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恋つづ妄想物語

第5話 - 【第1章】ルピナスをあなたに

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2022年02月05日

#恋つづ

#恋は続くよどこまでも

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#恋つづ物語

#恋愛

デコポン**萌音担

【第1章】5話〜次の日〜

ジリリリリー目覚ましの音が鳴る。

七瀬

んーっ.........

寝ぼけながら目覚まし時計へ手を伸ばす。カチッ

七瀬

はぁ.........

眠そうな目を擦り、ボヤけていた視界にピントを合わせる。

七瀬

えっ....天堂先生？
なんで...ここに..

横を見ると、先生が寝ていた。

天堂

おはよう...七瀬...

七瀬

おはよう...ございます。
あれ、昨日...流子さんと飲んで
一緒に住むってなって...

七瀬

えっとその後…
どうなったっけ...?

天堂

はぁ.....

天堂

覚えてないのか？

七瀬

はい...いつもすみません...

天堂

まぁ今回は俺がいたし別にいい。
...でも俺の居ないところで飲み
過ぎるなよ！

七瀬

もちろんです！

天堂

チュッ🤍

天堂先生が七瀬に軽くキスをする。

七瀬

うふふっ！
先生運んでくれたんですね！
ありがとうございます😊

七瀬

朝から先生といれて
幸せですっ！

天堂

.....ばーか。

七瀬

そろそろ行かないと
いけないですね！

天堂

......もうちょい。
このまま

そう言いながら七瀬に抱きつく

七瀬

ふふっ！
ちょっとだけですからね！

それからちょっとした後まだ眠そうな先生を起こして一緒に朝食を食べ、仕事へ行く準備をした。

七瀬

さっ！せんせ！
行きましょう！
遅れちゃいますよ〜

天堂

ああ、そうだな
急ぐか....

家を出て、七瀬は家の鍵を閉める。

天堂

七瀬.........

七瀬

はい

天堂

悩みがあったら
何でも俺に言えよ

七瀬

ん...?はい！
先生が聞いてくれる
なら悩みなんて吹き
飛んじゃいます😊

七瀬

先生になるべく
なんでも話しますね！
だから先生も私に
なんでも話して下さい

天堂

ああ。わかった。

天堂

というか今日は
一緒にお昼食べるよな？

七瀬

はい！昨日は先生
お忙しかったんですよね！

天堂

....ああ。ちょっと
用事があってな

【循環器内科】

病院に着いた後、着替えを済ませた七瀬は循環器内科へ行く。するとそこには2人話していた。

七瀬

おはよう！
楓ちゃん！と高崎くん！

高崎

おはようございます！

西村

おはよう...ございます

七瀬

大丈夫？元気ない？楓ちゃん
昨日は本当ごめんね

西村

いえ....大丈夫です。

高崎

先輩！時間です。
そろそろ行きましょう！

七瀬

そうだね！行こうか
じゃあまたね。楓ちゃん

西村

はい...。

(七瀬目線) 朝の回診を終え、カルテを小児科まで届ける為高崎くんと歩いている途中です。

七瀬

昨日はレシピ本当ありがとう！
早速作ったよ😊
クッキーもおいしかったし！

高崎

本当ですか‼︎よかったです

七瀬

私でも凄い簡単にできたし！
おいしかった！

高崎

料理は慣れなんですよ！
練習すれば意外となんでも
できますよ。

七瀬

そんなもんかなぁ？
どう頑張っても、あんまり
パパっとは作れないんだよねぇ...

高崎

そんなもんです！
本当にやって行けば
ササッとでもパパっとでも
できますよ！

七瀬

ふふっ！そうだね！
何事も練習か！

七瀬

あっ！しまった。来生先生に
報告しとけって言われてたの
に伝えるの忘れてた.....

