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鏡華の部屋

空野

っと…(とりあえずはソファでいいか…さすがに寝室にはいるのは気が引けるしな)

鏡華(きょうか)

んぅ……んぇ……?せんせぇ〜?

空野

やっと目が覚めたか笑

鏡華(きょうか)

んぅ〜…ねてた……?

空野

寝てたぞ笑私との訓練が終わったあとにな笑

鏡華(きょうか)

やーん…恥ずかしぃ笑

空野

まだ寝ぼけてるな笑顔洗ってこい、その間に私は帰る

鏡華(きょうか)

んぁーいお疲れ様〜

空野先生は私の部屋から出て行き私は顔を洗い少し落ち着いてから私はまた授業に戻るために教室に向かった

ガラガラガラ……

九重

!!起きたか鏡華!

鏡華(きょうか)

起きました〜迷惑掛けちゃって……

九重

いやいや、無理させて悪かったな

鏡華(きょうか)

いえいえ、それより授業しましょうよ

九重

まぁいいが…

鏡華(きょうか)

ん?どうしました?

九重

いや、今日は何にしようか……

鏡華(きょうか)

決まってないんすか?寝ていいっすか?

九重

さっきまで寝てたくせに何言ってんだ笑

鏡華(きょうか)

一応寝不足っすよ?

九重

あ、そうそう!

鏡華(きょうか)

なぁんすかぁ……

九重

今日の任務はお前と俺で結界の修復だ

鏡華(きょうか)

んぇ〜!どこのですかぁ……やだぁ…

九重

俺とお前は基本的にタッグだからな、滅多なことが無い限りは常日頃に一緒だ

鏡華(きょうか)

うわヤダ……

九重

お?ヤダってなんだヤダって

鏡華(きょうか)

だってヤダですもん、それより場所って分かります?私の情報源は先生なんすから

九重

場所は○○神社だ

鏡華(きょうか)

あぁ……あそこの…やだなぁ…

九重

あそこは俺もクールに拒否したいな…

鏡華(きょうか)

私も嫌ですね……

九重

まぁまぁ、クールな俺とお前のクールな関係がいい相性なんだよ

鏡華(きょうか)

なぁに言ってんだこの人…

九重

お前は他のやつからも勧誘受けてんだ、壱岐、空野、漣、鏡…それにあの、八雲からも……あと雨宮からも受けてたな

鏡華(きょうか)

それに加えて先生からも受けてますよ、私は苦手なものが多いんでどれに入るか迷ってますよ

九重

苦手とか言っておきながらそれを克服しようとしてるクールな天才はどこだよ

鏡華(きょうか)

私ぃ?

九重

事実だから何も言えん……

鏡華(きょうか)

え、マジ?半分冗談だったわ

九重

苦手だった体術まで習い始めて…ついには武器まで扱うようになり始めたじゃねぇか

鏡華(きょうか)

まぁ…自分の身ぐらい守れるようになりたいし

九重

流石と言うべきか……

鏡華(きょうか)

だって私苦手な物、作っておきたくないんですよ

鏡華(きょうか)

後々大変になるのが嫌なんで

九重

怪我、するんじゃないぞ

鏡華(きょうか)

??まぁ…怪我しない程度に頑張ってますけど

九重

お前は言っておかないと怪我するまで頑張るから…なぁ?

鏡華(きょうか)

そうかな……まぁいいか

九重

あ、ちなみに迎えが来るらしいぞ

鏡華(きょうか)

お迎え?

九重

あぁ、と言うか、その迎えが俺だ

鏡華(きょうか)

ならそう言ってよ……

なんて、授業という授業もせず話しているとチャイムが鳴り私は一足先に正門に、先生は車の鍵を取りに向かいに職員室に…

九重

鏡華〜

鏡華(きょうか)

はーい

先生に呼ばれ後ろを向くとそこには車に乗った 九重先生

九重

忘れ物ないか?

鏡華(きょうか)

はい!御札と武器!

九重

い、色々持ってきたな……

鏡華(きょうか)

はい!まぁこれでも一応色々扱える人なんで!(本当に色々)

九重

ま、中途半端に扱えるだけ……だけどな

鏡華(きょうか)

まぁ…笑

そんな事を話しながら九重先生の車の助手席に座る

九重

シートベルト閉めたか?

鏡華(きょうか)

はい!

因みに荷物は私の能力「サイズを扱える能力」である

その能力を使って大きめの武器はちっちゃくして専用の入れ物に入れている

九重

んじゃ、行くか

先生はアクセルを踏み校舎からどんどん離れていく

約30分経過

九重

そういえば鏡華、お前の能力の範囲ってどんな感じだ?

