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遅れてしまい申し訳ございません🙇♀️ 何度考えても不穏しか考えられなかった…💦甘々を望んでいたのなら本当に申し訳ないです…🙇🏻♀️
白く、静かに大地を覆い尽くす雪
その上に、ソ連が佇んでいた
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黒い軍服の音が笑う
卍
卍
ドイツは手袋を外し、雪を払う
その仕草は無駄に優雅で ソ連の神経を逆撫でする
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ふっと鼻で笑い返す
卍
卍
沈黙
冷たい風がフタリの間を通り抜ける
卍
卍
赤の瞳に反比例するように 黄の瞳が小さくなる
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卍
距離が近まる
雪を踏む音が妙に大きく聞こえた
卍
卍
さらりと言う
ソ連の眉がわずかに動く
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☭
卍
卍
ドイツはソ連のマフラーを指でつまむ
卍
マフラーにかかる指をソ連は乱暴に掴む
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ドイツは笑う
卍
☭
卍
挑発するように顔を寄せる
白い息が顔にかかりそうな距離だ
卍
卍
卍
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静かに見つめ合う
もちろん、好きだからではなく いつ攻撃されるか分からないからだ
互いに信用していない だが、互いを理解している
ドイツが囁く
卍
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卍
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ドイツの手がソ連の頬に触れかける
だが、即座に払い落とされる
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卍
ドイツは1歩下がる
そこにあるのは愛でも信頼でもない
けれど確かに、強烈に惹かれ合う
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去ろうとしていたドイツが立ち止まる
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ドイツは微笑む
卍
そう言って、白い世界の中に ドイツは消えていった
やがて訪れる決裂を 全て知っているかのように
ソ連は手袋をはめなおし、静かに呟いた
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