【第1章】4話 〜夕方〜 仕事終わり
〜先生方の部屋〜
七瀬
お疲れ様です!
今日は一緒帰れますか?
今日は一緒帰れますか?
天堂
ああ、一緒帰ろう。
七瀬
はい!
天堂
今日は姉貴が久しぶりに
帰ってくるらしい
帰ってくるらしい
七瀬
流子さんが‼︎
久しぶりですね。
だったら帰って
飲みましょうよ!
久しぶりですね。
だったら帰って
飲みましょうよ!
天堂
ん......まぁ程々なら
七瀬
ふふっ!やったー!
天堂
じゃあ終わったら迎えに行く
七瀬
はい!待ってます😊
〜循環器内科〜
天堂
おい!帰るぞ!
七瀬
はい!....待ってました。
沼津
はぁ...なんや色気のない
もんやなぁ。もうちょっと
優しく言いかけた方が
いいんじゃないん?
もんやなぁ。もうちょっと
優しく言いかけた方が
いいんじゃないん?
天堂
あ?
沼津
ひえっ!?
なんでもないですって!
なんでもないですって!
天堂
そうか。
沼津
......はぁ。怖ァ
(小声)勇者!ガツンと言ったれ!
(小声)勇者!ガツンと言ったれ!
七瀬
ん?えっ!?
沼津
(小声)もっと優しく
声かけろーって
声かけろーって
七瀬
(小声)別に私は
気にしてないですから!
いいんです!
気にしてないですから!
いいんです!
沼津
はぁ、勇者は天堂先生に
甘すぎるんやて!
甘すぎるんやて!
天堂
だから、さっきから
なんなんだ?
なんなんだ?
沼津
あはは......なんでしょうね。
天堂
(ん?.....どっかから視線を感じる。)
視線を感じた天堂先生はさりげなく当たりを見渡す、と明らかに睨みつけているのは高崎だった。
天堂
(なんだ....?あいつ。)
高崎
.........
七瀬
先生!帰りましょ!
じゃあ皆さん失礼しますね!
じゃあ皆さん失礼しますね!
天堂
あ・・・ああ。
沼津
お疲れさん!
またな勇者。天堂先生
またな勇者。天堂先生
七瀬と天堂が日浦総合病院から出た後
沼津
本当、もう少し
変わると思ってたんやけどなぁ。
変わると思ってたんやけどなぁ。
石原
何が〜?
沼津
あっ!お前、
さっき逃げよったな!
さっき逃げよったな!
石原
しょうがないじゃ〜ん!
めんどくさそうなとこに
首突っ込みたくないの!
めんどくさそうなとこに
首突っ込みたくないの!
沼津
途中までウンウン言って
頷いとったくせに!
頷いとったくせに!
石原
沼っちゃんは引き際を
もっと見た方がいいわよ!
もっと見た方がいいわよ!
沼津
言われた無いわ!
はぁ....これもあれも全部
先生が結婚してからも
厳しいままのせいや!
はぁ....これもあれも全部
先生が結婚してからも
厳しいままのせいや!
石原
でもそうよね〜...一緒に
帰るようになったのは
いいんだけどねぇ...
あれじゃあんま勇者が
可愛そうだわ。
帰るようになったのは
いいんだけどねぇ...
あれじゃあんま勇者が
可愛そうだわ。
高崎
...本当に結婚してたんだ。
西村
.........
〜帰宅後〜
流子
おひさ〜!
ななこちゃん!
ななこちゃん!
七瀬
流子さん!お久しぶりです
流子
今日は飲もーね!
久しぶりだし
久しぶりだし
七瀬
はい!
流子
もちろん浬もね!
天堂
はぁ....
天堂
まぁ、程々になら。
流子
おっ!めずらしい
天堂
程々にだからな!
流子
いいねぇー!どれもこれも
ななこちゃんのおかげかな...!
ななこちゃんのおかげかな...!
流子
まぁとりあえずのみますか!
七瀬
はい!
七瀬
あっ!じゃあ付け合わせ
になにか作りましょうか?
