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iblr 不穏気味
公式とは一切関係ありません ご理解のうえ、ご閲覧ください
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今日から始まる入院生活
こうなることは想像できてはいたけど
がち暇
規則正しすぎる生活に定期的な見回り、巡回
自分の家ではないから周りにも気を使うし 結構気疲れする
娯楽も少なく、やることと言えば外の中庭を眺めたり 周りの人を観察するくらいだ
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そう思いながら周りを見渡していると
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一人の少女に目がいった
大きい瞳に線の細い身体
サラサラの髪、支えのない姿勢、儚げな表情、
彼女を取り巻くすべてのものに 視線が釘付けにされた
まぁ正直に言えば、結構タイプ
いや、ドンピシャ がっつりタイプだ
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てか話しかけていいのかな
怖いかな、いきなり
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色々と考えているうちに、 その少女は何処かへ行ってしまった
まぁまたでいっか
さすがにどっかで会えるでしょ
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[その日の夜]
今日も何もなかった
検査も医者との対談も、心体測定さえも全て拒否
まぁ、当然だよな
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そう思いながら、いつものように病室を抜け出す
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音のない空間
誰もいない廊下
そんな深夜の病院の廊下にただ一人、 座っている少女がいた
今日の女の子だ
正直、俺はただただ暇で、 少しの好奇心で深夜に病室を抜け出してみたが
彼女はどうしてここにいるんだろうか
まぁ、無理もないよな
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そう思い、静かに彼女に近づき話しかける
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ゆっくりとこちらを見上げ その大きい瞳で見つめられる
夜の少しの光の中にある、 澄んだ宝石のような瞳が俺を刺す
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少し考えた素振りの後に彼女の口が開く
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????????
俺は予想外の声と話し方に目を見開く
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静かな時間が流れる
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俺は少しの間隔を空けて彼の横に座った
男とわかっても、彼から放たれる異質な雰囲気から 直感的に触れてはいけないような気がした
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しばらくの時間、お互い何も喋らずに ただぼーっとしている時間が過ぎた
沈黙に耐えかねた俺は口を開く
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あんまり話してくれなくてちょっと不安になる
俺、嫌われてない?
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そんな感じ?
少しだけ引っかかるような言い回しだけど、 気にせず俺は質問を続ける
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いや嫌われてね?
明らかに避けられてるじゃん
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あんまり会話に慣れてないのかな
まぁ毎回毎回何ヶ月も入院してれば、 会話する機会も減るか
カツ、カツ、カツ
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巡回の足音だ
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深夜の病院を二人きりで過ごすという 非現実感が彼をより魅力的にさせ、
俺は彼をもっと知りたいと思うようになった
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[数日後]
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あの日から数日、 彼はローレンという名前だということが分かった
最初のうちはあまり会話してくれなかったけど 今は一緒に笑い合えるぐらいの仲になっていた
それからというもの、 俺は毎日のようにローレンの病室を訪ね、 中庭に連れ出したり一緒に行動したりしている
骨折が原因で松葉杖で歩かなきゃいけないけど、 そんな億劫さも気にしないほど 俺はローレンと話していたかった
なにより、自分の行動でローレンが楽しそうに していることが嬉しかった
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ただ、ローレンは少し変わっていた
知らないことやしたことがないことが多すぎる
映画もそうだが、有名なテーマパークや ショッピングモール、更には数々のチェーン店まで 行ったことがないんだそう
中には、そもそも知らなかったということも 何度かあった
俺は、あまりよくない考えが頭をよぎった
ローレンって 親からちゃんとした教育受けてるのかな、
ローレンの親は見たことがないし、 ローレンから親の話が出てきたこともない
忙しいのだろうか、仲が悪いのだろうか、
どっちにせよ、俺がズカズカと踏み込んでは いけないような気がした
俺が少し考えを巡らせていると
医者
一人の医者がローレンに話しかけた
主治医だろうか
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そう言ってローレンは病棟の中に 入っていってしまった
ローレンにとって初めての面会だ
それもお母さんとの。
それなのに、ローレンはちっとも嬉しそうじゃない
なんていうか、 あぁ、来るんだ。みたいな反応だった
俺はその反応に少し驚いた
そして、医者の後を歩くローレンの姿は どこか冷たくて寂しい空気を感じた
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雰囲気で作ってます
とても適当です
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