高崎

あっ！それならカルテは
僕が持っていっとくので
先輩は行ってください！

七瀬

ごめんね。
じゃあお願いするね！

高崎

はい！

(天堂目線)

西村

先生！
先生って七瀬さんと
結婚してるんですよね？

天堂

はぁ.....そうだが。
それが何か仕事に
関係あるのか？

西村

いや、ただ聞いただけです。
ちなみに決めてってなんですか？

天堂

は？...お前に教える
必要はない。

西村

え〜、ちょっとくらい
教えてくれても
いいじゃないですか！

西村

七瀬さんのどこが
よかったんですか？

天堂

教えたくない。

西村

待ってください！

先生の腕を西村が掴む

天堂

離せ...邪魔だ。
触るな。

西村

そんな減るもんじゃない
ですしいいじゃないですか！

西村

言わないんだったら
七瀬さんに先生は七瀬さんの
好きな所がないって言いますよ！

天堂

.......言ってどうする？
というかそもそもそれを
七瀬は信じるとでも？

天堂

仕事の邪魔するなら帰れ。

西村

.....すみません。

天堂

というかお前そんな
感じだったか？

西村

....冗談ですよ、冗談。
なんでもないです

手をつかんでいた所を偶然みてしまった七瀬はとっさに物陰に隠れた。

七瀬

何、話してたんだろ.........

【お昼ご飯】

七瀬

先生！遅れてすみません。
待ちました？

天堂

いや、ちょうど今来た所だ

七瀬

それならよかったです！
じゃあ食べますか！
もうお腹ペコペコです

天堂

ああ、食べよう。

七瀬

んーー！美味し！
やっぱ先生と一緒だと
格別です！

天堂

なんだそれ。

七瀬

えぇー？先生も
じゃないんですか？

天堂

まぁ、1人よりかは
うまい気がしないでもない。

七瀬

ふふっ！
なら良かったです！

七瀬

あの先生、楓ちゃん
どんな感じですか...?

天堂

...ああ、この前と同じで
作業に関しては申し分ない。
でも今日はなんかちょっと
雰囲気が違ったな。

七瀬

...そうなんですか。
でも順調そうなら
よかった...です！

天堂

七瀬は？高崎ってやつ

七瀬

高崎くんですか...?
えーと...行動も早くて
患者さんに対しての
対応もいいですよ！

七瀬

あとお菓子作りが趣味
だったりして...そういえば！
昨日、作った料理も、レシピ
教えてもらったんですよ。

天堂

.....そうか。

七瀬

料理もできて凄いですよね。
私、もっと色々ご飯作れる
ように頑張りますね！
高崎くんも教えてくれるって
いってるし！

天堂

.........

天堂

........高崎に教わるのは
やめた方がいい。

七瀬

えっ！？なんでですか？

天堂

いや....なんとなくだが..

天堂

とりあえずあいつを
信用するな！
お前はすぐに人を
信じるから....

七瀬

.....っ、なんで先生は...
私、先生の為を思って！

天堂

それは、分かってる。
....だが。

七瀬

高崎くんはいい子です。
先生が人を信じなさすぎる
んですよ！
そんなに私信用ないですか...?

七瀬

先生だって、
西村さんと...

天堂

は？なんのことだ...?

七瀬

もういいです....！
先生なんか...もう
知りません！

天堂

おい！待て...

七瀬は走って行ってしまった

天堂

はぁ...
やってしまった..

西村

先生！偶然ですね
どうかしたんですか...?

天堂

いや、なんでもない...

西村

お隣失礼していいですか？

天堂

あ？

西村

失礼しまーす！
先生っていつもクリーム
パンなんですか?

