テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
16,245
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
iblr 不穏気味
公式とは一切関係ありません ご理解のうえ、ご閲覧ください
医者
lr
あぁ、今回は来るんだ
何度も入院させては放置だったのに
俺一応は受験生だし、学校の件かな
ib
lr
lr
ib
はぁ、憂鬱だなぁ
ーーーーーーーーーー
コンコンコン
lr
ガチャ
lr母
lr
lr母
遮んなや
lr母
lr母
そう言って有名大学のパンフレットを机に置く
lr
lr
lr母
lr母
lr母
行けるわけねぇだろ
勉強もろくにしてないんだから
lr
lr
lr母
lr母
貴方のために、ね
lr母
できる環境だと思ってんのか
lr
lr母
lr母
lr母
lr
lr母
lr母
lr母
lr母
lr母
lr
ボソッと聞こえたそのひと言
lr
lr母
lr母
lr
lr母
lr母
lr母
試験の参加や入学についての諸々の書類を 乱雑に置き、スタスタと部屋から出ていく
ガチャ
lr
lr
また来んのかよ
いつだって身勝手だな
流石、人の気持ちも分からない女…。
ーーーーーーーーーー
[さらに数週間後]
ローレンは面会があった日を境に、 あまり俺と関わらなくなった
というより、活発的になってきていたのが リセットされたようだった
俺から病室に行っても寝ていることが ほとんどであり、中庭に誘ってもあまり乗り気じゃ ないようだった
ib
あの日から逐一ローレンには面会が訪れている
本来なら喜ぶ筈が、ローレンの表情は いつも曇っていた
少しだけ笑ってくれていた彼が また笑わない様になってしまったと思うと悲しくなる
ib
深夜にならあの廊下にいるかな
俺はあの日の夜が一度きりだったけど ローレンがそうとは限らない
今日、行ってみようかな
ーーーーーーーーーー
[a.m.2時]
俺は自身の病室から抜け出し、 こっそりと足音を立てないようにあの日の廊下に来た
が、
前座っていたソファにローレンの姿はない
ib
諦めて帰ろうとしした時、 俺に一つの考えが過った
それは、丁度巡回が来ていないからなのか、
俺ならローレンを元気にできると 少しでも思ってしまったことなのか、
どちらにせよ、どうしても俺は ローレンに会って話したいみたいだった
ーーーーーーーーーー
205号室
ローレンがいる病室だ
この病室はローレン以外は 今のところ入院していないみたいなので、
俺がローレンと会話していても 迷惑になりにくい場所でもある
ib
少し緊張する
また寝ていたらどうしよう
本格的に避けられているんじゃ
そんな考えが脳を支配する
ib
コンコンコン
?
ib
そう思い、俺は少し扉を開けて覗いてみる
ib
ーーーーーーーーーー
扉を開けた先にあった光景は、俺にとっては衝撃的で 初めて目にする光景だった
同時に、俺はなんて馬鹿なんだと思った
lr
虚ろな目に、動かない体。
まるで死んでいるかのようなその目から、 零れ落ちるだけの涙
表情が歪むでもなく泣き声が溢れるでもなく、
ただ、泣いている
虚脱した彼の姿に、 涙だけが何度も頬を伝っている
それはまるで、綺麗な人形から 涙が溢れると同時に、魂が抜け落ちているようだった
ib
しばらくそんな状態が続いていると
lr
ローレンは病衣を脱ぎ、自身の身体を見つめる
刺激的すぎる光景に、俺は固唾をのむ
白く脆い彼の身体には 数え切れないほどの痣と、無数の切り傷
いや、ひっかき傷、 といったほうが正しいだろうか
病的に白いその肌とやせ細った身体
肌の色と体質が痣をより鮮明に より赤黒く浮かび上がらせる
ib
凄く綺麗で美しい。
同時に、目が眩むほどに痛々しい。
彼の放つ美とは毒だった
ーーーーーーーーーー
猛毒ですね