玲於
う、うーん?
玲於
え…何ここ…
玲於
本当に何処!?
玲於
(周りに、自然の木が無数に生えている光り輝く太陽が。僕を照らす。)
玲於
何だよ、ここ。確か僕、家で寝てたはず?
玲於
こんな、大自然…僕の家の近くにあったっけ?
???
玲於…
玲於
うん?
???
玲於…
玲於
あのー、誰か居るんですかー?
玲於
(見渡したけど、誰も居ない。)すみませんー!誰かいらっしゃいますかー?
???
玲於…上です…
玲於
う、上?
玲於
うわあああ!?
玲於
貴方、誰ですか!?
???
玲於…貴方は今混乱している…落ち着いて聞きなさい…
玲於
は、はぁ…
???
ここは、貴方が住んでいた。世界とはまた、違うもの。
???
いわゆる、異世界転生のようなものです…
玲於
異世界転生って、あの、漫画とかでよくある。
???
そう、貴方は、この世界に転生してきて、しまったのです。
玲於
僕を、今すぐ家に帰してよ!
玲於
こういう、世界は、本で見た事あるけど、僕には無理です!
???
それは、なりません。
玲於
ど、どうして!
玲於
貴方、神様のような人じゃ?
???
私は、貴方を歓迎しに来た、だけのホログラム…
???
あなたには、何も手伝う事が出来ません、
玲於
なんで!
???
これ以上、貴方と喋っても意味がありません、
???
申し訳ないですが、この世界で生きてください。何も手伝えなく申し訳ない…
玲於
ちょ、ちょっと!
玲於
いくら何でも急すぎだし、酷すぎるよ…
玲於
う、うん?腰にかけてるこれ、
玲於
刀?僕の物なのかな、やっぱり、僕転生しちゃったんだ。
玲於
この刀、抜けるかな?
カチャンッ!
玲於
何これ、凄い。実際はこんなに重いんだ。
玲於
(刀は、鋭い刀身に手持ち部分に三日月🌙のような印があった。太陽にかざすと、自分周辺の光が強く輝きだした。)
玲於
なんだろう、この刀、ちょっと特別感がする。
玲於
ツクヨミ?って書いてある、ツクヨミって月の神様だっけ?
玲於
とりあえず、進もう、じっとしてるだけじゃ何も進まないし。
玲於
森を抜けてきたけど、田舎なのかな?田んぼが多い…
玲於
なのに、人っぽい人が見つからないな、
玲於
うん?あそこに人がいる
玲於
(農家の方かな、麦わら帽子を被ってる、まずは、聞いてみないといけないし、勇気だせ、僕!)
玲於
あ、あのーすみません。ここってどういう場所なんですか?
???
ァ?
玲於
え…
???
グワアアァ!!!!
玲於
う、うわぁー!!
???
グワアアァ!!
玲於
(何何!!なんなのあれ!牙生えてるし、肌銀色だし!)
玲於
あ、まずい!?
ドシャッ!
玲於
ヤバイ、転んじゃった…あ、!?
???
うう、ううウワアアァ!
玲於
(ヤバイ、ヤバイ、目の前にいる、化け物が……誰か助けて)
???
ウワアア!!!
玲於
うわぁぁぁ!?
カチャンッ!
玲於
(なんだ?誰か来てくれたのか?)
玲於
助かりました…ありが…
ドシャッ!
玲於
ひっ!うん?
玲於は、化け物の血が付いた刀を右手でぐっと握っていた…
玲於
僕が、切ったのか?
第1夜、終幕