になにか作りましょうか?
流子
えっ!本当に!?
七瀬
はい!任してください!
今回は自信があるんです。
今回は自信があるんです。
七瀬
(さっそく高崎くんに
教えてもらったレシピ
が役に立った!)
教えてもらったレシピ
が役に立った!)
送ってもらったレシピは本当に手軽で私でも簡単に作れるものだった。
七瀬
はーい!お待たせしました☺️
どうぞお食べ下さい!
どうぞお食べ下さい!
流子
待ってました〜👏
じゃあ遠慮なく!頂きます
じゃあ遠慮なく!頂きます
七瀬
先生もどうぞ!
天堂
ああ、...いただきます。
七瀬
お味は....どうですか...?
流子
....うまい!
うまいよ!ななこちゃん
うまいよ!ななこちゃん
天堂
うん、美味しい。
七瀬
ふふっ!本当ですか!
それなら良かったです!
それなら良かったです!
流子
じゃあ今夜はパァーっと行こう!
ね!ななこちゃん
ね!ななこちゃん
そう言って流子さんは私と先生のコップにお酒を継ぎ足した。
天堂
おい!程々って.....
流子
まぁ、まぁ!
いいじゃん!
いいじゃん!
七瀬
そーですよー!
先生ものまないと
許しませんからね!
先生ものまないと
許しませんからね!
天堂
......おい、もう
出来上がってるな?
出来上がってるな?
流子
ふふふ!いいねぇ
ななこちゃん!
ほらほら、浬も
ななこちゃん!
ほらほら、浬も
【2時間後】 七瀬・流子さんは結構酔い潰れています。 天堂先生はほろ酔いぐらい
七瀬
流子さ〜ん!仁志くんとは
どうなんですか〜?
どうなんですか〜?
流子
ん〜!もちろん仲良く
してますよ〜!
いや〜本当可愛くてね〜
してますよ〜!
いや〜本当可愛くてね〜
七瀬
うふふっ!
ラブラブなんれすね!
ラブラブなんれすね!
流子
まぁ〜ね!
流子
ん!そういや、いつ
2人で住み始めるの〜?
2人で住むなら私、すぐ
でてくから!
2人で住み始めるの〜?
2人で住むなら私、すぐ
でてくから!
流子
というか...もうこの家
でます!
でます!
七瀬
えっ!?そ〜なんですか...?
流子
仁志くんと同棲します!
天堂
それ初めて聞いたんだが..!?
流子
だって今日は〜これを
言うためにきたんだからね!
言うためにきたんだからね!
流子
だからななこちゃん!
浬をよろしくね!
浬をよろしくね!
七瀬
合点承知之助!
先生は私が支えるって
決めたので...任せて下さい!
先生は私が支えるって
決めたので...任せて下さい!
敬礼ポーズをしながらフラフラする七瀬。
流子
ひゅ〜!かっこいいねぇ〜
流子
はぁ....それに比べて浬!
もっと早く2人で住みたい
って言いなさいよ〜!
...てかそもそも結婚してるの
になんでしてないのよ?
もっと早く2人で住みたい
って言いなさいよ〜!
...てかそもそも結婚してるの
になんでしてないのよ?
天堂
...それは、七瀬が留学から
帰ってすぐ結婚する予定で
同棲する期間がなかったんだよ...!
帰ってすぐ結婚する予定で
同棲する期間がなかったんだよ...!
天堂
それに最近は俺も七瀬も
忙しくて...でも俺は七瀬が
いいなら一緒に住みたい。
忙しくて...でも俺は七瀬が
いいなら一緒に住みたい。
七瀬
もちろんいいに決まってる
じゃないですかぁ!
じゃないですかぁ!
七瀬
ずっ〜と言ってくれるの
待ってました。
待ってました。
流子
おー!よかったねぇ〜
ななこちゃん!
ななこちゃん!
七瀬
はい!
流子
じゃあそうゆう事で!
私はすぐここから引っ越すから
あとは2人で住むといいよぉ〜!
私はすぐここから引っ越すから
あとは2人で住むといいよぉ〜!
