sakura
sakura
sakura
sakura
お母さん
青
青
お母さん
青
お母さん
お母さん
青
お母さん
青
青なら絶対直ぐに打ち解けられるし、楽しいぞ
青
青
青
お母さん
お母さん
青
お母さん
青
青
お母さん
青
祝日の振替休日が明けて、火曜日
相変わらず僕は1人を貫いている
赤
桃
赤
桃
青
目立つふたりだから、周りのクラスメートもその様子を見てクスクス笑っていた
赤
桃
赤
桃
赤
クラスメイト
クラスメイト
青
青
青
青
青
そこの角を曲がれば昇降口…というところで、ふいに僕の名前が聞こえた
赤
よっぽど外周が嫌なのか2人はすごいのんびり歩いていた
桃
桃
青
青
赤
桃
桃
苦しそうに絞り出された桃くんの声を最後に、ふたりの声は遠のいていく
青
青
青
青
青
青
青
青
店員
青
ブー、ブー……(携帯)
青
青
保健の先生
青
保健の先生
青
ガサゴソ…
青
青
保健の先生
青
青
保健の先生
青
ピッ(切)
青
学校
青
保健室の扉を確認すると、不在の札がかけられていた
青
青
青
青
そして沈んだ気持ちのまま、職員室に行こうとして顔を上げた時…
桃
青
青
桃
青
桃
桃くんは並びのいい白い歯を見せて、楽しそうにケラケラと笑う
青
青
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
だって、やだと思うのに、桃くんが作り出す空間を心地いいと思う自分がいる
こんなの、おかしい……
職員室の扉を叩いて中をのぞき込むと、先生は険しい顔でパソコンと向き合っていた
桃
青
青
青
桃
青
保健の先生
青
保健の先生
青
青
保健の先生
青
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
青
桃
青
青
青
桃
青
青
桃
青
青
部室だと思ってください、おねがしいます、ほんと((
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
差し出された左手の小指にテーピングを合わせ、長さを測っていく
青
桃
青
青
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
桃
唐突に質問を投げかけられて、びっくりして顔をあげると、桃くんがイジワルに笑ってたからびっくりした
青
青
桃
青
予想の斜め上を行く理由に、つい笑ってしまった
骨折の理由にしては、あまりにマヌケすぎる
青
青
ひとしきり笑って、中断したことを謝ろうと桃くんに視線を向けると、桃くんは目じりを下げて柔らかく微笑んでいた
そして
桃
青
顔に熱が集中するのを感じながら、ふいっと顔をそらす
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
さっきまでの明るさが嘘みたいな弱々しい声で呼ばれた
桃くんの目は、僕の姿を切なく捉えていた
桃
青
青
青
秋になったら、僕はもうここにはいない……
青
そんなこと十分すぎるくらい分かってるのに…
桃くんの肩が小さく震えていて、その表情があまりに痛々しくて
青
僕は、絶対についちゃいけない嘘をついた
ほっとけなかった
なにかに怯えたような顔をする桃くんを
だけど…
青
嘘を、今のままにはしておけない
青
青
嘘に嘘を重ねて、ごめんなさい
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
青
青
青
桃
桃
重なったというなら、きっと律くんはとっても苦しかったんだろう
本当は桃くんの隣にいたかったはずで、でも、現実はそれを許してくれなくて
僕には関係の無いことだと思いつつも、2人の過去に想いを馳せて胸が痛んだ。
sakura
sakura
sakura
sakura
コメント
11件
初コメ失礼します! 天才ですか?。
ブクマ失礼します!
ブクマ失礼します(^_ ̫ _^)♡ 続きも楽しみにしてます👼🏻🤍