじゃないかと、 まろは自殺したいのではないかと、 そんな考えが頭にあった

何故血がついてるか わかったかもしれなかった。 机の上を見ると無造作に置かれた 血のついたカッターがあった

まろはゆっくりと少し抵抗しながら 服の袖をあげた。

まろのことをちゃんと見れてなくて ちゃんと向き合えていなくて すごく悲しい気持ちで いっぱいになった

まろが抱きしめてくれて まろの腕の中で嗚咽をもらしながら 静かに泣いた＿＿＿＿＿

次の日

俺はまろと約束をして昨日は帰った

いつもの作業通話中

5人が集まる。 昨日のないふが気になって 全員が俺に聞いていた

みんながそうやって入ってくる。

5人になり、1時間が経過した時 ある音が響いた

まろが入ってくる音。

俺は昨日まろと約束をした。