Sato
ふぅ、ばれなくて良かった…
Colo
ここが百々くんの部屋?
Sato
え?あ、あぁ…
Colo
綺麗だし、いい匂い。
蒼はアロマの匂いを気に入ったようだ。
Sato
柑橘系の香り、蒼も好きか?
Colo
かんきつ…?
Sato
レモンとかオレンジの匂いだよ。
Colo
あぁ、好き!
Sato
…勉強するぞ。
Colo
お勉強?したい!!
Sato
何歳から学校行ってないんだ?
Colo
えぇっと…
蒼は指を折って数え始めた。
Colo
えっと…3?
Sato
3年前?
Colo
3年生
Sato
そっちか…
俺はPCを開き教育用のゲームが無いか探した。
Colo
僕あと2年後働くの?
Sato
俺が大学卒業したら蒼の為に金貯めてやるよ。
Sato
そしたら高校だ。
Sato
それまでは勉強をやるんだぞ?
Colo
わかった!
社会人になったら蒼と家を出よう。
二人で何処か遠くへ引っ越して、
…あれ、
なんで俺、昨日まで見ず知らずの子供をこんなに…
Sato
蒼、愛してる。
Colo
僕も百々くんのこと好き。
こんな気持ちは初めてだよ。
俺はベッドに蒼を連れ込み抱き締めた。
Sato
はぁ、
Colo
暖かい。
Sato
もっと早く産まれろよ。
Colo
百々くんが同い年なら良かったのに
二人とも考えていることも同じだ。
蒼に好きと胸を張って言えるのは、あと5年後。
Colo
夫婦ごっこしよ?
Sato
夫婦ごっこ?
Colo
僕がお父さんで
Colo
百々くんがお母さんね
普通にままごとをすればいいのか?
次回
ころ攻めさと受け
注意。