テラーノベル
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春。 風鈴高校入学まで。 あと二日。
サファイアは鏡の前に立っていた。 黒いウィッグ。 黒いカラコン。 鏡の中に映るのは。
本当の自分ではない。
昔。 白と黒の髪。 左右で違う瞳。 その姿を見て。
「気持ち悪い。」 「怖い。」
そう言われ続けた。 だから。 高校では最初から隠す。
普通の男子として生きる。
「友達なんていらない。」 「俺は一人でいい。」 「風鈴の頂点になる。」
それだけを胸に。 サファイアは街を歩き始めた。
その時だった。
「やめてください!」
女の子の叫び声。 サファイアは足を止める。
数人のチンピラが一人の女を囲んでいた。
ちんぴら
ちんぴら
女性は困ったように後ずさる。
遥はため息をついた。
桜遥
ちんぴら
ちんぴら
桜遥
桜遥
ちんぴら
一人が殴りかかる。
ドゴッ!!
一瞬だった。 男は地面へ倒れる。
ちんぴら
残りも襲いかかる。
サファイアは軽く避け
蹴る。
殴る。
数分後。 全員倒れていた。
ちんぴら
ちんぴら
チンピラ達は逃げていく。
女性は目を丸くした。
女性
サファイアは背を向ける。
桜遥
女性
女性
桜遥
女性
そのまま腕を引かれる。 気付けば。 喫茶ポトス。
店内には優しい香りが広がっている。
桜は静かに腰を下ろした。 女性はメニューを持ってくる。
女性
桜は少し考える。
桜遥
桜遥
桜遥
桜遥
女性
女性
桜遥
桜遥
女性は少し驚く。 でも。 すぐに笑顔になった。
女性
女性
女性
そう言って厨房へ向かった。 数分後。
女性
小さめのオムライスが運ばれてきた。
女性
桜遥
桜遥
女性は「あっ」と笑った。
女性
胸に手を当てる。
女性
橘ことは
桜は少し間を空けて答えた。
桜遥
桜遥
橘ことは
桜はポトスを出た。 夕日が街を照らしている。
桜遥
橘ことは
ことはは大きく手を振った。 桜は軽く手を上げて歩き出す。 その時。
ちんぴら
昼に逃げたチンピラたちだった。 今度は大勢を引き連れている。
ちんぴら
桜はため息をつく。
桜遥
一歩前へ出る。
桜遥
チンピラたちは一斉に襲いかかった。 桜は次々と攻撃をかわし、相手を倒していく。
その時だった。
橘ことは
ことはが悲鳴を上げる。 一人のチンピラが背後からことはの腕をつかんだ。
ちんぴら
ちんぴら
バットがことはの肩に当てられる。 桜の動きが止まった。
桜遥
ちんぴら
桜遥
桜は黙ったままことはを見る。 ことはは首を横に振った。
橘ことは
橘ことは
桜遥
桜は静かに答えた。
桜遥
チンピラたちは一斉に桜へ襲いかかる。 桜はことはを傷つけさせないように位置を変えながら戦う。 拳を受ける。
蹴りを受ける。
それでも。 一歩も引かなかった。
桜遥
体には傷が増えていく。 それでも桜の目は。 ことはだけを見ていた。
橘ことは
その瞬間。 チンピラの一人がバットを振り上げる。 狙いは。 ことはだった。
桜は迷わず飛び出す。
桜遥
バットが振り下ろされる。 その瞬間―― ガキィン!!
鈍い音が街に響いた。
上級生
低く力強い声。 そこに立っていたのは。
風鈴高校の上級生
上級生
数分後
全員が倒れていた
そして、
おばあちゃん
おばあちゃんの手が桜に触れた瞬間
桜の中で
「きもい」
「近寄るな」
「死ね」
過去の記憶を思い出す
そして、今の父の暴行
桜遥
その場にいた人が驚く
橘ことは
橘ことは
それを聞き、桜は安心した。
そして
桜遥
桜遥
桜遥
桜遥
とても大きなジャンプをして、
ちんぴらのボスを蹴り倒す
誰も気づいてなかった。
相手がたっていた事を、
桜遥
桜遥
上級生
上級生
#推しの子パロ?
すん
1,654
#ご本人様とは一切関係ありません
律
り。@辞めました
1,344
コメント
1件
第28話、読み終わりました……! サファイアくんが「人を守る」って言葉に初めて目を輝かせるところ、胸が熱くなりました。ずっと「一人でいい」と壁を作ってきた子が、「かっけぇじゃねぇか」って本心を弾けさせる瞬間、すごく好きです。鏡の前の“偽りの自分”と、街で傷つきながらも誰かを助けようとするまっすぐな姿の対比が、本当に繊細で……。ことはさんが「優しい街だよ」と伝える場面にも、じんわり来ました。風鈴高校、楽しみですね🌷