ぬし
ぬし
南條 朔(ナンジョウ サク)
最近、何かがおかしい
電車の中や
車内
ましてや、帰り道の夜道まで
どこにいても、空気がざらついている
はっきりとした理由がわからない
根拠もないし、何かした記憶なんてもってのほか
ただ__
南條 朔(ナンジョウ サク)
南條 朔(ナンジョウ サク)
まただ
誰かに見られている感覚
一日中、ずっと首筋をかすめている
そんな考え事をしていたら
南條 朔(ナンジョウ サク)
どうやらスマホのバイブ音が鳴ったらしい
確認すると、メールだった
宛名は……
慧……と書いてある
少しだけ躊躇したが、画面に触れた
『メールを受信しました』
………
『「」をトーク追加しました』
南條 朔(ナンジョウ サク)
南條 朔(ナンジョウ サク)
こいつは 南河 慧
高校生の同級生、いや相方のような存在だった
卒業と同時に別の道に進んで
とっくに会えないと思っていたが…
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南條 朔(ナンジョウ サク)
南條 朔(ナンジョウ サク)
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南條 朔(ナンジョウ サク)
南條 朔(ナンジョウ サク)
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南河 慧(ミナミカワ ケイ)
南條 朔(ナンジョウ サク)
まあ、緊張がかなり解けたからいいとしよう…
南條 朔(ナンジョウ サク)
あの時の俺たちは
今とほとんど変わらず過ごしていた
変わったのは
見た目くらいだろうか
確か、だれだったかな
だれかに…俺らを
「ダブル南」って呼んでたやつがいた筈…
確かそいつは
俺より年下のやつで
先輩後輩の仲だったけど
1番仲良かったと思う…
確か…
とう…
南條 朔(ナンジョウ サク)
南條 朔(ナンジョウ サク)
冬羽元気かな
また3人で集まりたいな~
…そういえば慧って
バイ、ゲイどっちかだったりするのかな
…だったら会わせたくないな~
そんなことを考えていたら
あっという間に日が落ちていた
この季節、日が沈むのが早い
今はおそらく…17時くらいだろうか
そう思いながら
軽い足取りでキッチンへと向かう__
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コメント
2件

んんんッ!???とうはッ!?後輩の名前がとうは!?え!?ワンちゃん高校一緒!?え、でも慧くんから荷物届いてたとき誰?見たいな反応してたような気がしなくもなくもない…、まって、どうゆう関係なんだ?