鏡華(きょうか)

えっと〜…弾幕とかでもちっちゃく出来たり大きくできたり出来ますよ?あとは……空間とかも

九重

ほぉ…じゃあ区切られた場所を大きく出来たりできるのか

鏡華(きょうか)

ですね

九重

クールじゃねぇかお前の能力

鏡華(きょうか)

因みに、術の効果を広くできたりも出来ますよ

九重

滅茶苦茶有能じゃねぇか!え、お前そこまで有能だったのか!?

鏡華(きょうか)

まぁ…やろうと思えば色々できますよ

九重

お前…もしかして能力を覚醒させたか?

鏡華(きょうか)

いえ、私の能力はどうやら覚醒が出来ないと書物に……

九重

覚醒が出来ない能力なんてあるんだな…そこはちょっとクールじゃないな

鏡華(きょうか)

まぁ、覚醒後みたいにめちゃくちゃ使えるんで文句は無いですね

九重

うーん……有能だな、クールに

鏡華(きょうか)

流石に生き物系とかには干渉出来ませんけどね……妖とかも無理ですし

九重

まぁ、能力を使わなくとも体術があるし…どうこうも言えないか

鏡華(きょうか)

それより事故りますよ?

九重

ゴールド免許舐めんな笑

鏡華(きょうか)

さっすがー有能九重先生

九重

それでも彼女はできないんだがな……このクールな俺が…

鏡華(きょうか)

哀愁に浸ってますと事故りますよ?ここら辺妖が無駄に多いんで

九重

そう言いながらシレっとクールに祓っていくのは誰だ

鏡華(きょうか)

内申点稼ぎとでも思っててください

九重

ま、そういうことにしておいてやろう

鏡華(きょうか)

そういえば……あの黒雪という可愛い男の子…あの子、種族変わってますね

九重

なんてったって幻想郷からのお客様だからな

鏡華(きょうか)

こちらでは余りみない半人半霊ですよ?

九重

こちらには白玉楼と言う霊が集まる場所がないからな、稀にそーゆーところで半人半霊が生まれるんだろ

九重

半人半霊は「死にきれなかった亡霊」だ
前世への未練とかそーゆーのが積み重なって人だけど人じゃない種族になるんだ

鏡華(きょうか)

クールじゃないって顔してますよ?笑

九重

よく分かるな笑

鏡華(きょうか)

何年あなたの元で弟子やってんだと思ってるんですか

九重

それもそうだな笑

鏡華(きょうか)

早めに彼女作っておいてくださいね?死んだ後に私の所に出てきて貰っても困るんで

九重

死してもなお師匠がそばにいるんだクールだろ?

鏡華(きょうか)

なんで死んだ師匠が弟子のそばに居るんだよ……それはそれで違ぇだろ

九重

素が出たな?笑

鏡華(きょうか)

サイテー

九重

どっちがサイテーだよ笑

そんな事を話していると突然前を走っていた車が急ブレーキを掛け九重先生も止むを得ずブレーキをかけた

九重

何だ何だ?クールじゃねぇな

鏡華(きょうか)

九重先生はここで力の温存を、私が行きます

九重

任せて平気か?

鏡華(きょうか)

平気デース

カチッ…シュルルルッ

鏡華(きょうか)

ゴムぐらい持ってきたら良かったな……

九重

今使ってるやつでいいならあるぞ?

鏡華(きょうか)

借りてもいいっすか?

九重

ドーゾ笑

九重先生は結んでいる髪を解きゴムを渡してくれた

鏡華(きょうか)

ほんと、その姿に離れません笑

九重

クールだろ

鏡華(きょうか)

格好いいですよ笑それじゃ、いってきます

九重

!!き、気をつけろよ

外に出ると前にいた運転手は既に逃げているのか車はもぬけの殻だった

鏡華(きょうか)

ならいっか……

道路に目をやるとそこにはキョンシーが数十体もいた

鏡華(きょうか)

キョンシー…か、死してもなお体を動かされるのは苦痛だろう、直ぐに祓ってやる

両手を合わせる

鏡華(きょうか)

【我水月の名、我が道を塞ぐ者に試練を与え、その者の魂を解放せよ】

手を離すと手と手の間に紫色の刀が1本……

鏡華(きょうか)

【特級呪具】五月雨

五月雨の持ち手をつかみ目にも止まらぬ早さでキョンシーに近づき全ての首を掻っ切る

鏡華(きょうか)

よっわ…C級かよ

刀を地面に突き刺し手を1回叩くと刀は消え去り私は九重先生が待っている車に戻った

鏡華(きょうか)

雑魚かった…

九重

いいじゃねぇかよ笑A級とか準A級じゃなくてよ笑

鏡華(きょうか)

流石に準A級まで行くと私でも辛いですよ……

九重

さすがのお前でもキツイとかあるのか…初めて知ったわ

鏡華(きょうか)

私化け物かなんかですか?