流子
よぉし!目的は完了したし!
そろそろ....おじゃま虫は
帰りま〜す!
そろそろ....おじゃま虫は
帰りま〜す!
流子さんはフラフラしながら立ち上がり、荷物片手に玄関へ向かう。
天堂
おい‼︎大丈夫か?
フラフラしてるし...!
はぁ.....送っていくよ。
フラフラしてるし...!
はぁ.....送っていくよ。
流子
こっから近くだし
全然大丈夫だから〜!
全然大丈夫だから〜!
天堂
......いや、でも
流子
そんな事より!
ななこちゃんの事
構ってやりな!
ななこちゃんの事
構ってやりな!
天堂
....わかった。
じゃあ気をつけて
じゃあ気をつけて
七瀬
気をつけて下さいねぇ〜
七瀬
また飲むの楽しみにしてます!
流子
うん!また飲もーね!
じゃあバイバイ!
じゃあバイバイ!
〜流子さん帰宅後〜
七瀬
先生!好きですよ〜
七瀬はしっかり甘々モード全開です!
天堂
.........俺も好きだよ。
天堂
(こんな恥ずかしいこと
普段は言えないけど.....
まぁ、七瀬は酔ってるしいいか。)
普段は言えないけど.....
まぁ、七瀬は酔ってるしいいか。)
七瀬
うふふっ!
七瀬
嬉しいです!
もう1回言ってくらさい〜!
もう1回言ってくらさい〜!
天堂
.....好きだ。
天堂
.........もうこれ以上は言わない。
七瀬
えーっ.....
七瀬
まぁ、でも良いですよ〜
今日は2回も言ってくれた
ので!
今日は2回も言ってくれた
ので!
天堂
そうか.........。
もうそろそろ寝るぞ
もうそろそろ寝るぞ
七瀬
えーっ、まだ飲みた〜い!
天堂
もうダメだ。
おしまい。
おしまい。
七瀬
先生のケチ〜!
天堂
はぁ.........。
じゃあ、これ
じゃあ、これ
そう言って天堂はコップに 水を注ぎ七瀬に渡す。
七瀬
ありがとうございますっ!
七瀬
ゴクゴクッ
七瀬
やっぱ美味しーですねぇ!
お酒は!
お酒は!
天堂
味もわかってないのか。
完璧飲みすぎたな.........
完璧飲みすぎたな.........
七瀬
せんせ〜
天堂
.....なんだ?
七瀬
久しぶりに先生と
イチャイチャ出来て
私、嬉しいんですょぉー!
イチャイチャ出来て
私、嬉しいんですょぉー!
天堂
そうか。
七瀬
はいっ!
七瀬
先生といると悩みも全部
吹き飛んじゃいます
吹き飛んじゃいます
天堂
悩み....?
天堂
どんな悩みだ?
七瀬
えー......と
七瀬
楓ちゃんが好きな人が先生って
知っちゃった事とかぁ.........
知っちゃった事とかぁ.........
七瀬
あとは....
ロッカーが荒らされてた事と、
それを楓ちゃんがしたかもって
疑って傷つけたことかなぁ...
ロッカーが荒らされてた事と、
それを楓ちゃんがしたかもって
疑って傷つけたことかなぁ...
天堂
ロッカーを荒らされた....?
誰がそんなことを?
誰がそんなことを?
七瀬
でも誰にもっ、言わないって
決めたんです!
決めたんです!
七瀬
私の秘密にしとけば
誰も傷つかなくて....いい...から..
誰も傷つかなくて....いい...から..
七瀬
...スースー
そう言うと七瀬は寝てしまった。
天堂
何でも抱え込み
すぎなんだよ......!
すぎなんだよ......!
そう呟くと、天堂先生は七瀬をお姫様抱っこしてベットに運んだ。
天堂
お前が危ない時は
絶対俺が守るから
絶対俺が守るから
七瀬の頭を優しく撫でる
七瀬
先生...好き..です...ムニャ
天堂
俺も好きだ...よ
そう言うと天堂先生も疲れて寝てしまった