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世界の片隅で手をかざせば

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世界の片隅で手をかざせば

1 - 森から始まる異世界物語

♥

11

2024年10月27日

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いつからだろうか

人をこんなに恨んだのは

俺に生きる意味は

あるのだろうか

トウマ

なんで俺は、産まれてきたんだ

トウマ

俺は…いじめられるために
産まれてきたのか…?

トウマ

違うだろ…

トウマ

なんで…

いじめられた俺は 学校を休みがちになった

友達からも最初は励まされたり していたがもうされなくなった

先生もなかったことのように 扱い始めて

親は気合いが足りてないだとか 根性の問題だと言う

誰も助けてくれない

味方が居ない

トウマ

あーあ、早く消えたい

そう思った時だった

突然体がふらっとして そのまま倒れ込んでしまった

意識をそっと失っていく

………

この辺で終わりにしようかしらね〜

ん…あの黒いのは一体?

え!?人が倒れてる…!

急いで運ばなきゃ…!!

家とは違う匂いだ

病院でもない

優しい、木の匂い

微かにりんごの匂いもする

ここはどこだろう

ルー

あ、良かった
目が覚めたのね!

トウマ

え、とここは…

理解が追いつかない

始めてみる人だ… 親戚にこんな人いなかったはず

ルー

ここは私の家よ!
あなた、森で倒れ込んでたから…

ルー

私が薬草を取りに行ってなかったら
気付かなかったから、良かったわ
気付けて…

トウマ

薬草…?あなたは誰なんですか

ルー

私はルー・トリガーよ
あなたは?

トウマ

俺は…菊地斗真です

ルー

とーまくんはなんで
森で倒れていたの?

ルー

薬草取りに来た訳ではないの?

トウマ

え…いやわかんないっす

トウマ

薬草とか知らないし…

ルー

え…もしかして記憶喪失?

トウマ

そう…ではないと思います

ルー

んー…とーまくん
ちょっと謎めいてるわね

ルー

とりあえず、倒れていた訳だし
うちでゆっくりしていけば?

ルー

私の家、こう見えて広いのよ!

トウマ

こう見えてって…十分
いい家に見えますけどね

って、何俺は冷静に 会話をしてるんだ?

早く家に帰らなきゃ

トウマ

すんません、俺家分かるんで
帰ります

ルー

えっ、あ、そうなのね!

ルー

家はここら辺から近いの?

トウマ

わかんない…けど

俺はベットから身を 乗り出して階段を降りる

玄関まで駆け、扉を開く

そこには信じられない光景があった

鮮やかな花と青い空 自然が広がるその奥に幻想的な村 賑やかな音楽が聞こえてくる

今にも冒険に行きたくなるような そんな…

異世界だった

トウマ

て…たっか!?

高い崖に建てられた木の家 ここがルー・トリガーという 人物の家

崖を下り真っ直ぐ進んだ 辺りには村がある

家の後ろには森 きっと、ここで倒れていたんだろう

周辺には色とりどりの花が 咲いていて落ち着く

ルー

とーまくんの家って
あそこの村?

トウマ

いや、違うっす

トウマ

てか、俺ここに住んでない!!

トウマ

ここは、何処なんですか!!

ルー

ここ?ここはアルカディアよ

トウマ

ある…かでぃあ…?

全身に強い衝撃が走った ここが異世界なんだと、その 事実を突きつけられたようだ

もう、受け入れるしかないほどに 異世界であるという根拠は充分に 揃っていた

俺は膝から崩れ落ちた

ルー

とーまくん、大丈夫?

ルー

やっぱり疲れてるのよ
部屋に戻りましょう

トウマ

俺は…あそこで死ぬはずだったんです

トウマ

価値がないから…

トウマ

なんの意味もないから…

トウマ

なのになんで…

俺を異世界に 連れてきたんだよ!

情けない声が空に響いた 俺は自分が生きていることに 苛立ちを覚えて頭を地面に 叩きつける

トウマ

なにも、できないのに…!!

トウマ

俺はあのまま…死にたかったのに…

泣きじゃくりながら草を ぐちゃぐちゃに握りしめる俺を ルー・トリガーは抱きしめた

ルー

とーまくん、そんな事言わないで

気付いたらルー・トリガーも 泣いていた 頬に伝る一筋の涙はまるで 宝石のように輝いていた

ルー

とーまくんは…私に家に
連れてこられて嫌だった?

俺はその質問に はい とは答えられなかった

ルー

とーまくん、私、一人暮らし
寂しくてさ

ルー

しばらく一緒にいてくれないかな

俺は太陽に照らされ 女神のように思えるルー・トリガーの 手を取っていた

ルー

ここで会ったのも何かの縁!

ルー

改めて自己紹介をしましょ!

ルー

私はルー・トリガー、26歳!

トウマ

菊地斗真、16です

ルー

えっ、若!!

トウマ

ルーさん、年上っすね

ルー

さん付けと敬語禁止ー!

トウマ

えっ、なんで?

ルー

年の差感じて辛くなる…

ルーがアップルパイを焼いていたので それを囲みながら

こんな感じで、賑やかに お互いの事を話した

ルー

あっ、てかとーまくんの
家ってどこなの?

トウマ

俺もちょっとよくわかんないっす

首を捻って不思議そうな顔をされてしまった

トウマ

あーっ、なんて言うか…
この世界には無い…?

なんて説明すればいいんだよ!! さっきからルーの頭上に?が 出まくってる…

ルー

事情はよくわかんないけど
まぁ、迷子ってことね!

トウマ

かなり大規模の…っすね

ルー

じゃあ、とーまくんの
家探しをしないと、だね!

トウマ

あぁ…はい、まぁ…

トウマ

…家には帰りたくないんすよ

ルー

どうして?

トウマ

息苦しくて…さ

ルー

ふーん…無理して帰る必要は
ないね、じゃあ

ルー

この世界は限りなく広い

ルー

きっとどこまでも繋がっている

ルー

だから冒険とか、してみれば?

トウマ

ぼ、冒険…!なんて出来るんすか?

ルー

うん、魔物とかいて危ないけどね!

トウマ

ま、魔物?

ルー

えー!とーまくん冒険にも
驚くし魔物も知らないなんて…!

ルー

16歳の男の子なら大抵の子
知ってると思ってたわ…!

トウマ

ははっ、俺の家だと聞かない
事だったんで!

ルー

ふむ、それではとーまくん
面接を始めます

ルー

あなたは魔法が使えますか!

トウマ

いいえ!

ルー

…ちなみに少しも使えないの?

トウマ

はい!

ルー

剣は使えますか!

トウマ

いいえ!

ルー

よし、とーまくん!

今日から冒険に向けて 特訓開始よー!!!!

こうして、森から始まる 俺の異世界物語が始まった

何があるかなんて想像もつかない

でも俺は世界にいる時より 異世界にいる今の方が 楽しめそうだと感じている!

世界の片隅で手をかざせば

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