天堂

おい、勝手に座るな

西村

いいじゃないですか...
このくらい！
というかクリームパン
好きなんですか？

天堂

はぁ...
そうだ...好きだが...
なんだ？何か用か？

西村

いや、なんでも
ないですよ。

天堂は急いで口にクリームパンを詰めると早く立ち去ろうとした

西村

先生！待ってください
さっき...実はみちゃったん
ですよね。七瀬さんが怒って
走っていく所...
よければ私が話聞きますよ！

天堂

は？

西村

先生、七瀬さんを
怒らせちゃったん
ですよね？

西村

七瀬さんなんで怒った
のかちゃんと分かるんですか？
わからないのに謝られたら
七瀬さんもっと怒っちゃうかも。

天堂

......俺でもなんで怒った
のかなんとなくは分かってる。
それにどうしてお前に七瀬が
怒ってる理由がわかるんだ？

西村

なんとなくじゃあ
ダメですよ！
私は女なので七瀬さん
が怒った理由ぐらい
分かります。

天堂

.......はぁ

天堂はやむなく、さっきあったことを話す。

西村

へぇ、なるほど....！

天堂

で、わかったのか？

西村

んー....と、言いにくいん
ですけど...これって先生謝る
必要無いと思います。

西村

七瀬さんが逆ギレした
感じだと思うし......！

天堂

は？

西村は先生の手を握り、押し寄る。

西村

こんな事でキレるなんて...
先生可哀想ですね。
七瀬さんが悪いのに...！

西村

先生....!どうせなら私に
しませんか？
私先生のこと好きなんです！

そう言いながらより体を密着させてきた。天堂は西村の握ってきた手をはらいのける

天堂

はぁ？七瀬の悪口
言ってんじゃねぇよ！

天堂

お前にどうこう言われた所
で七瀬を怒らせたのは俺だ。
俺が悪いのは自分が一番
分かってる。

天堂

お前に聞いたのが
間違いだった...

西村

えっ...

天堂

というか今後一切俺に触るな。
俺に触っていいのは七瀬だけだ

天堂

邪魔するだけなら消えろ

そう言うと急いで七瀬の元に走って行った

〜その時の七瀬〜

七瀬

グスっ、グスっ

七瀬は1人、いつも反省会をする場所で泣いていた。

高崎

七瀬先輩...？

七瀬

グスっ...

高崎

先輩！大丈夫ですか...?
探してたんです。

高崎

って、なんで泣いて....？
俺で良ければ話聞かせて下さい。

七瀬

ッスー....ごめん。
こんなところ
見せちゃって

高崎

全然気にしないで
下さい......！

高崎

話すだけでも楽になると
思うし良ければ話
聞かせて欲しいです。

七瀬は涙を頑張って止め高崎にさっきあったことを話し始めた。

七瀬

私、先生に酷いこと
いっちゃった...
どうしても止められなくて。
こんな事が言いたかった
わけじゃないのに！

高崎

先輩...きっと大丈夫です。
先生はそんな所も受け止めて
くれる筈ですよ。

七瀬

勝手に不安になって
勝手に嫉妬して、そんなの
言わないと分かる筈ないのに。

七瀬

何も話せてなかった。
それなのに分かって
くれないからって
怒って逃げるなんて.....
私、最低すぎる。

七瀬はまたポロポロと涙を零しながら、自分を責め続けた。

高崎

.....先輩！
先輩は僕の憧れの人です。

七瀬

......えっ？

高崎

憧れてる先輩が自分の悪口
なんか言わないでください。
俺の憧れなんですから！

七瀬

.....ありがと。
そんな風に言ってくれて

高崎

いや、本当に
憧れてるんですよ！

高崎

....ねぇ、先輩？
多分、先生はそんなに
怒ってないですよ！

七瀬

なんで...そう思うの？

高崎

男の感です...！
信じられないかもですけど
でも俺の感外れた事ないん
ですよ！

七瀬

ふふっ！感？

高崎

はい！

七瀬

....ありがとう！
信じるよ！高崎くんの感！

高崎

きっと大丈夫です..!
あの頃の先輩もいってました！
本気で向き合えば相手もちゃんと
答えてくれる筈って。

七瀬

.....うん！そうだよね😊
高崎くんが聞いてくれて
よかった！

高崎

......俺だったら..泣かせないのに

七瀬

えっ？今なんて言った？

高崎

いや、なんでもないです！
でも悩み事があったらなんでも
俺に話して下さい！
いつでも聞くので！

七瀬

ふふっ！じゃあその時は
またよろしくね！

高崎

はい！

七瀬

よしっ！じゃあ先生のとこ
行ってくる。
話聞いてくれてありがとう

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