カチッ…

九重

そう思えるぐらいお前は強いって事だよ

シートベルトを閉めた後にそういう九重先生…まるで照れ隠しでもするかのようにアクセルを踏みまた車を走らせる

2時間後

鏡華(きょうか)

着いたァ……

九重

京都からわざわざここまで来て…

鏡華(きょうか)

もうすっかり夜っすよ……眠たいです…

九重

寝てたら部屋まで運んでやるから今はちょっと頑張ってくれ、クールにな

鏡華(きょうか)

うー_

返事をしようとした時…突然私の首が誰かに掴まれた

鏡華(きょうか)

!!

九重

鏡華!

鏡華(きょうか)

グングニル【巨大化】!

念の為持っておいてよかった……そう思った

私はいつもなにかの結界の修復の時は手元にグングニル(縮小)を握っている

鏡華(きょうか)

ザシュッ

私の首をつかんでいるやつの腕を削ぎ落としグングニルをちっちゃくさせ九重先生の傍によった

九重

なんだアイツ!

鏡華(きょうか)

空間移動系っすね、突然首握られたんで

九重

んじゃあ…居る場所はどこかねぇ……

鏡華(きょうか)

空間をこじ開けて引き摺ってきます♥

九重

サポートしてやるから早くしろよ

鏡華(きょうか)

あーい♥

腕が引っ込んだかと思ったら今度は九重先生の首を掴んだ

九重

ぅ"ッ…(読み取れねぇ…マジで突然現れた……じゃねぇか)

鏡華(きょうか)

先生下がって!

九重

!!あぁ!

九重先生が体ごと後ろに引っ張ると私はその腕を掴んだ

鏡華(きょうか)

テメェの力を肥大化させてやる!

【巨大化】と唱えると異空間が広がり「アッチ側」が見えた

鏡華(きょうか)

おや、女性だったか

九重

鏡華!そのままソイツ掴んどけよ!

鏡華(きょうか)

いやッ…こいつ……引っ張ってこようとするッ

九重

んじゃ…

先生は異空間に札を貼り「閉じれない」様にした

鏡華(きょうか)

離していい!?

九重

あぁ、離せ!

手を離すと女は異空間を閉じた

九重

んなっ!

鏡華(きょうか)

閉じた……?じゃあ女の力じゃないのか?

九重

ワンチャンコピーか?

鏡華(きょうか)

回数か…時間か……どっちだ?

九重

まだ分からん、時計あるか?

鏡華(きょうか)

懐中時計が…

九重

洒落たもん持ってんな、時間測ってろ

鏡華(きょうか)

りょうかーい(にしても…仕掛けてこないな)

九重

(静かだ…いつ来る……音も力も感じないからな…)

鏡華(きょうか)

…仕方ない……

九重

どうした?

鏡華(きょうか)

このままじゃ私達もあっちも動けません……最悪、アッチが動けてもこっちは動けません…

九重

あぁ……お前の得意分野か

鏡華(きょうか)

【我、鏡華、我が下僕よ、汝の主への問に応えその姿を現せ】来い!ヴァーベルン!

私の影から現れたりしは白狼と黒狼

九重

俺の首とお前の手を嗅がせれば探せるか?

鏡華(きょうか)

出来る出来る♪

白狼は私の手の匂いを……黒狼は嫌がりながらも九重先生の首に鼻を当て匂いを嗅ぎ始めた

黒狼)九重臭い……

鏡華(きょうか)

コラ!

九重

鏡華…躾を……ちゃんとしてくれ……

鏡華(きょうか)

す、すんません…

黒狼)鼻がぁぁぁ……悪意いっぱいのバカクセぇ臭いだ…吐きそ

鏡華(きょうか)

まぁ…頑張って【行ってこい】

2匹)ワフッ!

