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トウマ
トウマ
異世界召喚された次の日に 独身女の鬼畜修行とか アリかよ…
こういうのって最初っから 人生勝ち組ルートとかじゃないのか? 最強魔法とか勇者とかさぁ
なんで俺こんな深い森を 永遠に走り回ってんの…?
ルーからは最初に体力テストとして この森に隠された木刀を 探せと指示された
その木刀を修行に使うそうだ ちなみに木刀は過去にルーが 剣技を使えるようになろうとして森で使っていたらしいが嫌になって どこかに放置したらしい
トウマ
適当に歩いていると右から音がした 草の動く音だ
トウマ
俺はゆっくりと右に目をやる するとそこには…
赤い眼の烏!!
こっちに向かってくる 逃げないと…!!!
しばらく走ると 広々とした場所に出た
トウマ
間違いない、木刀だ!
トウマ
トウマ
俺は死にかけながらなんとか 戻ることが出来た
ルー
トウマ
俺は木刀を持ったまま倒れ込んだ
その日はこれで終了したが…
ルー
トウマ
トウマ
ルー
ルー
トウマ
ルー
ルー
トウマ
トウマ
ルー
ルー
トウマ
ルー
ブクブクブクブク…
ルー
ルー
コォォォオ…
トウマ
ルー
トウマ
ルー
ドンッ!!
トウマ
ルー
トウマ
ルー
トウマ
ルー
ルーの笑顔が好きだ
優しくほんのりと照らすような 暖かくて心地好い
そんな、満月みたいな笑顔
ルー
トウマ
トウマ
トウマ
ルー
ルー
ルー
その日の笑顔は違った
何かを不安に思っている 儚い、寂しげな笑顔だった
ルー
トウマ
俺はルーを抱きしめた
ルー
ルー
トウマ
ルー
僅か一ヶ月
ギチギチに詰め込まれた修行メニュー 不完全な肉体
まだここにいたい気持ち
今それらを差し押さえて 冒険に出たいと思っている
ルー
ルー
トウマ
翌日の朝
早朝ながらに俺は出発する
ルー
トウマ
ルー
トウマ
ルー
ルー
トウマ
ルー
トウマ
鬼畜修行を終えた俺は いざ冒険へ行くことになった
シックザール─運命─
俺がこの世界に来れたのは 運命なのかもしれないな
そう思いながら崖を飛び越えた