妃 谷 柊
え…?
私の前にいる
お 母 様 .
あ…貴方!!!
妃 谷 柊
どう…して…
期待なんてダメなのに
『私の事を』 なんて考えたくなくて
.
柊…
.
オレの気持ち聞いてくれ
妃 谷 柊
私…もう行かなきゃ
お 母 様 .
そうよ
お 母 様 .
この子は私と
一緒に海外へ行くの
一緒に海外へ行くの
お 母 様 .
貴方達
. 側近
畏まりました
灰 谷 蘭
離せ…
妃 谷 柊
貴方に傷ついて欲しくない
妃 谷 柊
私の事はもういいよ
妃 谷 柊
他の人がいるんでしょ?
灰 谷 蘭
オレはオマエしか
好きじゃねぇ!!!
好きじゃねぇ!!!
. 側近
暴れるな
灰 谷 蘭
おい!!!
灰 谷 蘭
柊…
灰 谷 蘭
" オレオマエが好きだ "。
その瞬間周りが キラキラと輝いて 貴方しか見えなくて
妃 谷 柊
蘭…
妃 谷 柊
蘭さん!!!
貴方に今すぐ抱き着きたくて
貴方の体に包まれたくて
妃 谷 柊
今行くから!!
進もうとした
すると後ろから手首を引かれ
妃 谷 柊
いたっ…
お 母 様 .
柊…
お 母 様 .
貴方何をしよう
としてるの?
としてるの?
妃 谷 柊
お母様…
お 母 様 .
あなたは私みたいに
音楽家に
ならないといけないの
音楽家に
ならないといけないの
お 母 様 .
あんな汚らわしい奴に…
お 母 様 .
こんな汚らわしい奴らと
一緒に居ないの!!!
一緒に居ないの!!!
妃 谷 柊 .11
辞めて!!
あれだ
あの時とおなじ
.
離せ!!!
名前は…
妃 谷 柊 .11
蘭君!!!!
妃 谷 柊
蘭"…君…
灰 谷 蘭
は、?
お 母 様 .
貴方今
お 母 様 .
あの汚らわしい奴
の名前を呼んだ?
の名前を呼んだ?
妃 谷 柊
離してよ!!
お 母 様 .
ダメよ!!!
妃 谷 柊
離して…!!
嫌われることが怖かった私
だからみんなに愛嬌振りまいて
好かれるようにした私が
妃 谷 柊
あんたなんて大っ嫌い!!!
お 母 様 .
え?
妃 谷 柊
あの人のところ
へ行かしてよ!!
へ行かしてよ!!
灰 谷 蘭
オマエ…今…
. 側近
やばい
. 側近
早く連れてくぞ!!
. 側近
はい!!
灰 谷 蘭
辞めろ…!!!
妃 谷 柊
待って…!!
コケたっていい? 傷ついたっていい? 泣いたっていい?
だって貴方を
妃 谷 柊
貴方を
勢いよく貴方へ飛び乗る
妃 谷 柊
愛してます。____







