青
桃
青
桃
青
桃
青
僕の名前は葵希 青(あおき ころん)
訳あって吸血鬼さんと同居中です
僕は1週間出張だから お家帰れないんだ
ここが東京でしょ?
仙台だから……電車で2時間くらい?
あ!行かないと!
青
桃
僕は笑顔で家を後にした
まさか1週間後あんな事が 起きるなんて微動だにせずに
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
僕は家に入ると嫌な予感がした
桃くんは無事だろうか?
不安で胸がいっぱいになりながら 自宅のリビングに続く廊下を歩いた
僕はリビングの扉を開けた瞬間 自分の目を疑った
青
部屋は荒れ狂っていた
すぐに分かった、
家を荒らしたのは 桃くんでは無いと言うことを。
僕はたった今脱いだ コートをはおり直し
靴と1本の傘を持ち家を飛び出した
今、雨が降ってきた
まるで誰かの悲しさを 代弁するかのような とんでもない土砂降りだった
傘を持ったのはいいものの 僕は傘をささなかった。
一刻も早く彼を見つけなくては
灰色の雲に半分体を覆われた月が こちらを見つめていた
僕には月を眺めているような 悠長している時間は無かった
怪我をしているかどうか 全く様子が掴めないけど
大変な事が 起きていると言うのは分かる
僕は妙典地下道や
橋の下をめちゃくちゃ探した
でも居なかった
僕の脳裏に最悪の事態が 浮かび上がったがさっそうと消した
とにかく走り続けて1時間
僕は初めて会ったあの 路地裏を思い出した
青
青
桃
姿が2回りくらい大きくなってる
初めて会った時と同じ
よし、行ける。
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
桃
よし、行ける!
青
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
青
青
青
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
やっと見つかった
約1時間16分。
僕は愛しの吸血鬼さんを ようやく発見した。
青
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
僕達2人はその日雨上がりの空の下を2人手を繋いで帰った
桃くん、あの部屋をやった吸血鬼 僕の大嫌いな吸血鬼だよ
僕はついこの言葉を こぼしそうになった
コメント
6件
感動だァ(⸝⸝o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)←絵文字がくそ可愛い