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主
主
主
主
mz
mzの声が楽屋に響いた
笑っている師匠がわずかに表情を揺らして笑って答える
あお
あお
けれど、誰もその声に笑わなかった
aki
aki
あお
aki
pr
pr
pr
pr
mz
mz
mzはスマホの画面を見せる
そこには、未送信になったままのメール
「もう、誰にも声が届かないかもしれない」
「それでも、僕はみんなのことが大好きだよ」
pr
aki
これは、偽物が絶対に言わない言葉達
誰よりも明るく
誰よりも強がっていた
本物の師匠が
心の奥に閉じ込めていた弱さ
あお
涙と共に偽物、いや理想の師匠がホログラムのように消えていく
mz
aki
pr
aki
mz
pr
師匠は、うつむいて、震えた声で言う
あお
あお
青
青
pr
aki
mz
aki
青
青
青
青
青
あお
あお
青
青
師匠がゆっくり手を伸ばす
青
青
青
青
あお
あお
あお
あお
あお
そうして、もう1人の師匠は粒状になって、消えた
けれどきっと
師匠の中に残るのだろう
pr
akiが肩を叩き
mzが師匠の背中をそっと押す
師匠は、ぐしゃぐしゃになって
泣きながら答えた
青
久しぶりに配信開始ボタンを開く
青
青
青
カメラに映る自分は
前より少しだけ目の疲れがあった
もう1人の僕がここを守ってくれてたんだ、、
でも
笑顔は今までで一番
温かかった
青
青
青
青
コメ欄は止まらない
「おかえり」
「大好き」
「青くんは、青くん」
あぁ、
画面の向こうに確かに
青は存在してたんだ
主
主
主
主
主