桃 橙 集 ②

聖 な る 夜

なんでこんなに照れているかって？

今日はクリスマス

そして初夜を過ごそうとしている日。

怖いけれど 「大丈夫。大事にする」と言われ 素直に言葉を受け止めてしまった

今からベットに向かう。

お姫様抱っこなんてベタイけど 彼の胸の中が暖かく 落ち着いていたせいか

すぐにベットに降ろされてしまった。

ふにゅ、っとした感覚とともに ビリッと電気が走ったようにお腹の奥 が熱くなり疼く。

まだ慣れない感覚にビクッと体は 跳ね、喉の奥から甘い声が漏れる

その瞬間 彼の目の奥が一瞬ギラリと 光ったように見えた。

そして、、、

僕はそのまま彼の胸の中で

イってしまった。

自分の中に違和感を感じると すぐに目の前が真っ白になった

彼の優しい声が頭の奥の方へと響き

つい、お強請りをしてしまった。

何回イったのだろう。

口の中も彼の味でいっぱいに なっている。

彼の汗で湿った身体も 何もかもが愛おしく、

彼の全てを求めてしまっていた。

行為が終わると眠気が僕を襲う

時計を見ると約3時間も身体を合わせ て愛し合っていた。

クリスマス尽くし（？） END