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タヌキ
タヌキ
タヌキ
タヌキ
タヌキ
タヌキ
タヌキ
そう言って、 僕の兄はどこかへ行ってしまった。
理由を聞いても、 教えてくれない。
でも、きっと明日にはさ、 戻って来てくれる!
そう言った兄の目線は、 どこか切なさを感じた。
あの日から、 何ヵ月がたったんだろう。
兄はまだ帰ってきてない。
唯一の話し相手だった親戚は、 どこか遠くへ出掛けてしまった。
そして、
気がつけば、 僕はひとりぼっちだった。
いつの日からか
海を見るのが、 僕の日課となった。
今日もこの崖から海を眺めている。
声がする方を向いてみると、 そこには見覚えのない顔があった。
ものすごい勢いで話して、 返す言葉を考えている暇なんてなかった。
さらに、その子は続けた。
するとひとつ、 考えたくもない光景が脳裏をよぎった。
そのとき、僕は泣いた。
そんな僕の意思を拒んで 涙は出続ける。
すると、さっきの子は 僕に近づいてきた。
僕は思わず、目を閉じた。
正直、怖かった。
でも、
ぎゅッ
なんか、抱きつかれてた。
あの子と、友達? ってのになってみたい。
そう思っていたときだ
言ってみよう。
また、会えるんだ
明日がいまから楽しみだ!
そう思いながら、 僕は家へ帰った。
そんなことを言ったって 僕ひとりしかいないから返ってくるのは 僕のこだまと静かな悲しみだけ。
そんなこんなで、 僕はこの日、泣き寝入りした。