極夜
※初めて作るので、読みにくい&ミスがあるかもしれませんがご了承お願いします
※鬱展開です
※本人様とは関係ありません
※BLです、苦手な方は見ないようにしてください
※鬱展開です
※本人様とは関係ありません
※BLです、苦手な方は見ないようにしてください
戦乱の時代 二つの王国が争い合っていた
国王
暗殺者おんりーよ、彼の国の王子、おらふを暗殺してくるのだ
おんりー
ゴク(唐突な一国の王子を殺せという命令に、思わず固唾を飲む)
国王
もし失敗すれば、お前の命はもちろん、大切な人たちも失うことになるだろう
おんりー
御意。
おんりー
(彼の国の国王が崩御するのは時間の問題だからだろうか、跡継ぎを消してしまおうということなのだろう、いやただ命令に従えばいいか)
おんりーは彼の国へ赴き、王子を殺せる機会を暫く伺うことにした
おらふの執事
おらふ様、お食事の用意ができております。
おらふ
あぁ、いつもありがとう!
おんりー
(王子がただの使用人に対してこれでいいのか…?)
おらふの執事
いえ!おらふ様のお役に立てて嬉しい限りでございます!
おんりー
(どうやらかなり部下に慕われているようだ)
おんりー
(常に彼の周りには人がいるから、隙がないな…)
おんりー
ボソリ(どうしたものか…)
3日後 どうやら王子はかなりのお人好しで、誰からも好かれてるようだ
おらふ
今日は天気もいいから、少し散歩でもしてくるわ!
おらふの執事
私共もご一緒します!
おらふ
ニコ ありがとう
でもほんの少しだけだから来なくてええよ!
でもほんの少しだけだから来なくてええよ!
おんりー
(ヤバいこっちに来る!)
木の上に隠れたのは悪手だったようで、移動しようにもできない
おらふ
ん?
おらふ
木の上に誰かいる…?
おらふ
おーい、そこにいるのは誰ー?
おんりー
(まずい、駆け寄ってきた!)
おんりー
あ、え と
おんりー
鳥の雛を助けようと登ったら降りられなくなってしまって…(どういう言い訳だよ)
おらふ
そうやったんや!優しいな!
おらふ
受け止めてあげるから、おいで!
おんりー
え?
おんりー
で、でも…
おらふ
大丈夫や!信じてくれ!
ドサっという音とともに抱きかかえられる
おらふ
な!大丈夫やったやろ!ニカッ
おんりー
は、はい…
ありがとうございます
(しまった、今殺せば良かったのに、どうして殺さなかったんだろう)
ありがとうございます
(しまった、今殺せば良かったのに、どうして殺さなかったんだろう)
おらふ
君は、新しく入った庭師かな?
おんりー
は、はい、左様でございます…
おらふ
(か、可愛い)
おらふ
軽すぎるよ!ちゃんと食べれてなかった?
すまんな…隣国との関係が悪くて…
すまんな…隣国との関係が悪くて…
おんりー
いえ…そんなことは…(緊張かな?ドキドキする…)
おらふ
(緊張してるんかな?可愛い…もっと声聞いてみたいな)
おらふ
君さえ良ければ、僕の補佐官兼話し相手にならん?
おんりー
え…(願ってもいない、殺せるチャンスじゃないか)
ぜひなりたいです!
ぜひなりたいです!
補佐官といっても1人ではなく、殺せるタイミングがないまま10日が過ぎた
おらふ
そうなんや!おんりーは意外と〇〇なんやな!
おんりー
からかわないでくださいw(どうしよう、会話を楽しんでしまってる)
補佐官
wwまだ仕事あるんですよ?
おらふ
あwそうやったw
早く終わらせんと!
早く終わらせんと!
おらふ
あ、おんりー、今夜ちょっと部屋に来てもらっていい?
話があって…
話があって…
おんりー
?もちろんです、では今夜伺いますね(なんか改まった話し方されると、こっちまでドキドキするな…)
おんりー
早く仕事終わらせてくださいw
おらふ
はいはいw
補佐官
ww
おんりー
コンコン 失礼します
おらふ
お、来てくれてありがとう
おんりー
(なんだろう、月夜に照らされる姿がカッコよく見える)
おんりー
お話ってなんですか?
おらふ
あ、あのね…
おんりー
(早く殺してしまえばいいのに、話が気になってドキドキする…)
おんりー
は、はい…(なんだ、やけに長いな)
おらふ
おんりーのことずっと前から好きなんよ!
おんりー
!?
目の前が真っ暗になる 彼が何か言っているが、環境音のように内容が頭に入ってこない 刹那
おんりー
グサッ
おらふ
え…
おんりー
ごめんなさい、俺、隣国から来た暗殺者なんです
おらふ
あぅ…お、んりー…
おんりー
ごめんなさい…ごめんなさい!
彼の告白を聞き、ようやく気付いた おんりー自身も彼のことが好きになってしまったということに
おんりー
好きです…俺も…あなたが!
おんりー
好きです…
おらふ
ニコ そっ かぁ
おんりー
ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい!
おらふ
ドサ
おんりー
チュ チュクチュクチュ
まだ温度の残った唇に唇を重ねる
おんりー
うっ ぐすっ
おんりー
もしまた生まれ変わったら
おんりー
彼に逢わせて下さい
極夜
ありがとうございました
極夜
また続きを書こうと思うので、気になったらよろしくお願いします!