奏汰
うわー、夜になっちまったな……

奏汰
あれから何時間も未来にいるけど

奏汰
あっちぃな……

奏汰
元の場所に戻りたい。

奏汰
あれ?戻れない……?

奏汰
嘘だろ……!

悠翔
あれ?奏汰じゃん

悠翔
お前制服のままなにしてるんだ?

奏汰
悠翔……?

奏汰
なんでここに?

悠翔
あ、まて、お前過去の奏汰だろ

悠翔
俺は買い物の帰りだよ

奏汰
そうだよ

奏汰
買い物……?

悠翔
あぁ、コンビニまでな

奏汰
コン…ビニ?

奏汰
(この辺にコンビニなんてなかったはずだ……)

悠翔
なぁ……奏汰……今20××年だぞ?

奏汰
えっ!?

奏汰
俺が来たのは20○○年だ……

悠翔
結構飛ばされたな……

悠翔
コントロールきかんの?

奏汰
あ……あぁどうやらコントロールがきかなかったらしい……

悠翔
まぁ……ゆっくりしてくといいよ……

悠翔
それまで俺の家に案内すっから

奏汰
お、おぅ

奏汰
助かるよ……

奏汰
ありがとうな

悠翔
いいって

悠翔
だって……俺ら友達じゃん?

奏汰
なんか……俺とあったのか…?

悠翔
あったと言うより…

悠翔
お前…行方不明になったんだ

奏汰
えっ!?

悠翔
俺はお前が過去や未来にいけるって

悠翔
知って…俺は…

悠翔
奏汰が…本当の奏汰死んだことを

悠翔
言えなくなってしまったんだ……

奏汰
本当の…俺…?

奏汰
どういうことだ……?

悠翔
奏汰は1回…過去とか未来に

悠翔
自分だけ行けることを知られて

悠翔
逃げ込ませるためにみんないじめてたんだよ

奏汰
え…そんな…

悠翔
なのに…それがコントロール出来なくなって来ていた奏汰は

悠翔
同じようにいじめていた俺に電話してきて

悠翔
俺に言ったんだ…

悠翔
[俺は未来に行ける…未来さえ無くなればいけない…過去があるが俺は潰す…そうすればいけないし今の自分に向き合えるから…俺は死ぬよ… ]

悠翔
これを俺に言って奏汰は…自分の能力のもう1つ…記憶を無くす能力で自分の記憶を消して

悠翔
みんなの記憶も消して

悠翔
奏汰は、手首を切って入院したんだ

奏汰
まてよ……それはいつの話だ?

悠翔
奏汰…はもう他界してる

悠翔
だから…お前が過去の人だという人は分かったんだ…

奏汰
それは…もしかして…

悠翔
そう…お前は…奏汰は今高校2年だろ?

奏汰
そう…だけど……?

悠翔
奏汰が他界したのは…今の高二の奏汰がくる…1週間前なんだよ…。

奏汰
え…

悠翔
お前は高校三年生の自分に逢いに来たのかもしれないけど…

悠翔
会え…ないんだよ…

奏汰
そうなの…か

悠翔
お前が…奏汰が死んでから奏美は…お前の妹はあんな感じで死んだことを受け入れられず

悠翔
今もいると思っているんだ…

奏汰
ちょ、待って、なんでお前は…悠翔はこんなの全部知っているんだ…?

悠翔
俺…は…奏汰と同じで能力を持っているんだ…

悠翔
俺は奏汰と違って過去や未来には行けないけど…

悠翔
奏汰のもつ…記憶を消す能力と反対に

悠翔
思い出させる能力があって…

悠翔
あともう1つの能力は…他の能力を俺に使われてもきかない…無効化の能力なんだ…

奏汰
そうだったのか…

悠翔
うん…だから…高二の俺は奏汰が…ここに来ないようにするのに必死でかばってたと思う。

奏汰
あ…だから…

悠翔
そう…でも未来の俺……今の俺がお前を呼んだんだ…

奏汰
そうなのか…

悠翔
お前自身…の存在を消せる能力があるんだよ

奏汰
うん

悠翔
それを使って俺と…あの世に行こうぜ

悠翔
俺はお前がいないと生きてた意味が無いから…

奏汰
わかった、、、

こうして…1時間後…2人は自分たちの存在を消し…あの世へと旅立った…
妹・奏美も元に戻り…その日はいっぱいの流れ星と星が輝いていた。
おしまい。
ここまで読んでくださりありがとうございました。