九重

探してくるまで待ってるかぁ…

鏡華(きょうか)

はぁ…高確率で離れてそうだけど……

九重

アイツら鼻無駄に良いだろ

鏡華(きょうか)

アイツらが連れてくるまで準備してましょうか

九重

何を使うつもりだ?それで判断する

鏡華(きょうか)

と、それよりも…この任務……多分っすけど、嘘っすね…結界の崩壊見えないし…私たちは釣られたって訳だね

九重

んま、だろーな

鏡華(きょうか)

にしても何故に神社…

そんな事を話していると体に違和感が走った

鏡華(きょうか)

!!アイツらが死んだ…

九重

アイツらが?単体でもA級だろ

鏡華(きょうか)

それ以上の奴がいるってことっすね……

そんな事を話していると

ドダダダダダダッッッ

と、何かが…しかも大きいやつがものすごい早いスピードでこちらに気づいてるのに気づいた

鏡華(きょうか)

構えてください

九重

祓殺開始だ

祓殺……つまり、妖だ

社の奥にある森林から化け物が現れ私たちの方に一直線に向かってきた

鏡華(きょうか)

あれはッ_

九重

姦姦蛇螺(かんかんだら)だな……

姦姦蛇螺とは昔とある村に巫女と村人たちが暮らしていた そんな村に大蛇が現れ村は飢饉に襲われた そんな時、村人が巫女に大蛇を倒してもらおうと依頼をしたが、巫女の一族でいちばん強い人が大蛇により死亡 しかし、他の巫女が諦めんとしていた時……村人達が裏切り大蛇の生贄として巫女を捧げた… 姦姦蛇螺はそんな巫女の怨霊だ

九重

鏡華下がれ!あいつはSだ!お前じゃ_

九重先生が私を逃がそうとした時…姦姦蛇螺の6本中の1本の腕が九重先生に向かって伸びた

鏡華(きょうか)

チッ…(妖をちっちゃくする事は出来んぞ!)

鏡華(きょうか)

【四重結界】

九重

!!

私達は互いに「結界札の交換」をしている 結界、攻撃…その方が守れるし私しか扱えない攻撃が本当は九重先生からも出てくる……なんて 面白いだろう

鏡華(きょうか)

ふぅ"~…

九重

鏡華!やめろ!死ぬつもりか!!

鏡華(きょうか)

四重結界は私が解かない限り…残り続ける……死んだら逃げてください

九重

やめ_

鏡華(きょうか)

先生は先生しか居ないんですから……私一人死んでも問題は有りません

鏡華(きょうか)

【ロストアヴェイ】巨大化

入れ物から小さな鎌を出し巨大化させる

鏡華(きょうか)

せんせー死なせちゃ私が怒られちゃうよ笑

そんなことを言いながら鎌を握る

姦姦蛇螺)……し、…こ、……し、て…

鏡華(きょうか)

殺して欲しいなら黙って土下座でもしてろよ!化け物!てめぇは人に裏切られたかもしんねぇなぁ……でも、てめぇは頑張ったんだ!大人しく死にやがれ!死に損ないが!

姦姦蛇螺は手を合わせると姦姦蛇螺の後ろに陣が現れた

鏡華(きょうか)

チッ…【水月の母よ、水龍の力を我が手元に宿せ】

ガーターベルトと太ももの間に挟まれていたナイフと札を取り出しナイフで指先を傷つけ札に血をぬりたくる

鏡華(きょうか)

リヴァイアサン

パチンッと指を鳴らすと札は消え無数の弾幕が姦姦蛇螺を囲うように現れた

姦姦蛇螺)ころ、してぇ"……こ、ろ…し、てぇ"……ころしてぇ"!!!!!!

鏡華(きょうか)

水龍の加護があらん事を…【凝縮】

姦姦蛇螺に集まるように弾幕が動き姦姦蛇螺の祓殺を確認

鏡華(きょうか)

……解除(今回は札があったから良かったけど…鎌を振ることも無くて良かった…)

九重

鏡華!!

その声を聞いたと同時に私は気を失った

九重

ッ!

ポスッ…九重先生に抱き止められ九重先生の温もりを感じた

九重

鏡華!鏡華!

鏡華(きょうか)

なんすかァ……笑ちと疲れただけっす笑

九重

無理するからだろ…寝てろ、運んでやるから

九重

ていうか面倒臭いから俺の部屋まで運んでく、クールな俺の部屋でな寝てろ

鏡華(きょうか)

どーぞぉ…笑

鏡華(きょうか)

(あぁ……だめだ…しかいが…まっくらに……なr_)

九重

鏡華……悪かったな、お前に任せて…直ぐに落ち着いたところで寝かせてやるからなチュッ(額)

東方月華録 ご本人様には既に承諾済み

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