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私、桜川小春は高校一年生になりました。
結局中学はほぼ行かなかったけど、その少ない登校数と、自分でなんとか勉強も頑張り、高校へ合格し、今は毎日学校へ通っています。
毎日忙しいし勉強も大変だけど、とても充実しています。
でも、今でも彼のことを忘れたことは一時もありません。
彼が残してくれたもの。
それは数えきれないほどあり、どれも形があるものばかりではなくて。
私は彼と出会わなかったら、本当に死んでいたのかもしれない。
それでも、彼と出会えたから、こうやって今も生きています。
彼が生きる理由と希望をくれました。
こはる
あの木の下へ行く。
今日もあの日のように満開の桜が舞っている。
まるで、とあくんが
とあ
って言ってくれてるようで。
こはる
こはる
今でも私は彼が大好きです。
私の叶わない初恋です。
とあくん、まだ当分先だけど、
私がそっちに行ったら、またたくさんお話ししようね。
そして桜も一緒に見よう。
それまでは、とあくんの分も私が生きるから。
とあくんがしたかったこと、いっぱいするから。
だから、もう少しだけ、待っててね。
こはる
こはる
とあ
こはる
とあ
こはる
いつまでも変わらない、
私の最愛の人。
とあ
とあ
とあ
こはる
こはる
こはる
今日もあの日と変わらぬ満開の桜の木の下で、君を想う。